年賀状は、日頃からお世話になる方に新年をお祝いと日頃の感謝の言葉を贈る挨拶状になります。SNSやメールなどで新年の挨拶を済ませる方が増えているようですが、年賀状を送る習慣は根強く続いています。
とはいうものの、年賀状を作る時ってどんな言葉をかけば良いか思い浮かばないことがありますよね。上司や恩人、両親や親戚、疎遠になった友人などなど・・様々な送り先や、結婚や転居・出産などのシチュエーションに応じて文例を変える必要がありますので、本当に大変です!そんな困った時に役にたつのが年賀状文例です。私自身、年賀状作成ソフトやインターネットの文例を参考にさせてもらうことがよくあります。
今回は、誰にでも使える一般用の年賀状の書き方や賀詞の選び方、挨拶文や一言メッセージなどの文例をまとめましたのでご紹介します。
年賀状の書き方やマナー
もらって嬉しい年賀状といえば、やっぱりお年玉付き年賀はがきですよね。当選すれば景品がもらえるので、毎年抽選日を楽しみにしてる方も多いと思います。私も過去に何度か(切手シートですが)当選したことがあります。でも、お年玉付き年賀はがきが足りなくなってしまった場合、通常の郵便はがきや私製はがきを使うこともできます。
通常の郵便はがきや私製はがきを年賀状にする場合
一般郵便と区別する為に切手の下に朱書きで「年賀」と書きましょう。この「年賀」が書かれていないと普通郵便として年内に投函されてしまうこともあります。私製はがきを使う場合は年賀切手を貼ると良いでしょう。お年玉付き年賀切手も発売されますよ。
年賀状の書き方とは
ご存知とは思いますが、念のためおさらいしましょう。
① 文頭に賀詞といわれる新年をお祝いする言葉を大きめに書く
例)「謹賀新年」「明けましておめでとうございます」「謹んで新年をお祝いします」 ② 添え書きや挨拶文を書くがまず 例)「皆様のご健康とご多幸を心からお祈り致します 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます ③ 新年の年号と日付を書く ④ 空いたスペースに一言メッセージを書く 例)「お変わりありませんか」「素敵な一年になりますように」「今度こそ一緒に〇〇に行きましょう」「飲みに行きましょう」 |
年賀状の賀詞(一般)
賀詞には「迎春」や「謹賀新年」など多くの種類がありますが、目上の方やお世話になった方には「迎春」などの2文字熟語は避けた方が良いそうです。なるべく、「謹賀新年」「恭賀新春」などの4文字熟語を使うか、「明けましておめでとうございます」などの文章の賀詞を使うのが良いとされています。
謹賀新年 謹賀新春 恭賀新年 恭賀新春 明けましておめでとうございます 新年おめでとうございます 新春のお慶びを申し上げます 謹んで新春のお慶びを申し上げます 謹んで新年のご祝辞を申し上げます 初春のお慶びを申し上げます Happy New Year(新年おめでとう) ※ 「A Happy New Year」は年が明ける前に使うので、年賀状では「A」をつけないようにしましょう。 |
年賀状の挨拶文(一般)
賀詞の後に続く挨拶文をご紹介します。友人から上司、お世話になった方など広く使える一般的な文例になります。
旧年中はいろいろとお世話になり ありがとうございました 本年もよろしくお願い申し上げます |
平素のご無沙汰をお詫び申し上げます 皆様にとりまして幸多き一年となりますよう心からお祈り致します |
皆様のご多幸を心からお祈り致します 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます |
すばらしい一年になりますよう心からお祈り申し上げます 今年もどうぞよろしくお願い致します |
旧年中はご厚情を賜りありがとうございました 今後も変わらぬご指導と末永いお付き合いをお願い申し上げます |
明るい一年となりますようお祈りいたします 今年もよろしくお願いいたします |
家族みな健在で新年を迎えております 皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます |
希望に輝く新年を迎えております 皆々様のご多幸をお祈り申し上げます |
年賀状の一言メッセージ
年賀状にいくらお祝いや感謝の言葉が書かれていたとしても、やはり印刷された文字だけでは何となく味気ないですよね。たとえ短くても、手書きのメッセージが添えられていると嬉しいものです。一言メッセージは相手のことを思い浮かべて書くだけなんですが、なかなか思いつかない時は参考にしてみてください。
食欲旺盛で身体が成長してきてます お変わりありませんか? 〇〇さんにとって素敵な一年になりますように 我が子は〇〇年生になりました、今年は受験です お会いできるのを楽しみにしています 今度こそ飲みに行きましょう 毎年、〇さんの家族写真を楽しみにしていますよ お身体を大切にしてくださいね 今年も元気いっぱい頑張りましょう 近くに来られたら是非お立ち寄りください 今年は◯◯の資格をとるべく頑張ります! カラオケ一緒に行きましょう 色々と教えていただき感謝しております 子どもたちは笑顔でいつも〇〇さんと遊んだ時の話をしますよ |
まとめ
今回は、誰にでも使える年賀状の書き方や賀詞の選び方、挨拶文や一言メッセージなどの文例を紹介しました。印刷だけで済ませてしまう方も多いかもしれませんが、やっぱり嬉しいのは手書きのメッセージです。
相手を思い浮かび、思いついた言葉を書くだけで良いのですが失礼にならないよう、相手が嬉しくなるような言葉を選ぶと良いでしょう。