秋も深まり、肌寒さを感じる季節になってきましたね。そろそろ年賀状の準備をしなきゃ・・と思う方も多いと思います。年賀状を書く際にまず準備しないといけないのが年賀はがきですが、意外と知られていないのが年賀切手です。
年賀切手は私製はがきに貼付して使う為、年賀はがきがあれば、ほとんど使うことが無いかもしれません。
しかし、年賀切手は色鮮やかな干支の絵柄がデザインされていて、はがきに貼るととても華やかな印象を与えることができます。
切手愛好家で無くても集めたくなる小さな芸術作品といっても過言ではありません。また、発行枚数が25億~30億枚の年賀はがきに比べると、3110万枚と非常に少ない為、売り切れになる可能性も少なくありません。
今回は、年賀はがきと比較すると意外と知られていない年賀切手について、種類や発売日、購入方法やイチオシの押印サービスについて調べてみました。
平成30年用の年賀切手の種類
郵便料金の改定により通常はがきの料金は2017年6月1日から62円になりましたが、年賀はがきについては2017年12月15日~1月7日の期間に限って52円で差し出すことができます。私製はがきに貼付する年賀切手も52円のものが発売されます。
種類は52円切手と82円切手の2種類あり、それぞれ「くじ無し」と「くじ付き」タイプが発売されます。
くじ付き年賀切手は「お年玉付き年賀はがき」と同じように6ケタの番号が切手に印字されています。ただ、寄付金つきになるため、売価は寄付金3円がプラスされた値段になります。
切手デザイナーの「貝淵 純子」さんによるデザインで、干支の戌にちなんだ郷土玩具を題材にした切手になっています。
種類 | 52円郵便切手 | 82円郵便切手 |
デザイン | ||
価格 | 52円 | 82円 |
発行枚数 | 1,600万枚(32万シート) | 180万枚(18万シート) |
シート構成 | 1シート50枚 (縦10枚×横5枚) |
1シート10枚 (縦2枚×横5枚) |
販売単位 | 1枚から ※オンラインショップではシート単位 |
1枚から ※オンラインショップではシート単位 |
種類 | 52円切手(寄付金付きお年玉付き) | 82円切手(寄付金付きお年玉付き) |
デザイン | ||
価格 | 55円 | 85円 |
発行枚数 | 1,220万枚(61万シート) | 110万枚(5万5千シート) |
シート構成 | 1シート20枚 (縦5枚×横4枚) |
1シート20枚 (縦5枚×横4枚) |
販売単位 | 1枚から ※オンラインショップではシート単位 |
1枚から ※オンラインショップではシート単位 |
平成30年用の年賀切手の発売日
発行日は2017年11月1日(水)で、販売期間は2017年11月1日(水)~2018年1月5日(金)となります。
発行枚数がはがきとくらべて少ない為、売切れになる可能性もあります。
購入する際はお早めに。
発売日当日限定の押印サービスはイチオシ
切手を貼ったはがきを出すと消印が押されますよね。実は消印だけではなく、押印サービスというものがあります。
ハガキや切手、消印収集が好きな方を対象にした日本郵便独自のサービスになります。
押されるスタンプの種類
押印機や手押しによる干支の大きな「絵入り」スタンプと、小さなハトの絵柄が入った「黒活」とよばれるスタンプがあり、それぞれ使用郵便局の名称と使用日付が入ります。
これらは全て平成30年用年賀切手発売日の2017年11月1日(水)限定の押印サービスであり、取り扱う郵便局も一部の郵便局と郵送に限られます。
人気のあるサービスである為、郵便局で押印サービスを受ける場合は朝から並ぶ覚悟が必要なようです。
2種類ある押印サービス
切手シートや台紙にスタンプを押す「記念押印」と、実際にだされるハガキや封筒に切手を貼りその上にスタンプを押す「引受消印」があります。
注意しなくてはならないのは、今回の平成30年用年賀郵便切手の52円年賀切手については62円以上となるように差額以上の切手を貼付しなければならないそうです。
平成30年用年賀切手の押印サービスについて、詳しい記載は日本郵便のホームページに記載されています。
年賀切手に限らず他の郵便切手においても同様に、発売日限定で押印サービスが実施されることがあります。
例えば、2017年5月10日に発行されたスヌーピー郵便切手は1枚ではなくシート単位での発売でしたが、
例えば、2017年7月26日に発行されたリラックマ郵便切手も1枚ではなくシート単位の販売でしたが
どれも収集家でなくても欲しくなる素敵な可愛らしいデザインですよね!
平成30年用の年賀切手の購入方法
年賀切手は、全国の郵便局で購入できる他、
日本郵便株式会社が運営する総合通販ショップ「郵便局のネットショップ」でも購入できます。
コンビニエンスストアでは年賀はがき(無地タイプやインクジェット紙用など)は取り扱っていますが、年賀切手は発行枚数が少ない為か取り扱っている店舗はほとんど無いようです。しかし、通常の62円切手や82円切手、2円切手などは殆どの店舗で取り扱っています。
コンビニエンスストア以外では、イオンやイトーヨーカドーなどのサービスカウンターでも通常の切手やはがきなどは購入することができます。
また、全国の郵便局の店頭で年賀はがきや年賀切手を購入する際は、現金のみでしか購入することができませんが、郵便局のネットショップではクレジットカードでの決済も可能です。ポイントを貯めたい方にとってはクレジットカードが使えるのは大きな利点ですよね。ただ、購入金額の合計が5000円未満の場合は全国一律720円の送料がかかります。
コンビニエンスストアではWAONやnanaco、Tポイント、楽天Edy、Pontaポイントなどの電子マネーやポイントで支払いができますが、切手やハガキなどはポイント対象外となりますのでご注意!
まとめ
今回は、年賀はがきと比較すると余り知られていない年賀切手について種類や発売日、購入方法、イチオシの押印サービスなどをまとめてみました。切手は小さいのですが素晴らしい芸術作品です。また、来年の平成30年は今上天皇が退位なさる為、平成最後の年です。年賀切手は使わないから買わない・・という方も記念に1枚購入してみていかがでしょうか。