肌寒く感じる季節になってきましたが、そろそろ準備をし始めないといけない・・と思う年賀状作りですね。年賀状を自宅で作る方が多いと思いますが、年賀はがきを購入し、プリンターのインクを補充(インク代が意外と高い!)したり、デザインを考えたり、文面を考えたり・・と意外と手間がかかりますよね。
何かと忙しい年末ですし、子どもたちも冬休みで常に自宅に居て集中して年賀状作りなんて出来ない・・そんな方に朗報です。
郵便局の年賀状印刷というサービスを利用すれば、通信面(裏面)だけでなく、宛名面も印刷してくれる上に、無料の投函代行サービスまであります!とても便利ですよ。
今回は、郵便局で年賀状印刷を注文すると利用できる宛名印刷サービスや、料金、申込方法、申込期間について調べてみましたのでご紹介します。
郵便局で年賀状を印刷する
郵便局では年賀状印刷(裏面・宛名面)サービスを行っていますが、調べてみると2通りあり、「郵便局の総合印刷サービス」と「はがきデザインキット」というソフトアプリを使った印刷サービスがあります。
「郵便局の総合印刷サービス」はデザインを選んで申し込むだけで年賀状、挨拶状や名刺、ポストカードなどのも作成・印刷を行ってくれるサービスです。郵便局に備え付けの年賀状印刷カタログを見て窓口で申し込むか、インターネットでも申し込むことができます。定番のデザインからキャラクター、個性派デザインまでデザインの種類が豊富にあり、エンボス箔や金箔などの加工を施した極上の年賀状や、写真入りの年賀状も作ることができます。
郵便局の年賀状印刷を申し込むと宛名印刷サービス(オプションサービス)を利用できたり、お客様の代わりにポストに投函してくれる投函代行サービスも利用することができます。
後者の「はがきデザインキット」は郵便局が提供する年賀状作成アプリです。年賀状を作成する為に必要な機能はほとんど揃っていて簡単な操作で年賀状を作ることができます。ウェブ版、インストール版、スマホ版と3種類あり、無料で提供されています。ご自宅にパソコンやプリンターがある方は作成と印刷が行えるインストール版を使い、自宅にパソコン・プリンターが無い方や忙しくて時間が無い方は、ネット印刷に対応しているウェブ版がオススメです。ウェブ版では、宛名印刷やポスト投函代行サービスも利用できます。
「郵便局の総合印刷サービス」と「はがきデザインキット」のどちらでも裏面・宛名面の印刷はできますが、デザインの種類が非常に豊富で、より手軽で簡単な「郵便局の総合印刷サービス」について紹介していきたいと思います。
郵便局の年賀状印刷の料金
年賀状の宛名印刷サービスを利用したい場合、宛名印刷のみの申込みはできません。同時に裏面(通信面)の年賀状印刷を申し込む必要があります。年賀状印刷の申込は1枚からも可能ですが、1番安価な「1色年賀状」で10枚まで1,950円(送料、消費税込み)です。枚数が多くなるほど1枚辺りの単価は安くなります。また、はがき代金が別途必要になります(※はがきの持ち込みは不可)。
種類はフォーマルタイプからカジュアル、キャラクターや写真入りなど豊富にありますが、特に気になったのは金箔などの箔が入り、細かい模様などが入った特選仕上げ年賀状は凄い!正直お高いのですが、贈られた方はきっと喜ばれると思います。
郵便局のホームページに記載されていた料金表の記事を抜粋してご紹介します。価格は通常価格です。
※ウェブで申し込む場合は2017年11月2日までは15%割引価格で表示され、12月8日までは10%割引価格で表示されます。早めに申し込んだ方がお得です!
基本印刷料金(消費税・送料込)
単位(円)
枚数 | 特選仕上げ | 金澤翔子 オリジナル |
ファインペーパー 貼り合わせ |
特選絵柄 |
---|---|---|---|---|
1~10 | 6,570 | 6,570 | 6,570 | 4,660 |
51~60 | 10,380 | 10,380 | 10,380 | 8,140 |
枚数 | 押し花 | 箔押し | 香り付 | 特選キャラクター |
---|---|---|---|---|
1~10 | 5,780 | 3,990 | 3,990 | 3,990 |
51~60 | 13,180 | 6,660 | 6,660 | 6,660 |
枚数 | 全国版 絵入り |
切手 デザイナー |
写真で贈る (印画紙) |
写真で贈る (普通紙) |
---|---|---|---|---|
1~10 | 2,450 | 3,990 | 3,400 | 2,750 |
51~60 | 3,750 | 6,660 | 5,930 | 4,790 |
枚数 | ご当地絵柄 (チラシ) |
くまモン | おすすめ | お買い得 | 1色 |
---|---|---|---|---|---|
1~10 | 3,390 | 3,390 | 2,690 | 1,980 | 1,950 |
51~60 | 5,490 | 5,490 | 4,010 | 3,590 | 3,440 |
枚数 | フジカラーポストカード (キャラクター) |
フジカラーポストカード (スタンダード) |
データ印刷年賀普通紙 | データ印刷年賀印画紙 |
---|---|---|---|---|
1~10 | 2,270 | 2,250 | 2,950 | 3,350 |
51~60 | 6,070 | 5,950 | 4,750 | 5,950 |
印刷の仕上がりタイプは周囲に白フチが入る「普通紙仕上がり(プリンターフォトタイプ)」と光沢と厚みがあり白フチが無い「印画紙仕上がり(ポストカードタイプ)」の2種類ありますが、デザインによっては両方選べるものもありますが、ほとんどのデザインはどちらか片方のみの選択になります。
宛名印刷サービスの料金
インターネットで申し込む場合の料金と、郵便局の窓口で申し込む場合の料金は異なります!
インターネットで申し込む場合
年賀状印刷を申し込む際に宛名印刷を申し込むことができます。
料金は、基本料金1,080円 + 宛名印刷枚数×30円です。
例えば、お買い得年賀状を宛名印刷込みで申し込んだ場合の料金は下記のようになります。(早期申込み割引が適用されない場合)
申込み枚数 |
10枚 | 50枚 |
お買い得年賀状印刷代 宛名印刷代(基本料金) 宛名印刷代(30円/枚) はがき代 |
1,980円
1,080円 300円 520円 |
3,300円
1,080円 1,500円 2,600円 |
合計(税込) | 3,880円 | 8,480円 |
年賀状印刷にかかるコストは、10枚の場合1枚辺り388円、50枚の場合は1枚辺り170円になり、申込み枚数が多ければ多いほど安くなります。
また、仕上がりで「印画紙仕上がり」を選ぶと宛名印刷が申し込めなくなる為、宛名印刷を申込みたい場合は「普通紙仕上がり」を選ぶようにしましょう。
宛名印刷ができない年賀状
・amana images年賀状絵柄1051~1060
・フジカラーポストカード
・クリエイター年賀状絵柄1307
・富士山写真年賀状
・写真で贈る年賀状絵柄351~397
・特選仕上げ年賀状絵柄507~509、591~595
・ラインストーン風ハローキティ年賀状
・ファインペーパー貼合せ年賀状
・押し花年賀状
・ウェブキャラ年賀状
・tokimeki年賀状絵柄691~693
・コレクション年賀状
・データ印刷(印画紙仕上げ)※郵便局のホームページから抜粋
尚、郵便局の総合印刷サービスの無料会員登録を行い、マイ住所録(3,000件登録可能)に住所を登録する作業が必要になります。既にパソコンなどに住所録をお持ちであれば、CSVファイル形式でインポートして利用することもできますし、逆に作成した住所録にエクスポートすることも可能です。
インターネットの申込み方法
例えば、写真入り年賀状で宛名印刷も申込みたい場合
1.郵便局の総合印刷サービスのホームページを開き、条件から「写真を入れるタイプ」を選び、お好きなデザインを選びます。
2.この場合、年賀状印刷333写真で贈る年賀状(プリンターフォトタイプ)を選び、「商品詳細を見る」をクリックするとページが開きます。
3.仕上がりタイプから「普通紙仕上がり」を選びます。
4.印刷するはがきの種類は「年賀はがき(無地)」を選びます。(※キャラクターの年賀状が選べるデザインもあります)
5.画面少し下の位置に料金見積もり欄がありますので、「宛名印刷する」にチェックを入れて、枚数を入れて(例では10と入力)、「料金見積もり」ボタンをクリックします。
郵便局の窓口で申し込む場合
郵便局で宛名印刷を申込む場合は、宛名印刷の基本料金は2,000円(税込)+宛名印刷枚数×70円~150円かかります。また、はがき代も別途かかります。申込み方法は、はがき持ち込み、専用申込書、DM申込書の3種類あります。
■はがき持ち込みの場合は、差出人住所がかかれたハガキを持っていくだけで担当者が1枚1枚住所や宛名を読み取って入力作業を行ってくれます。
■専用申込書に記入する方法は、手書きで差出人の住所や名前を記入して申し込む方法です。人数が多い場合は大変ですが、次回は郵便局にてデータが保管される為、追加や不要のチェックだけで済みます。 ■DM申込み書は、昨年申し込んだ方に送付される申込書になります。郵便局にて保管された差出人情報の変更や印刷不要のチェックを記入し申し込む方法になります。 |
例えば、お買い得年賀状を宛名印刷込みで10枚申し込んだ場合の料金は下記のようになります。(早期申込み割引が適用されない場合)
申込み方法 | はがき持込 | 専用申込書 | DM申込書 |
基本印刷代
宛名印刷代(基本料金) |
1,980円
2,000円 |
1,980円
2,000円 |
1,980円
2,000円 |
宛名印刷代 | 1,500円 | 1,000円 | 700円 |
はがき代 | 520円 | 520円 | 520円 |
合計(税込) | 6,000円 | 5,500円 | 5,200円 |
預かられたはがきは溶解処理にて処分されますが、返送希望の場合は別途追加料金500円(税込)がかかります。
年賀状印刷の申込み期間
全国の郵便局窓口(一部簡易郵便局を除く)で備え付けの年賀状印刷カタログを見て注文するか、インターネットで注文することができます。
■窓口でのお申込み期間は、2017年9月1日(金)~2017年12月21日(木)までですが、
宛名印刷サービスも同時に注文する場合は、2017年9月1日(金)~2017年11月30日(木)までとなりますのでお早目に!
■インターネットでのお申込み期間は、2017年12月27日(水)までですが、年明け後も対応していて2018年1月3日(水)17時までが最終受付となります。
年賀状の納期(宛名印刷ありの場合)
年賀状印刷を注文すると配送は「ゆうパック」で届けられます。送料は商品代に含まれています。配達日の指定はできませんが、時間帯の指定は可能です。
インターネット注文の場合
受付日から5営業日(11月までは土日・祝日を含まない平日で、12月は土日含む)以内での発送になります。宛名印刷を申し込まない場合は早まり、受付日から2営業日内での発送となります。投函代行サービスも無料で申し込めますので、宛名印刷を申し込む場合は一緒に申し込んだ方が良いでしょう。
郵便局の窓口で注文の場合
一部商品はお届け日が異なりますが、10月18日までのお申込みは11月7日頃までのお届け、10月19日~10月25日までは11月15日までのお届け、10月26日~10月27日までは11月20日までのお届け、10月28日~11月8日までは11月25日までのお届け、11月9日~11月17日までは11月30日までのお届け、11月18日以降のお申込みになると、お届けまで10日程度かかるようです。
まとめ
郵便局で申し込める宛名印刷サービスについてご紹介しました。申込みはインターネットと窓口と2通りありますが、納期も料金もインターネットでの申込みの方がお得です。時間がない方や、パソコンが手元に無い・・という方は便利な郵便局の総合印刷サービスを利用し、お手軽に年賀状を作成してもらいましょう!
なお、宛名印刷が申し込めない種類もありますのでご注意くださいね。