百人一首の自陣の配置の決め方｜覚えやすくて取りやすい並べ方は？

百人一首の競技かるたでは、札の配置の決め方・並べ方を決めるのに時間が掛かりますよね。

覚えやすくて、自分は取りやすいけど相手は取りにくい配置を考えないといけません。

でも、まずは、自分の札の配置を覚えないと取ることができませんので、自陣の配置を数分で覚えられるようにするためにも札の並べ方を決めておく必要があります。

配置については様々あるので一概にこれがおすすめというのが難しいですが、参考になる並べ方をいくつか紹介します。

百人一首の並べ方・配置の決め方

百人一首の札の並べ方・配置に決まった方法はありませんし、人それぞれのところがあるので一概には言えませんが下記のことに注意して決めていくといいと思います。

・決まり字が似ている札はくっつける（くっつけないほうが良いという意見もあります）。「あきか」と「あきの」、「あまの」と「あまつ」を並べて配置することでどちらにも素早く反応できるというメリットがありますが、相手も取りやすいということが言えます。

・大山札は囲い手がしやすい下段の中央や右端、中段の右端に置くと取りやすいです。

・一字決まりの「む」「す」「め」「ふ」「さ」「ほ」「せ」は、狙いやすいので下段や取りやすい位置に置く。

・「ちはやぶる」「ひさかたの」「きりぎりす」などの有名な歌は得意としている人が多く、狙われやすいので中段か下段に置く。

・相手に取られやすい上段左側の札は少なくする。

下の句の歌を単純にあいうえお順に並べる方法です。

並べやすくて覚えやすいけど、相手も覚えやすいし、位置が分かりやすいので取られやすいということはあります。

相手よりも早く取るためのスピードが必要です。

これは下の句だけではなく上の句の歌のあいうえお順で並べてもいいです。

歌番号順に並べる方法です。

歌番号を覚えておかないと並べられない方法ですが、並べるのに時間は掛かりません。

ただし、毎回札を置く位置が大きく変わるので覚えるのには時間が掛かります。

作者別にあいうえお順に並べる方法です歌番号順と同じように作者を覚えておかないと並べられない方法ですが、並べるのに時間は掛かりません。

ただし、毎回札を置く位置が大きく変わるので覚えるのには時間が掛かります。

決まり字によって配置する場所を決めます。

25枚の札の決まり字で並べる順番を決める方法です。

左上段「あはれ」「あはじ」「わがい」「わがそ」「みかき」「みかの」「たき」「たれ」	右上段「あらし」「あらざ」「なにし」「なつ」「たか」「たち」「こひ」「こぬ」「やまざ」「やまが」「かぜそ」「かぜを」「いに」「ちは」
左中段「あきの」「あきか」「わすれ」「わすら」「はなの」「はなさ」「やす」「やえ」「きり」「ひさ」「おと」「おぐ」「しら」「しの」「みち」「みよ」「ゆう」「ゆら」	右中段「あまつ」「あまの」「あし」「あけ」「なげき」「なげけ」「おおえ」「たご」「たま」「わたのはらや」「わたのはらこ」「いまこ」「いまは」「つく」「つき」「ちぎりき」「ちぎりを」「ひとも」「ひとは」
左下段「なにはえ」「なにはが」「こころあ」「こころに」「おく」「おも」「この」「これ」「みせ」「よを」「よも」「かさ」「かく」「うか」「うら」「あひ」「あさじ」「ほ」「せ」	右下段「ありま」「ありあ」「あさぼらけあ」「あさぼらけう」「ながか」「ながら」「おおけ」「おおこ」「はるす」「はるの」「よのなかよ」「よのなかは」「きみがためは」「きみがためを」「む」「す」「め」「ふ」「さ」「もも」「もろ」

それぞれの段に、自分なりの意味を持たせた下の句を配置しています。

それぞれによって違いはあると思います。

左上段には札を置かない人もいれば、自分の名前の一文字目と同じ札を置くなど個々で並べ方のルールがあると思います。

少しずつ変更していきながら、自分なりの配置にするといいです。

競技かるたの百人一首の札の配置を暗記するのに記憶術を活用するのも一つの方法です！

言葉をイメージで覚える、そして勉強にも役立つ・・・

百人一首の札の並べ方・配置はかるた会や愛好会などに入ると、初心者はこの並べ方・配置からはじめましょうというリストをもらうことがあります。

これは、統一されているものではなく、作成する人によって全く異なるものです。

いずれにしても、少しずつ配置を変えてみて、自分が覚えやすくて取りやすい、そして相手が取りにくいような並べ方になるように工夫していきましょう。