百人一首は、上の句と下の句を覚えることも必要ですが、場に残っている下の句や詠まれた上の句から、残っている上の句を確認して、上の句が詠まれたときに素早く取ることも重要なコツになりますし、覚え方があります。

百人一首の上の句は100枚と決まっていますが、すべての歌を覚えるのは大変です。

だから、上の句と下の句を語呂合わせで覚えて相手よりも早く取る方法で練習します。

これと同じように、上の句も1文字ごとに覚えると簡単に覚えることができ、競技かるた大会で相手よりも多くの札を取ることができるようになります。

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上の句の決まり字を覚えて相手に勝つ!

百人一首の歌は100句です。

そして、自陣と敵陣にある場内の札は50枚、空札50です。

詠まれる歌は100枚なので単純に半分の確率で場内にある札が詠まれることになります。

序盤はまだ選択肢が広いため、読まれた札を順番に取っていくことになります。

でも、札が少なくなってきたときに残りの歌に何が残っているのかを覚えておくことで相手よりも早く取ることができます。

カンではなく、しっかりと試合の進行を自分で把握することができるからこそ、勝つことができると思います。

そこで、上の句の決まり字の覚え方を簡単にしたものを表にまとめました。

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上の句の1文字目ごとに覚える表

1文字目 覚え方

(16枚)
2字目を「はらきまり、しけひさ」と覚えます。
「あはれ」「あはじ」
「あらし」「あらざ」
「あきの」「あきか」
「あまつ」「あまの」
「ありま」「ありあ」
「あし」
「あけ」
「あひ」
「あさじ」「あさぼらけあ」「あさぼらけう」

(8枚)
2字目を「にし、には、つげが」と覚えます。
「なにし」
「なにはえ」「なにはが」
「なつ」
「なげき」「なげけ」
「ながか」「ながら」

(7枚)
2字目を「おお、くもとぐ」と覚えます。
「おおえ」「おおけ」「おおこ」
「おく」
「おも」
「おと」
「おぐ」

(7枚)
2字目を「がすびた」と覚えます。
「わがい」「わがそ」
「わすれ」「わすら」
「わび」
「わたのはらや」「わたのはらこ」

(6枚)
2字目を「かちごまきれ」と覚えます。
「たか」
「たち」
「たご」
「たま」
「たき」
「たれ」

(6枚)
2字目を「この、ひれ、こぬ」と覚えます。
「こころあ」「こころに」
「この」
「こひ」
「これ」
「こぬ」

(5枚)
「みち」
「みせ」
「みよ」
「みかき」
「みかの」
4枚札
はやよか
「はなの」「はなさ」「はるす」「はるの」
「やす」「やえ」「やまざ」「やまが」
「よを」「よも」「よのなかよ」「よのなかは」
「かさ」「かく」「かぜそ」「かぜを」
3枚札
いちひき
「いに」「いまこ」「いまは」
「ちは」「ちぎりき」「ちぎりを」
「ひさ」「ひとも」「ひとは」
「きり」「きみがためは」「きみがためを」
2枚札
うつしもゆ
「うか」「うら」
「つく」「つき」
「しら」「しの」
「もも」「もろ」
「ゆう」「ゆら」
1枚札 「む」「す」「め」「ふ」「さ」「ほ」「せ」

表のPDFファイルをダウンロードは「こちら」から

百人一首を暗記するのに記憶術を活用するのも一つの方法です!

言葉をイメージで覚える、そして勉強にも役立つ・・・

百人一首・札の並びを覚える記憶力はどう身に付ける? 」をご覧下さいね。

上の句の1文字目を抜き出した表

表のPDFファイルをダウンロードは「こちら」から

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まとめ

上の句の1文字目からはじまる歌を上記の表のようにすると、どの札が多いのか、何を覚えないといけないのかが分かりますよね。

「あ」が一番多くて16枚ありますが、2文字目まで見ると多いので「さ」から始まるのが3枚で、他のは2枚または1枚です。

「あさぼらけあ」と「あさぼらけう」が詠まれたときは「あさ」から始まる歌は「あさじ」しか残っていませんので、「あさ」まで詠まれたら下の句を取ることができますよね。

暗記するのは大変ですが、覚えることでかるた大会で勝つことができるようになります。

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