百人一首の決まり字や歌を覚えて、競技かるた大会に出ると初心者は負けることが多く、めげてしまうこともあります。

これは、慣れという部分もありますが、詠まれた上の句に対応する下の句を探すのに手間取ったり、間違えてお手つきしてしまうことで、相手を有利にしてしまい勝敗が決まることが多いと思います。

お手つきは減らしたほうがいいですが、お手つきをして送り札を渡すときにも戦略をもって渡すようにします。

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お手つきとは?

お手つきとは何かを知っておく必要があります。

読み手が詠み上げた上の句に対応する下の句が場内の札に無いのに札に触れてしまうことを「お手つき」といいます。

・自陣にある札が詠まれたのに敵陣の札を触る
・敵陣にある札が詠まれたのに自陣の札を触る
・空札が詠まれたのに場内の札を触る

と、行為がお手つきになります。お手つきをすると自陣にある札を1枚、相手側に送らないといけません。

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送り札とは?

送り札とは、お手つきをしたときに相手側に1枚送る札のことをいいます。

相手側に自陣の札を渡すということは、相手が札を取りやすくなり、自分は取りにくくなるということです。

この送り札が勝敗を決めることもある重要なポイントになります。

・どの札を送るか?
・送った札がどこに置かれるか?

などを考えないといけません。

送り札の優先順位の決め方

1.自陣だけで決まる札を送る。例えば、2枚札が両方共自陣にあるときはどちらか1枚を送り札にし、3枚札の1枚が出ていて残りの2枚が自陣にあるときどちらか1枚を送り札にする。

2.友札を送る。友札はくっついていると取りやすくなるため、別れさせて取りにくくします。

3.自陣と敵陣の枚数が偏っている札を送る。自陣に複数枚ある札で敵陣に無いまたは少ない札を送ってバランスを取る。

4.二字以内の1枚札を送る。でも、一字決まりの「む・す・め・ふ・さ・ほ・せ」を送り札に選ばないことが多いです。

5.相手が不得意な札など戦略的に送ったほうが有利になる札を送る。

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まとめ

他にも、送り札の決め方はあると思いますが、1つの参考例までにして頂ければと思います。

練習も含めて、経験を積んでいくと、どの札を送り札としたら良いのか見えてくるものです。

基本的な優先順位を決めておき、試合の流れや相手によってや試合の流れによっても異なってくると思います。

基本的な順を決めて、柔軟に戦略・戦術を変更できるようにしておくといいと思います。

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