クリスマスが近づくとあちらこちらでイルミネーションがきれいですよね。最近では自宅の回りにイルミネーションを飾って楽しんでいる人も増えてきています。「我が家もやってみたいけど、電飾の飾り方や電気の配線が面倒だしよくわからない」と思われている方も多いのではないでしょうか。今回は初心者でも気軽に自宅をイルミネーションで飾る方法を調べてみました。またイルミネーションにかかる電気代や飾る時の注意点などもまとめてみました。
初心者の疑問を解決!自宅にイルミネーションを飾る方法
今年こそはイルミネーションを自宅に飾ってみましょう!規模にもよりますが、小規模なら意外と簡単に飾ることもできます。また最近ではソーラー熱電という方法もあるので、外に電源がないからと諦めないでぜひチャレンジしてみましょう!まずは電気代はどれくらいかかるのか?どのような種類のイルミネーションがあって、それぞれ場所にあった合わせやすいイルミネーションはどれ?などの疑問を解決しましょう。
1カ月の電気代は?
1カ月点灯(1日6時間・100球タイプ)
・電球タイプー約200円
・LEDタイプー約40円
イルミネーションをすると電気代が心配ですよね。LEDタイプは電球タイプの5分の1の電気代になるので、設置する球数が増えるほど電球タイプとLEDタイプではかなり違ってきます。また家庭用の電源には限界があります。電力量も確認してそれに合わせてイルミネーションを選ばなくてはいけません。これから購入をするのであれば、消費電力を抑えるためにもイルミネーションはLEDタイプがおすすめです。LEDタイプであれば、大量にイルミネーションしない限り、電力量の心配はあまりしなくても良いでしょう。
設置場所の確認
外壁にコンセントはある?
イルミネーションを外で行う際には、電源が必要になります。まずは、自宅の外壁にコンセントがあるか確認しましょう。一戸建ての場合は、ガス給湯器用の防水コンセントがあると思うのでそちらを探してみて下さい。
外壁にコンセントがない場合
もし、外にコンセントがない場合は、家の中から電源を引いてこなければなりません。最近では、窓の隙間を作ることなく、屋内から電源を引き入れることが出来る簡易屋外タップ(コンセント)もあります。
ソーラー充電タイプはオススメ!
電源の確保が難しい場合や、植木などにイルミネーションをする際、植木への負担も大きくなり配線も多くなるので見栄えもあまり良くありません。そこで最近注目されているのが『ソーラー充電タイプ』です。太陽の光で充電するので、電源の確保も不要になり電気代もかかりません!
電飾の種類と設置方法
イルミネーションの取付け方
まずは、家の外観や広さに合わせて、オーナメントなどどのような飾り付けをするのかをイメージしましょう。それに合わせた商品を探してみましょう。イルミネーションのタイプは色々ありますが、ひとつひとつはそこまで高くないので、上手に組み合わせて選びたいですね。
【ストレートタイプ】
植木・フェンスにおすすめ!
定番のストレートライトは針葉樹やもみの木など葉が多い植木にオススメです!
植木にライトを設置する時のポイント
・木の枝に這わせるようにライトを飾り付けると木のシルエットが浮かび上げってキレイ
・木の根元から、中心を下から上に向かって巻いていく。
・ライトを固定するときは、ビニールタイ(針金をビニールでカバーした物)が便利
・ツリーの見えない場所にフックを掛けてコントローラーや電源プラグをかけておくと雨天時に水没しない
【チューブライト・ロープライト】
ビニールロープの中にLEDライトが埋め込まれています。針金などにロープライトを沿わせて絵や文字などを造形するのによく使われることが多いライトです!
【ネットライト】
広げて!かぶせるだけで!設置完了。使えるネットライト!
網のような形状のネットにLEDライトが付いています。家の塀に掛けてみたり、庭に広げてみたり、植木にかぶせてみたりと、あらゆるものに使えます。点灯パターンも切り換えられるものが多いのでオススメです。
植木にかぶせて使う時は・・
・木の上にかけて使う場合は、木のサイズを考えて、少し小さめのサイズを購入すると良いですね。
【ナイヤガラ】
ベランダや手すりに固定するだけできれい!
窓やベランダ、屋根から伸びるひさし部分、軒下、外周のフェンスと設置に向いている場所は色々あります!滝の水が流れるようにライトが流れるナイヤガラは存在感バッチリ!飾るだけでゴージャスになります。
ベランダなどに固定する場合
・ベランダの手すりなどに安全に取り付けるには結束バンドがおすすめ
【モチーフライト】
夜はもちろん、昼間お庭に置いているだけでも楽しめるモチーフライト。従来のイルミネーションは配線が見えたり、色のないチューブで型どったものが主流だったので昼間の庭はあまりキレイな表現ができませんでした。しかし最近では、LED球を内部に入れて配線を目立たなくしたモチーフライトが増えているので、昼間もオブジェのように楽しめます。
配線方法
大量のイルミネーションを飾る場合、コンセントの確保などが難しくなります。大掛かりな家全体を飾るイルミネーションの場合は電気業者に依頼している方が多いようです。しかし、小規模なイルミネーションの場合は自分でも取付けられます。その場合注意しなければならない項目があるのでしっかり確認して下さい!
イルミネーションを飾る場合漏電を起こさない事がとても重要!
たくさんの電飾を使用すると、コンセントの差込口が不足します。屋外では雨などで濡れて漏電を起こす可能性があります。専用の屋外用分岐コンセントを使用するようにして下さい。また防水型のコンセントを使用していても水が侵入することがあります。接続部分には「融着テープ」を巻いてしっかり防水処理して下さい。
・防雨型のイルミネーションを選ぶ
屋外にイルミネーションを飾る場合、屋内用のイルミネーションは使えません。
・屋外用コンセントを使う
・コードの接続部分にも防水処理を!
安全面や防犯的な意味からも屋外用コンセントを使用するようにしましょう。
・雨天時の水没は危険!防水処理はしっかりする
雪や雨でたまった水への水没は大変危険です。コードの配置はしっかり確認して水がたまりそうな場所は避けるようにします(ツリーの見えない場所にフックを掛けてコントローラーや電源プラグをかけておくと水没しません)
・屋外用なので消耗や破損は早いもの
屋外用のアイテムではありますが、基本的に消耗品なので定期的に破損などのチェックをするようにしましょう。
便利なおすすめアイテム
*融着テープ:コンセントのつなぎ目などに巻いて、水の侵入を防いでくれます。
*点滅コントローラー:イルミネーションの点滅方法が変えられます。
*24時間タイマー:設定時刻に自動で点灯したり、消灯するので消し忘れがなくて安心です。屋外用コンセントをタイマー機能が付いたものに交換するのもオススメです。
イルミネーションの注意点とマナー
・作業の安全と漏電に気を付ける
イルミネーションは高い場所に設置することもあります。転倒などに気を付けて下さい。
また漏電は危険です!接続部分の防水処理はしっかりしましょう。電飾や延長コードなどは防水型のものを選定することをおすすめします。
・ご近所さんに迷惑を掛けない
イルミネーションによるご近所トラブルは多発しています。見物客が来るような大掛かりなイルミネーションにする場合、ご近所さんにも自前に相談して点灯時間など決めておくようにするとトラブル防止につながります。イルミネーションは毎日時間を決めて点灯することが経済的にもおすすめです。遅くても10時~11時には消すようにしましょう。
あとがき
クリスマスのイルミネーションはやっぱり格別ですよね。初めは小規模でやってみて、少しずつ扱いに慣れていくと良いかもしれませんね。初心者には玄関や窓など、飾る範囲が少ない場所から始めると気軽に楽しめるのでオススメです。玄関にモチーフライトのサンタさんや、トナカイなどの置物を置いておくと家族も帰宅が楽しくなりそうです。手軽に楽しめるイルミネーションに今年は挑戦してみようと思います。