剃っても剃ってもすぐに生えてくるムダ毛…
一回のお手入れで永久的に脱毛出来ればいいのになぁ!と思っている方も多いのではないでしょうか。
自分で処理し続けるのは面倒だし、肌への負担も大きいですよね。
クリニックや脱毛サロンに行くとしたら、どの位の期間や回数通う必要があるのか色々調べていたら、脱毛には毛周期が大きく影響していることが分かりました。
効果的に脱毛するためには、毛周期を理解しておくことが大切です。
今回、毛周期と脱毛の関係性や脱毛の間隔や期間についてお伝えします。
脱毛を考えている方は、是非参考にしてみて下さいね。
毛周期とは?
毛には毛周期というのがあり、効果的に脱毛するためには、毛周期に合わせて施術する必要があります。
毛は、成長期(初期)→成長期→退行期→休止期という流れで生え変わります。
無数ある毛穴の中の一部の毛穴から毛が生え始め、成長して伸びます。
そして、毛が抜け落ち、無くなります。
すると、また別の毛穴から新たな毛が生えて、成長し、抜け落ちます。
このように体の毛は常に生え変わっているのです。
これを毛周期と言います。
成長期初期・・・新たな毛が生えてきている時期で、皮膚の外からは見えません。
成長期・・・毛根からしっかり毛が生えている状態で、皮膚の外まで伸びています。
退行期・・・成長が止まり、毛が抜け落ちる状態。
休止期・・・毛が抜けた状態で、発毛停止中。皮膚の外からは見えません。
脱毛は、成長期に合わせて行うのが効果的です。
毛周期は、部位によって異なります。
また、年齢や個人差もあります。
あくまで目安ですが、眉毛やまつげが抜けて生え変わるまでには約2ヶ月。
手足の毛は約3~5ヶ月。
髪の毛の毛周期は長いので、伸び続けます。
生え変わりは数年を要します。
また、男性のヒゲは毛周期が短いので、剃っても剃ってもすぐに生えてきます。
部位や人によって毛周期が異なるので、脱毛の効果も個人差があるようです。
毛周期に合わせて脱毛するのはなぜ?
医療機関のレーザー脱毛は、メラニン色素(黒い部分)にだけ反応する波長のレーザーを使用し、毛根(毛乳頭)を熱で破壊します。
なので、毛根(毛乳頭)からしっかり生えている成長期の毛に照射しないと、毛根まで熱が伝わらず、効果を得られなくなります。
ムダ毛はたくさん生えているように見えますが、実際のところ、成長期の毛は体の毛穴の20%程です。
残りは成長期初期か退行期、休止期の毛です。
ムダ毛を剃っても剃ってもすぐに生えてくるのはこのためです。
医療機関のレーザー脱毛は、最低5回程のレーザー脱毛が必要だと言われています。
レーザー脱毛すると、2~3週間で毛が抜け落ちます。
その後2ヶ月程で次の毛が生えてくるので、成長期のタイミングで照射することが大切です。
脱毛サロンの光の照射は、毛根を弱らせることは出来ますが、毛乳頭には届かないため、抑毛効果を得るためには通い続ける必要があります。
短い期間に繰り返し施術すれば早く脱毛が完了するのでは?と思ってる方も多いと思いますが、ムダ毛が毛根からしっかり生えそろっている状態で脱毛しないと、効果は期待できません。
それどころか、逆に毛根が活性化され、毛が硬くなる危険性もあります。
効果が上がらないまま肌への負担が増えるばかりでは元も子もありません。
このように脱毛は、成長期の毛しか効果が得られないので、毛周期に合わせて照射することが大切です。
脱毛の頻度や間隔・期間はどの位?
脱毛は、成長期の毛に行うのが効果的ですが、間隔を空け過ぎてしまうと成長した毛が抜け落ちる場合もあります。
そうなると、新たな毛が生えて伸びてくるまでに、数ヶ月もしくは一年以上脱毛出来なくなることも…
早く終わらせたいために2週間~1ヶ月おきに照射しても、回数だけをムダに消化してしまうことになり兼ねません。
人によっても部位によっても毛周期は異なります。
また、サロンやクリニックによっても回数や間隔が異なります。
「2週間おきに来て下さい。」とか「2ヶ月毎に来て下さい。」と言われますが、そもそも毛穴に毛が生えていない段階で照射するのは意味がありません。
可能なら、回数や期間無制限のプランを選ぶようにしましょう。
また、予約やキャンセルが自由に出来たり、永久保証などのサービスがあったりするといいですね。
脱毛には個人差がありますので、これだけの間隔を空けて何回行けば大丈夫!なんてことはなかなか言えませんが…
ムダ毛が生え揃う時に行くのが脱毛のベストなタイミングと言えます。
人気のサロンやクリニックは早目に予約を入れないと予約が取れないなんてこともありますが、予約当日に毛が生えていないと意味がありません。
何日までなら無料でキャンセル出来るのかなど、各サロンやクリニックの規定を事前に確認しておきましょう。
効果的に脱毛する目安
・レーザー脱毛なら毛が生え揃うタイミングで
・サロンの光脱毛なら1~3ヶ月毎に
・家庭用脱毛器なら10日以上の間隔を空けて
脱毛を効果的に行うために
毛抜きの使用は避ける
毛抜きで毛を抜いても、毛乳頭や毛母細胞は取れないので、ムダ毛は再生します。
毛抜きで抜くことで、毛根が無くなってしまい、毛周期にバラツキが出てしまいます。
ムダ毛がしっかり生えそろっている状態で脱毛しないと、効果は期待できません。
ムダ毛が十分に生え揃うためにも毛抜きの使用は避けましょう。
日焼けは避ける
医療レーザー脱毛も、光脱毛も黒いメラニン色素に反応して脱毛します。
日焼けが落ち着くまでは脱毛することが出来ないので注意が必要です。
まとめ
毛周期や脱毛に通う間隔や回数は個人差が有り、あくまで目安です。
ムダ毛が生え揃うタイミングで脱毛するのがポイントです。
脱毛サロンは医療機関のレーザー脱毛に比べると威力が弱いので定期的に通う必要があります。
安いからいいか!と安易に契約するのは危険です。
結果的に効果が得られないまま高額になることもあるので注意が必要です。
毛周期に合わせて予約、キャンセル、変更がしやすいサロンやクリニックを選ぶことが大切です。
家庭用脱毛器は10日以上の間隔を空けて肌に負担のないように使用しましょう。