転職のため今の職場を退職することになったら、少しでも周りに迷惑を掛けないように退職したいものですよね。
円満に退職するためには、退職を伝えるタイミングや伝え方が大切です。
しかし、一体いつどのタイミングで上司に相談するのがベストなのか分からない方も多いと思います。
そこで今回、転職が理由で退職する際には、どのようなことに気を付ければ良いのか、退職理由の伝え方をまとめました。
少しでも参考になれば幸いです。
転職の際に気を付けておきたいこと
転職先が確定するまでは誰にも言わない
まず、今の職場で働きながら転職活動をする場合、上司や同僚には転職活動していることを知られないようにしましょう。
変な噂がたっても困りますし、転職先が決まらず今の会社で働き続けることになったときに気まずい雰囲気になります。
転職先に内定をもらうまでは、誰にも言わずに、自分の中でとどめておきましょう。
転職先が確定次第できるだけ早く報告する
転職先から内定をもらい、退職を決意したら、出来るだけ早く職場に転職と退職の旨を伝えましょう。
会社によっても異なりますが、一般的に内定をもらってから入社するまでの期間は2~3ヶ月位です。
契約更新をするかどうかの面談があれば、そのタイミングで話をしてもいいでしょう。
私が以前働いていた会社では11月に来年度の更新のための面談がありました。
内定先としては出来るだけ早く入社して欲しい。
今働いている会社としては新たな人材確保や引き継ぎもあるので、出来るだけ会社に残ってもらいたいはず。
なので、内定をもらったからと言って急に「辞めます。」と言い出すのはマナー違反です。
転職が決まったら出来るだけ早めに退職の意思を伝え、後任や引き継ぎなど、辞める会社に少しでも負担を掛けないようにしましょう。
今、関わっているプロジェクトが終了した後や会社の繁忙期を避けて退職を切り出すといった配慮も大切ですね。
退職を一番に相談すべき人は?
転職が決まって一番に伝えるべき人は、直属の上司です。
直属の上司というのは、普段から相談や連絡、報告を行っている人、つまり、あなたを管理している人のことを指します。
部下の退職の旨をいち早く把握して、業務や人数の調整、管理するのが上司です。
お世話になった上司に少しでも負担を掛けないためにも、転職先が決まったら、まず一番に直属の上司に転職と退職の旨を報告しましょう。
小さな会社で上司は社長しかいない場合は社長に直接伝えましょう。
噂が先走ることがないように、どんなに親しい同僚でも上司に相談する前は退職や転職の話は言わないでおきましょう。
同僚に打ち明ける時期については上司と相談しましょう。
好印象な退職の伝え方は?
退職を決意したら、いきなり「転職先が決まったので退職します。」と言うのではなく、人気のないタイミングを見計らって
「お話したいことがあるので、お時間頂けますでしょうか。」
「ご相談したいことがあるのですが、ご都合良い日はありますか。」
などと切り出しましょう。
繁忙期を避けた時期や時間帯に切り出しましょう。
大切な話なので、なるべく個室で上司と二人だけで話せる機会を作ってもらいましょう。
様々な事情があるかと思いますが、転職する理由は前向きなものだと、印象も良いですよ。
例えば、
「ここでの経験を生かしてステップアップしたいと考え、退職を決意するに至りました。」
「自分の人生を見直し、新たなことにチャレンジしたいと思い、退職を決意するに至りました。」
「どうしてもやりたいことがあり、それを実現させるために退職を決意致しました。」
など、ポジティブな理由の転職なら会社側も引き止めにくくなってきます。
もちろん、それでも上司に引き止められるケースは多いですが、固い意思表示があれば、最終的には「辞めて欲しくないけど、前向きな決断なら応援する。」という思いになるはずです。
今の職場に不満があったとしても、円満に退職するためには、不満は絶対に口にしないようにしましょう。
円満に退職するためのポイント
円満に退職するためには、後任や引き継ぎなど職場に負担を掛けないように協力することが大切です。
そのためにも、いつどのタイミングで退職を切り出すべきなのか、会社のスケジュールなどもよく考えておく必要があります。
会社の就業規則についても事前に確認しておきましょう。
退職の申し出は3ヶ月前までにと記載されていれば、会社の規定を必ず守るようにしましょう。
退職日については、後任や引き継ぎを考慮して上司と相談しましょう。
しかるべきタイミングが来たら、お世話になった方々には出来るだけ自分の口から退職の旨を伝えるといいですね。
退職日までにこれまでお世話になった方々へ挨拶を済ませ感謝の思いを伝えておきましょう。
同じ部署や関わりのあるメンバーには一斉メールを送るといいでしょう。
後任者が決まっている場合は、一緒に取引先を訪問しておくと、引き継ぎもスムーズにいきますよ。
まとめ
円満に退職するためにも、気持ちよく見送ってもらうためにも、退職の申し出のタイミングや伝え方はとても大切です。
会社の規定を確認し、引き継ぎや後任を考慮して転職が決まったら出来るだけ早めに伝えるようにしましょう。
退職願いを切り出す際にはしっかりと心の準備をした上で強い決意を持って伝えましょう。
また、引き継ぎなど職場の方に少しでも負担を掛けないように最大限の協力をする必要があります。
円満に退職するためにも、お世話になった方への感謝の思いを忘れずに退職する日まで責任を持って最後までキッチリと仕事をこなすことが大切です。