職場を退職することになったとき、誰もが円満に退職したいと思っているはず。
その鍵を握っているのが退職理由の伝え方です。
退職理由は様々だと思いますが、伝え方はとても大切です。
職場に何らかの不満があって退職する際も、そのままストレートに不満を口にしては角が立ってしまいます。
かと言ってヘタに嘘を付くのも、後々ややこしくなる可能性があります。
そこで今回、退職理由はどのように伝えるのがベストなのか、嘘は付かない方がいいのか、まとめました。
少しでも参考になれば幸いです。
退職理由はストレートに伝えるべき?
まず、給料面や人間関係、残業が多いなどの理由で退職する際は、正直に自分の思いを伝える必要はありません。
ストレートに伝えることで、相手に不快な思いをさせてしまうことがあります。
例えば、「給料が安い」という理由を伝えると、会社側からしたら「不景気の中、給料もらえるだけでも有り難いと思ってもらわないと。」と思う上司も多いです。
「人間関係の悩み」という理由を伝えると「部署を変えてやるから辞めないでくれ。」と引き止められる可能性もあります。
「残業が多い」という理由を伝えると「みんな頑張ってるんだ。どんな仕事も大変なのに根性が無いやつだな。」と捉えられる可能性があります。
会社への不満が理由で退職する場合は、何もかも正直に話す必要はありません。
では、会社への不満が理由で退職する場合、どのように伝えたら良いのでしょうか。
円満退職するためには必要な嘘もある
会社や職場に不満があって退職する際は、職場の人も自分自身も嫌な思いをしないためにも、当たり障りのない退職理由にしましょう。
具体的なことは言わずに、「自分の人生をゆっくりと見直したい」「何か違うことに挑戦したい」「他にやりたい仕事がある」などの理由で良いでしょう。
例えそれが嘘であっても、円満に退職するためには、それが一番です。
退職理由に嘘を付いても法律的に罰せられることはありません。
ただし、会社の就業規則は守る必要があります。
退職は1ヶ月前までに申告と記載されている場合は、期日を守るようにしましょう。
職場に簡単にバレる嘘は付かない
会社や上司は退職理由やあなたのその後の人生なんて、正直どうでもいいんです。
だからと言って職場に簡単にバレるかもしれない嘘は付かないようにしましょう。
例えば、同じ業界で再就職した際など、再会することもあるでしょうし、会社同士の繋がりもあります。
転職が理由で退職する際には、「ここでの経験を生かしてステップアップしたい」など、素直に本当の理由を伝えておきましょう。
避けた方がいい嘘の退職理由はコレ!
「田舎へ帰る」や「海外留学」などの嘘の理由は避けたほうがいいでしょう。
職場の人とはいつどこで再会するか分かりませんし、日本で仕事をしているのを見られ気まずくなることも…
「親の介護」を理由にすると「診断書を持ってきて」と言われることもあります。
親の介護と言いながら転職していたことがバレルと気まずいですよね。
「体調不良のため」を理由にすると、詳しい病名を聞かれたり、診断書を要求されたりすることがあります。
「実家に戻り親戚の仕事を手伝う」という理由にすると、職場や仕事の内容について細かく聞かれることがあります。
ポロッと言った一言に対して根掘り葉掘り聞かれると、まさかの自体にあたふたして嘘に嘘を重ね、結果的に自分で自分の首を締めることになっては元も子もありません。
嘘を付く限り、バレた時は気まずい雰囲気になるのは仕方ありません。
なので、出来るだけそういうことにならないように自分の言動に注意する必要があります。
退職を決意して上司に切り出す際には、その場の勢いや流れで言ってしまうことがないように、しっかりと心の準備をしておきましょう。
まとめ
嘘も方便ということわざがあるように、会社への不満があって退職する際は、円満に退職するためにも嘘が必要なこともあります。
何より「会社を辞めたい!」という自分の気持ちに嘘を付かなければ、それがベストだと思います。
一度きりの自分の人生を決めるのは自分自身にしか他なりません。
会社への不満が理由で退職するとき以外は出来るだけ正直に退職理由を伝えましょう。
転職する際は言いづらい雰囲気もあると思いますが、あなたの思いや決意が伝われば、最終的には理解し応援してくれるはずです。
退職の承諾が得られれば、退職の日までの過ごし方も大切です。
後任や引き継ぎに最大限の協力をして最後まで責任を持ってやり遂げましょう。
お世話になった方々への感謝の思いを伝えるのも忘れずに。