卒業式には袴を着る予定のあなた。

袴の着付けは意外と簡単だって知っていましたか?

着付け方を動画で紹介しながら、ポイントや注意点、当日に気をつけたい点などをまとめています。参考にして下さいね。

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用意するもの

・肌襦袢
・裾よけ
・足袋
・腰紐5本
・衿芯
・伊達締め2本
・補正用タオル2枚
・長襦袢
・重ね衿
・着物
・半幅帯
・袴
・草履またはブーツ・バッグや巾着

次のものはあると便利です。

・和装ストッキング(防寒の為と裾からちらりと見えた時にきれいです)

・和装ブラ(胸が大きい人は特にいつものブラをするときれいな着物のラインが出ず、着崩れもしやすくなりますし、帯の上に胸がのっているとおばちゃんに見えてしまいます)

・ブーツを履く時は洋装用のタイツかストッキングを用意しましょう。

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美容院へ行く前に

美容院でヘアセットと着付けをしてもらう方が多いと思います。

美容院では着くずれを防ぐため、先にヘアセットとメイクをしてから最後に着付けになりますので美容院へ行く時はボタンやファスナー等で開閉が出来る前開きの服を着ていきましょう。

ヘアセットが終わってからでは脱ぐ事が出来ず、しかたなく服を切った!という話しもたまに聞きます。

着物を着る時は洋装用ブラはしません。

ワイヤー入りのブラは帯の間に挟まると痛いですし、着崩れの原因にもなります。

家から和装ブラをしていくと美容院で着付けの時に恥ずかしくないのでおすすめです。

メイクもお願いしている場合はノーメイクで行きましょう。

自分のメイクを一旦落とさなくてはならず時間もかかり、お肌にも負担がかかってしまいます。

髪もスタイリング剤などは付けず洗って乾かしたままの髪が良いでしょう。

袴の着付け

身丈が長い場合

【卒業式 袴の着付け動画前半】

【卒業式 袴の着付け動画後半】

身丈(着物の丈)が長いとはどういう事か、というと、袴の下に着る着物専用ではなく、着物だけで着られるものだということです。

袴をレンタルショップで借りるのと一緒に着物を借りると大抵着物だけを着た時、膝から足首の間くらいのスネ位のところまでしか長さがありません。

袴の下から着物が見えるとおかしいので短く着付けるのですが、初めから短いと楽に着付けられるので、レンタルショップの袴用の着物は短くなっているのです。

自分の振袖等を合わせる場合は身丈が長いので上の動画のように、おはしょりを多く取り、裾を短くしなければなりません。

身丈が短い場合

こちらの動画では袴の後ろに白いヘラ(腰べら)が付いていますが、本来腰べらは男袴につけるもので女袴には付けません。あなたの袴に付いていない場合もあると思いますが、気にせずそのまま着用して構いませんよ。

履くものは決まっていますか?ブーツなら袴を少し短め、足のくるぶしが見える位に、草履ならくるぶしが見えないように着付けましょう。

ポイント

補正をしっかり

着物をきれいに着るためには実は補正がとっても大事なんです。

直線の着物に曲線の体を合わせるように、くびれているウエストにタオルなどを巻いておくと帯が下がってこないので着崩れ防止になり、腰紐をきつめに締めても紐がタオルの上になるのであまり苦しくならずにすみます。

そもそも、補正がしっかりと出来ていたら紐を強く締める必要もありません。

長襦袢を短く縫い上げておく

自分の振袖等を合わせる場合、長襦袢も短く着なければなりません。

着物と同じくおはしょりをしてもいいのですが、着物のおはしょりもあって腰回りがもたついてしまいます。

そこで着る前に長襦袢の裾を20センチ程度短く縫い上げておくと着付けの時も着ている間も楽になりますよ。

サイズが合わない時

レンタルの方も届いたら広げて、セットの小物はちゃんと揃っているか、確認もかねて一度は袖を通して見ると良いでしょう。

特に自分で着付けもしてみようと思うなら何度か練習してみると良いですよ。袴が自分のサイズと合わない場合は

身長が高く袴が短い場合は、帯を下気味に締め、帯を2~3センチ出すように着付けます。ブーツを履くのもおすすめです。

身長が低く袴が長い場合は、帯を高めに結びましょう。袴の前紐を紐の幅分だけ外に折り返して前紐を後ろに回すと少し短くなります。

着た時の動作

車の乗り降り

車の座席の真横に立ち、腰から乗り込み、座ったら前へくるっと向きを変えるように足を車に乗せます。

下りる時は逆に足から降りましょう。

椅子に座る時

袴の後ろが引っ張られるのを防ぐため、袴を少し持ち上げるようにして座りましょう。袖は床に引きずらないように両袖を重ね膝の上におきます。

階段の昇り降り

長いスカートを履いている時のように、下がる時は後ろに手を添えて袴の後ろが階段につかないように、上る時は袴の前側が階段につかないように少し持ち上げると良いでしょう。

トイレの時

袖と裾が床につかないように長襦袢の裾に両袖と袴と着物の裾を包み込むようにして上にまくります。

和式のトイレは大変なので洋式のトイレを探したいですね。

トイレが済んだら、全体が見える鏡でまくれたままになっていないか等、必ずチェックしましょう。

袖を帯の間に挟む方がいますが着崩れの元になりますからおすすめ出来ません。

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まとめ

袴の着付けについてまとめてみました。

袴は振袖に比べ着付けも簡単ですし着崩れもしにくいので動作に気を付けていたら一日きれいなままで過ごせると思いますよ!

素敵な袴姿で思い出に残る卒業式を過ごして下さいね。

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