結婚後もそのまま仕事を続ける女性も増えてきましたが、結婚と同時に寿退社する女性も少なくありません。
私は、以前働いた会社を結婚を機に退職したいと思っていました。
しかし、女性中心の職場で辞めにくい雰囲気があり、言いづらさもありました。
なかなか辞めれずに結局、妊娠するまで働き続けることになりました。
たまたま妊娠が分かったのが来年度も契約するかどうかの面談の時期だったので、タイミングが良くて助かりましたが…
結婚を機に退職する際には会社に迷惑を掛けないように様々な注意が必要です。
結婚退職する際は、どのように報告したら良いのか、注意することについてまとめました。
結婚退職を申し出るタイミングは?
退職する際は、職場の就業規定を守る必要がありますが、結婚退職の場合は、就業規定よりも出来るだけ早く報告するようにしましょう。
結婚退職となると、後任を探したり引き継ぎをしたりと、会社に迷惑が掛からないように最大限に協力をしながら、入籍や挙式に向けて様々な準備を進めていかなければなりません。
上司や同僚を挙式や披露宴にご招待する際は、招待状の送付は挙式の2ヶ月前になるので、やはり早めの報告が大切です。
結婚退職の意思は、退職する予定の3、4ヶ月前に伝えておきましょう。
一番に誰に報告するべき?
結婚を機に退職することを決意したら、まず一番に直属の上司に報告しましょう。
直属の上司とは、あなたがいつも連絡、相談、報告をしている上司のことです。
噂が先走ることがないように、上司に報告するまでは、誰にも言わずに自分の中にとどめておきましょう。
結婚報告や退職の日を公言するタイミングについては上司と相談しましょう。
上司に切り出すタイミングは?
結婚退職は大事な話なので、その場の流れで話すことはあまり良い印象ではありません。
上司と二人だけで話せるチャンスを見計らって
「お話したいことがあるのですが、今度お時間頂けますでしょうか。」
「今後のことでお話したいことがあるのですが、ご都合良い時間はありますか。」
などと切り出しましょう。
出来るだけ会社の繁忙期を避けて、就業時間外に話をすると良いでしょう。
会議室や個室などで二人だけで話せる場を持ちましょう。
来年度の勤務体系や契約更新についての面談と重なれば、そのタイミングで報告しておくといいですね。
直接話すのが難しい場合は、下記のようにメールでアポを取ってもOKです。
(例)表題:ご相談の件
山田課長
お疲れ様です。鈴木です。
お忙しいところ申し訳ございません。
お話したいことがあるのですが、月曜日の就業時間後に10分程お時間頂けないでしょうか。
お手数お掛けしますが、よろしくお願い致します。
鈴木花子
報告の際に気を付けることは?
まずは結婚退職の意思を伝える
二人だけで話せる機会を持てたら
「ご相談と申しますのは、実は3月に結婚することになりまして、結婚を機に退職させて頂きたいと考えております。」
「私事で恐縮ですが、この度結婚することになりました。相手の方の転勤が決まっており、結婚を機に退職させて頂きたいと思っております。」
と結婚退職の意思を伝えましょう。
後任や引き継ぎもあるので、退職日は上司と相談しましょう。
会社に負担が掛からないように出来る限り協力することが大切です。
結婚式に招待する際はその旨を伝える
挙式や披露宴に招待する際には、予定をあけておいてもらう必要があります。
結婚退職の意思を承諾してもらえたら
「3月19日に〇〇ホテルにて挙式予定です。山田課長には是非ご列席頂きたいと思っておりますので、ご検討頂けますでしょうか。」
と結婚式に出席して欲しい旨を伝えておきましょう。
日程と場所をその場で伝え、後日招待状を送付しましょう。
スピーチをお願いする際は、直接伝えておきましょう。
身内だけで挙式を行う場合は
「挙式は身内だけで行う予定です。会社の皆様には改めてご報告させて頂きたいと思っております。」
と伝えておきましょう。
直接報告してから招待状を送付する
先輩や同僚にも出来るだけ直接結婚の報告をし、その後招待状を送るのがマナーです。
忘・新年会などの機会があれば、そのときに報告してもいいでしょう。
どんなに親しい同僚だからといってメールやラインで招待するのは絶対に避けましょう。
遠距離などで会うのが難しい場合は、電話やメールで結婚の報告をしてから招待状を送るようにしましょう。
スピーチや余興をお願いする際は招待状に一筆添えて送りましょう。
ゲスト選びに配慮する
結婚式に職場の人をどこまで招待すればいいのか迷いますよね。
しかし、好き嫌いで選ぶのは社会人としての節度に欠け、印象も悪いです。
上司だけ呼ぶとか、代表で一人来てもらうとか、同じ部署の人だけ呼ぶなど、誰が見ても納得できるようなゲスト選びをしましょう。
人数の都合上、どうしても招待できない場合は、二次会に来て欲しい旨を伝えておくといいですね。
必要な手続きを確認する
会社によって規定が異なりますが、結婚退職に関して必要な手続きもあるので事前に確認しておきましょう。
結婚祝い金が給付されることもあります。
まとめ
結婚はおめでたいことですが、中には結婚と聞いてイイ気がしない人もいます。
上司には順を追って結婚報告することが大切ですが、先輩や同僚への結婚報告はサラリと済ませるのがポイントです。
結婚退職する際には、会社の規定を守り、切り出すタイミングに配慮し、会社に少しでも迷惑を掛けないように社会人としてのマナーを守りましょう。
お世話になった方々への感謝の気持ちを忘れずに、退職する日まで責任を持って仕事をこなしましょう。
責任ある言動や配慮が円満な結婚退職へと繋がるはずです。