結婚式に招待されるときにスピーチをお願いされることがあります。

お祝いの席での祝辞になるので、依頼されたら断りにくい面もありますが、新郎・新婦の新たな門出を祝うことができると思い、はなむけの言葉をおくってあげるといいです。

結婚式での挨拶は、新郎新婦にだけ向けた内容ではなく、ご両親や列席者にも心配りをして「いい結婚式だった」とか「思い出に残る結婚式」にできるようにしたいですよね。

新郎の父の知人で、新郎と親しくない場合の結婚式のスピーチ・挨拶例文を紹介します。

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挨拶は新郎新婦だけでなく参加者全員に心配りをする

挨拶をする人は、結婚式間際まで話す文章を見直したりして準備をしてきていますが、披露宴でスピーチを聞いていても取り残されているような感じを受けるスピーチがあります。

挨拶をしている人は、とても満足でやりきった感があるかも知れませんが、列席者はしらけていることがありますが原因はなんだと思いますか?

それは、挨拶をする主賓と新郎新婦にしか分からない話だからです。

思い出を語ることで新郎新婦だけではなく、列席者の過去の記憶も引き出すのに良いことですが、その思い出を共有していない人にとっては、その話の着地点が分からないと共感を得る挨拶にはなりませんが、そんなスピーチをする人も多いです。

新郎新婦だけではなく列席者にも分かる、共感できる、語りかける文面にすることで印象に残るスピーチになるはずです。

スピーチするときにしっておくべき13のこと

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新郎の父の知人で新郎と親しくないときの主賓挨拶の基本構成

結婚式での主賓スピーチを考えるとき、話の組み立て方や挨拶する順番を知っておくと組み立てやすくなります。

基本的なスピーチの構成なので、アレンジするのもいいですが、持ち時間が決まっているので式の進行を妨げないように話が長くならないようにしましょう。

スピーチ時間が長くても短くても下記に紹介する5つに分けて話しをするとまとまりやすいです。

・祝辞と挨拶
・新郎の父との関係
・新郎の父との人柄紹介
・新郎の人柄紹介
・はなむけと結びの言葉

新郎の父の知人で新郎と親しくないときの主賓挨拶の例文・文例

(祝辞と挨拶)

ただ今、ご紹介をいただきました山田でございます。本日は、このようなおめでたい席に、お招きをいただきまして誠にありがとうございます。

太郎さん、花子さん、ならびにご両家の皆様方におかれましては、心よりお祝い申し上げます。列席者の皆さまを代表して、祝辞を述べさせていただくという名誉な役をいただき、大変、僭越ではございますが、一言お祝いのご挨拶をさせて頂きたいと思います。

(どうぞ、皆さま、ご着席くださいませ)

最初に、私と新郎・太郎さんのお父上との関係を簡単にお話させていただきます。

(新郎の父との関係)

同じ高校に通っていましたが、クラス・部活が違い話しをすることは少なく同じ大学に進学し、大学2年生のときにお互いに起業を目指しており、構内で開催された起業家セミナーで話したのがきっかけで25年以上のお付き合いをさせて頂いています。

大学には起業を目指す学生も多く、構内にオフィスを借りてビジネスをはじめた一人の学生だったのがお父上で、一緒にそのビジネスを手伝わせてもらっていました。

私は今、会社員として働いていますが、お父上はビジネスを成功させて起業してから25年間継続されています。

(新郎の父との人柄紹介)

学生のころは、思い立ったことを形にしては周りを振り回して我が道を行くという性格で、「こうだ」と言い出したら、それが成功するまでやり続ける方でした。その周りの人達は、行動力や発想力に驚かされっぱなしでしたが、それが今の会社を大きくする原動力になっているのだと思います。

そして、お父上の会社で働いている太郎さんも同じ性格だと聞きました。

(新郎の人柄紹介)

お父上の若い頃に見た目も、とても似ていますが、性格も一緒だと新婦の花子さんも苦労が耐えないだろうなぁと先程まで思っていましたが、結婚式が始まる前に太郎君と話しをさせて頂きお父上とは違うと感じました。

そのため、ここからは準備してきた内容と違うため用意した紙はしまいます。

真ん中に一本、しっかりとした芯が通っていて、その芯から色々な枝が伸びているんだなぁと話していてい感じました。それは、太郎君の中で1つの道筋が見えていて、そこに関連付けられながら様々なことを考えていることが分かりました。ここはお父上とは違う点で、お父上は点を先に作り出してから線で結ぼうとする方です。

今までに、様々なことを経験し、苦労して、良い人に恵まれてきたことが分かります。

とても、しっかりした考えを持っていて、将来設計や自己分析ができているところは凄いなぁと感じます。

(はなむけと結びの言葉)

ただ、あまり型にハマりすぎると周りが見えなくなるので息抜きも大切ですよ。その役割を、新婦の花子さんが担っていることもよく分かります。

そして、太郎君も花子さんも自立心が強く、しっかりした考えを持っているので今後も二人でパートナーとして家のことも、仕事も良い方向に向かっていくと確信しました。

太郎君、花子さん、二人の門出をご両親だけではなく多くの人達が見守っていること、そしてこれから見守り続けていることを忘れずに幸福な家庭を築いて下さい。

太郎君、花子さん、本日は誠におめでとうございます。お二人の前途に明るい未来が訪れることをお祈り申し上げ、私からのお祝いの言葉とさせていただきます。それでは末永くお幸せに。

ご清聴ありがとうございました。

新郎のことをあまり知らないときの主賓挨拶のポイント

結婚式の主役である新郎や新婦のことをあまり知らないときは、決まりきった言葉やセリフを繋げただけの挨拶になりがちです。

新郎との思い出がなくても、父親との間柄で新郎とダブルところや心情などを使って話すといいです。

挨拶文は、何回も読み直して支離滅裂なところがないか、意味が通じるか、関連した話の流れになっているかなど確認しながら、ストーリーとして知らない人が聴いても分かる内容にしましょう。

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まとめ

主賓の挨拶は、新郎新婦の入場から乾杯またはケーキ入刀までの間に挨拶があり、会食や歓談の前に話します。

そのため、披露宴の挨拶の中でも重要な部分になります。

新郎のことをしっかりと列席者の皆さんに伝えることが大切ですが、話が長くならないようにし、主賓挨拶は3分~5分以内で収めるようにしましょう。

この短い時間の中で、会場の笑いが取れ、感動してもらえる内容にしたいと思うのが話し手なので、スピーチ内容は吟味して何回も書き直すといいです。

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