卒業式に参列するためお母さんの着物をレンタルしようとしている方や、まだ迷われている方に、おすすめの着物の種類と色や柄について紹介していきます。
着物と一口に言っても色々ありますよね。
せっかくの卒業式ですから胸を張って着て行けるものを選びましょう。
どんな着物がいい?
もう何十年も前ですが入学式や卒業式に参列するお母さんが色無地に黒の羽織を着るという流行がありました。
これはただの流行で黒の紋付きの羽織を着るのが正しいマナーというわけではありません。
当時は色無地を持っている方も多く、取り入れやすい流行だったのでしょう。
もちろん色無地でも良いのですが、現在では華やかな訪問着や付下げを選ばれる方が多いですね。
訪問着と付下げの違い
訪問着
・仮絵羽(仮縫いの状態で着物の形にしたもの)後に柄づけをしている。
・左胸と右の背中の上あたりの柄が上向きになっている。
・柄が縫い目にまたがって広がり一枚の絵の様になっている。
・共布の裾回し(着物の裏地の一部)がついている。
付下げ
・反物の状態のまま柄付をしている。
・左胸と右の背中の上あたりの柄が上向きではないものや柄が無いものもある。
・柄が縫い目にまたがっていないものもある。
・裾回しがついていないので八掛(着物の裏の一部)を用意(別売り)する
と違いがあるのですが最近では訪問着のように豪華な付下げや、逆に、付下げより柄の少ない訪問着などもあり2つの違いがあまりなくなってきています。
訪問着は洋装でいうとドレスの扱いなので卒業式や入学式に着ていくには少し豪華すぎますが、先程のように柄の少ない付下げのような訪問着であれば問題はありません。
ですから訪問着か付下げかというよりは、柄が派手ではなく落ち着いた色合いの着物を選ぶのがポイントです。
次に小紋ですが色々な柄があり選び方が難しいのですが、飛び柄で上品な色合いのものであればスーツ姿の多い保護者の中でもあまり目立たずにマッチするでしょう。
卒業式は別れの式でもあるとの考えから入学式に比べ暗めの色合いを選ぶ方が多いようです。
帯は袋帯で二重太鼓に結びましょう。
卒業式には着てはいけない着物
卒業式はセミフォーマルですから
・黒留袖
・色留袖
・豪華な柄付けの訪問着
はフォーマルすぎるので避けましょう。
カジュアルすぎて着てはいけないものは
・カジュアルな柄付けの小紋
・紬
大島紬や結城紬など、どんなに高価なものであっても着物の格では普段着ですから式典に着て行く事は出来ません。
紬の訪問着というものもありますが、紬である以上、式典には避けた方が無難です。
名古屋帯も普段着ですから控えましょう。
着物をレンタル
ではレンタルショップで着物をレンタルしましょう。
初めてレンタルする方もいるかもしれませんね。
相場は大体7~8千円から2~3万円です。
低価格のものはポリエステル製が多いようです。
下見サービスのレンタルショップ
こちらのレンタルショップは下見サービスがあります。
予約時に下見の申し込みをすると、着物の確認をしてから決める事が出来ます。
実際に見てみたい時は有り難いサービスですね。
下見不要にすると1,000円の割引になるのでどちらがいいか選ぶ事が出来ます。
訪問着、袋帯、帯締め、帯揚げ、重ね衿、長襦袢、着付け用小物と全てセットでついてきますから、着物に詳しくない方でも大丈夫です。
往復の送料無料で9,800円からとなっています。
創業60年の呉服屋さんが経営
約900店の中から訪問着を選べ、必要なものは補正用のタオルが数本だけというフルセットです。
9,800円からとリーズナブルな着物から作家物や本加賀友禅までと幅の広い取り揃えですからお気に入りがきっと見つかります。
4泊5日の余裕レンタル
こちらのショップは4拍5日借りられます。
3泊が多い中での4泊は有り難いですね。
フルセットで9,720円からとなっています。訪問着だけで700点前後ととたくさんあり、豪華で斬新なものから上品で控えめなものまで選ぶことが出来ます。
往復送料も代引き手数料も無料
こちらは正絹(絹100%)の訪問着が7,800円からとなっています。
商品数はあまり多くないですが、低価格の着物はポリエステル製が多いのに正絹の着物がこの価格で借りられるのはびっくりです!
やはり正絹は着心地も違いますよ。
着物での立ち振舞い
・立ち姿は背筋を伸ばし内また気味に立ち片足を少し後ろに引くときれいです。歩く時も内股気味に。手を高くあげると二の腕も見えますし着崩れの原因になってしまいます。
・軽く裾を押さえ階段に対して斜めに上り下りすると歩きやすくなります。
・車に乗る時は、座席の真横に立ち、腰から乗り込み座ります。次に足をくるっと前に回すように車に乗せます。
・椅子に座る時は浅く腰掛け、背もたれには寄りかからないようにしましょう。
まとめ
卒業式に着る着物について調べてみました。
おすすめの着物は、柄が少なめで落ち着いた色合いの訪問着に袋帯を二重太鼓に結ぶ、となりました。
自分の着物の場合は着たあとには湿気をとって汚れがないかチャックして・・と面倒ですがレンタルですと、どこのレンタルショップでもそのまま返却ですから本当に楽ですね。
素敵な着物姿でお子さんの大切な卒業式をお迎え下さい。
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