仲の良い先輩が結婚することになり、来賓の挨拶をお願いされたときにどんな挨拶文を作ったらいいのか悩みますよね。
公私に渡って親しい仲であれば、仕事・プライベートのことや趣味やなれそめについても知っていることがあれば結婚式披露宴の挨拶で話すといいです。
後輩という立場から、余計なことや説教じみた話は相応しくないので場所をわきまえて挨拶するようにしましょう。
仲の良い先輩の来賓挨拶を考える上で大切な挨拶文の基本構成と例文・文例をお伝えします。
挨拶のときの姿勢と目線
結婚式披露宴で挨拶をするときに気にするのは挨拶文ばかりに気を取られがちですが、スピーチするときの姿勢や目線も重要になります。
人前に出てスピーチをするので皆の目線が集まるため、変な仕草や目線の動きは聞いているほうも気になるので気を付けましょう。
【姿勢】
・猫背の姿勢ではなく背筋を伸ばす
・手は前で組む、後ろで組むと威張っている感じになる
・足は男性なら少し開き、女性は閉じて立つ
・体をもぞもぞ動かさない
【声】
・声が小さいとマイクを通しても聞きにくい
・はっきりと発音する。モゴモゴすると聞きにくい
【目線】
・視線をキョロキョロさせない
・一点を見つめるより会場全体に目線を自然に動かす
・新郎新婦に話しかけるときは新婦新婦を見る
新郎の会社の後輩による来賓挨拶の基本構成
結婚式での来賓スピーチを考えるとき、話の組み立て方や挨拶する順番を知っておくと組み立てやすくなります。
基本的なスピーチの構成なので、アレンジするのもいいですが、持ち時間があるので式の進行を妨げないように話が長くならないようにしましょう。
挨拶時間が長くても短くても下記に紹介する5つに分けて話しをするとまとまりやすいです。
・祝辞と挨拶
・新郎の人柄紹介
・結婚についての感想
・はなむけの言葉
・結びの言葉
新郎の会社の後輩による来賓挨拶の例文・文例
(祝辞と挨拶)
高橋先輩、ご結婚おめでとうございます。
私は新郎・高橋さんの会社の3年後輩で、新入社員として入社した1年後から同じ部所で働き、公私共に大変お世話になっている山田と申します。
先輩から挨拶をお願いされたときには、私なんかでいいのかと思い訪ねましたが、会社の後輩代表としてお祝いの言葉を述べさせて頂きます。
(新郎の人柄紹介)
私は新入社員として入社し1年間、海外部所に配属になりアメリカに行っていました。2年目に人事異動があり日本本社の高橋さんがいる部所に配属になり一緒に働いています。異動になり、部所で私も含めて新しく配属された社員の歓迎会を開催して頂き、そこで高橋先輩と意気投合しかわいがってもらっています。
今の部所は、海外とのやり取りが多いため、時差の関係から夜に対応しないといけない案件もあるため会社を出る時間が遅くなることが多いですが、遅くなっても私と高橋先輩の二人で会社帰りに飲みに行ったり、食事をしたりしています。
毎日二人でという訳ではなく、他の人も誘い飲むこともあります。二人でと言ったときに、新婦側のお友達の目線が怖かったので補足しておきますね。
私も高橋先輩も一人暮らしをしていて、お互いに会社から近いところに住んでいますので、どちらかの部屋で飲み明かして翌日出社したり、休みのときは山登り、スポーツジム、キャンプ、スノボー、温泉などに行ったり充実した毎日を送っています。
まるで、恋人のような関係だと思った人も多いかも知れませんが、決して、そんな怪しい関係ではありません。趣味が同じで、考えていることが似ているので私はプライベートで高橋先輩と一緒に居ても苦になりませんし、充実した日を送らせて頂いています。もしかしたら、高橋先輩のほうが私に振り回されているかも知れませんが。
私にとって高橋先輩は、お兄さんみたいな存在です。私のほうから仕事や恋愛の相談をすると親身になってくれますし、自分で解決しないといけないことは考えさせてくれるように誘導してくれますし、器が大きくて、様々な角度からアドバイスをしてくれる頼れる人です。
(結婚についての感想)
そんな高橋先輩から彼女が出来たと聞いたのは1年前のことでした。ほぼほぼ、私と一緒にいたのにどうやって彼女を作ったのかという疑問が皆さんもありますよね。それは、恐らく後ほど新郎新婦のなれそめのときに出てくると思いますので楽しみにしていて下さい。
彼女が出来たことを聞いたときは、今までのように毎日飲み歩いたりすることはできなくなるだろうなぁと思っていましたが平日は、それまでと変わらず毎日一緒に食べたり飲んだり、お互いの家に泊まったりしていました。
休みの日は、デートがあるときはそちらを優先して行ってもらいましたが、デートが終わって夜、私の家にきて飲むようになり、その場に新婦の花子さんも一緒に過ごす時間が多くなりました。
花子さんも分かっていると思いますが、高橋先輩はとても面倒見が良く、器が大きく、的確なアドバイスをしてくれる頼りになる方です。
私に対する接し方と花子さんに対する接し方は違うと思いますが、今までの花子さんの常識をくつがえすような新しい価値観を与えてくれると思います。高橋先輩はもっともっと大きな存在になると思います。
(はなむけの言葉)
高橋先輩、花子さん、私で飲んだり食事したり出掛けたりすることが多くなったこの1年。花子さんが私に一人女性を紹介してくれました。私は花子さんと同じようにとても綺麗な方だなぁと思い、4人で何回が会うようになりお付き合いすることになりました。
会社は仕事を一から教えてもらい、社会人としてマナーを教えてもらい、遊び方を教えてもらい、楽しみ方を教えてもらい、彼女までも紹介してもらいました。
あらゆる面で私の先をいき、お手本となる先輩に続いて私も結婚を視野に彼女とお付き合いをはじめました。
高橋先輩との二人から、花子さんが入って三人、私の彼女が入って四人となり、高橋先輩が結婚されてからも是非公私共に引き続きお付き合いをさせて頂ければと思います。
(結びの言葉)
仕事だけではなく、夫婦としても先輩になるので、また色々なアドバイスをして頂けたらと思っています。
そして花子さん、私の尊敬する高橋先輩と一緒になること大切な人を取られたという気持ちもありますが、夫婦でしっかりと幸せな家庭を築いて下さい。ご紹介して頂いた彼女と改めて新居に伺いますので、今までと同じような関係でずっといられるようにお付き合いのほどお願いします。
では、ここで後輩一同から高橋先輩と花子さんにお祝いの言葉を言って終わりたいと思います。
高橋先輩の後輩一同起立!
せーの!
「高橋先輩、花子さん、本日は本当にご結婚おめでとうございます。」
着席。
これで、私からの挨拶を終わります。
新郎の会社の後輩による来賓挨拶のポイント
先輩に公私共に面倒を見てもらっているときの来賓挨拶で、仕事だけではなくプライベートでも良くしてもらっていることや、どんな人柄なのかを分かりやすく紹介してあげるといいです。
今回は、まるで恋人のような関係の先輩後輩に話にして、新婦に取られる寂しさという部分でちょっと笑うポイントを入れてみました。
仲良し二人組みから、カップル同士での付き合い、夫婦同士での付き合いと流れを作り、長いお付き合いを願う気持ちを込めています。
人望が熱い人なら、結婚式披露宴に参加している後輩も多いので、後輩一同で最後にお祝いの言葉を会場全体に響くようにいうという方法も演出としてはいいと思います。
この演出をするときには新郎新婦には内緒にして会場に電話連絡して事情を話して、了解だけはとっておくといいです。
どのような方法が良いのかアドバイスをもらえることがありますよ。
まとめ
先輩の結婚式披露宴で後輩が挨拶することは少ないかも知れませんね。
同期の人や新郎の先輩や上司が挨拶をすることが多いように思いますが、後輩がお祝いをするときは、どうして自分が選ばれたのかを入れておくと聞いているほうも納得すると思います。
他にも様々なパターンがあると思いますが、来賓挨拶を作成・書くときの参考になればと思います。
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