子供の卒園式・卒業式・入園式・入学式に参加するときにコサージュを胸元に付けて華やかさを出します。
このコサージュは華やかさを演出するアイテムとしてではなく「おめでとう」という気持ちを現していると言われていますので、卒業式や入学式にコサージュを付けているお母さんも多くいます。
子供の門出を祝うため、生花を使ったコサージュの作り方を写真を使いながら簡単に手作りできるように説明していきたいと思います。
用意する材料・道具
材料・道具 | 個数 |
---|---|
バラ(大きめ) | 1輪 |
カーネーション | 3輪 |
かすみ草 | 1本 |
フラワー用ワイヤー 26番 |
17本 |
花創りテープM | 1個 |
コットン | 1枚 |
はさみ | 1本 |
ニッパー | 1本 |
今回、購入した花の色はオレンジをメインにピンクを配色しましたが、着る洋服・スーツの色や好みの色を選ぶといいと思います。
コットン・はさみ・ニッパーは家にあったので、他の材料は今回買い揃えて費用は1,600円程で、お花代1,000円、ワイヤーとテープで600円でした。
生花を使ったコサージュの作り方
お花・かすみ草・葉っぱを1.5cmほど茎を残して切る
ハサミを使って必要なお花・かすみ草・葉っぱを切ります。
お花・かすみ草・葉っぱを切るときは、茎部分を1.5cmほど残して切るようにします。
花屋さんから買ってきてすぐに作り始めるのであれば、このまま作業を進めていいと思いますが、翌日などに作業するのであれば、切った状態で水に半日以上浸してから作業すると長持ちします。
お花にコットンを巻いて水に浸す
コットンは、茎部分に巻きやすいように適量取り分けて、お花の茎部分にコットンを巻きます。
巻いたコットンに水を含ませます。
水を含ませ過ぎると後の作業がやりにくいので、少し指で押したりして水切りします。
お花にワイヤーを通し巻く
お花のがく部分にワイヤーを十字になるように差し込みます。
ワイヤーは26番なので通るのかなぁと思うかも知れませんが、お花のがく部分にワイヤーを当てたらグッと押し込むとスーッと入っていきます。
横から見たら画像のようになります。
ワイヤーはお花を中心に半分の長さになるように調整します。
十字に差したワイヤーを茎のほうに真下に折ります。
コットンを巻いた下の部分からワイヤーをクルクルと回して4本のワイヤーを1本にまとめます。
葉っぱにワイヤーを通し巻く
ワイヤーを半分に折ります。
折るとき、真っ二つにするのではなく湾曲するように折ります。
葉っぱの表側から半分に折ったワイヤーを刺しますが、刺す場所は葉っぱの真ん中より少し下に刺します。
葉っぱを裏返して、1本のワイヤーは茎に沿わせた状態で、もう1本のワイヤーを茎ともう1本のワイヤーを一緒に3~4回程度巻きます。
茎から下のワイヤーは、巻いて1本にしておきます。
かすみ草にワイヤーを通し巻く
ワイヤーを半分に折ります。
折るとき、真っ二つにするのではなく湾曲するように折ります。
かすみ草の茎の部分に半分に折ったワイヤーを引っ掛けて、葉っぱのときと同じように1本のワイヤーを茎に添わせた状態で、もう1本のワイヤーを3~4回巻きます。
茎から下はワイヤーを1本に巻いておきます。
花創りテープを巻く
花創りテープ(フローラルテープ)を巻いていきます。
お花にテープを巻いていくときは、コットンが隠れるように巻いていき、コットン部分は水を含んでいますのできつく巻くと水分が抜けてしまうので巻き加減に注意しましょう。
テープは斜めに下に巻いていきます。
ワイヤーにテープを巻きますが、なるべく下のほうまで巻いておくといいです。
お花を組み立てる
メインとなるお花の茎部分を90度に折り曲げます。
折り曲げた部分からお花までの長さがあると、お花の重さでお花が下を向いてしまうので、がくの部分からすぐに折り曲げたほうがコサージュを作りやすくなります。
メインのお花の次に、小さめのサブのお花を上と左右に配置し、メインのお花よりも外側になるようにワイヤーを調整します。
次に、かすみ草をバランスよく配置します。
最後に葉っぱを配置しますが、上と左右に配置します。
葉っぱは、コサージュのバランスを重視して、目立ち過ぎず、三角形に見えるように配置するとボリューム感とバランスが取れます。
メインのお花の折り曲げた部分を起点にして組み立てていきます。
位置が決まったらワイヤーを巻いて固定します。
ワイヤーが見えないように花創りテープを巻きます。
余ったワイヤーを切る
ニッパーなどを準備して、ワイヤーの余分な部分を切り取ります。
切り取るとき、真横に切るのではなく、スーツなどの洋服に付けたときに左側が長くなるように斜めに切るといいですよ。
スーツ・ワンピースなどの洋服へのコサージュの付け方
洋服にコサージュピンを使います。
コサージュピンを2針分縫い、真ん中部分にコサージュを差します。
ワンピースに作成したコサージュを付けてみました。
正面から見たコサージュです。
左側から見たコサージュです。
右側から見たコサージュです。
これで生花で作る簡単なコサージュの作り方は終わりです。
まとめ
花屋さんで、自分でコサージュを作るのにどんな組み合わせが良いのか聞いて今回のお花は決めました。
自分で作れば1,500円くらいでコサージュを作れてしまいますが、今回手作りした生花のコサージュはお花屋さんにお願いすると3,000円~4,000円くらいということでした。
安いものは1,500円とか2,000円からあるとのことですが、メインのお花の1輪と小さいお花2輪の組み合わせとのことでした。
ワイヤーやテープは次にコサージュを作るときにも使えますので、卒園式・卒業式・入学式が続くときは自分でコサージュを手作りしてもいいと思います。
紹介したコサージュの作成時間は2時間でした。