お子様の入学祝いとして祖父母がランドセルをプレゼントすることがありますよね。

我が家の子供たちもランドセルは祖父母からの入学祝いでした。

うちの場合、子供と私で事前に欲しいランドセルを決めておいて、それを祖父母が購入するいう感じで、特に問題なくランドセル選びをすることが出来ました。

しかし、ママ友の中には、祖父母が高級な革のランドセルを買おうとして困っている!子供には軽くてお手入れが楽なクラリーノを持たせたいのに!とランドセル選びに苦労した方もいます。

祖父母の思いとお子様、親御さんの思いが異なり、もめるという話はよく耳にします。

祖父母がプレゼントして下さることは本当に有り難いことですが、納得できないランドセル選びになっては元も子もありません。

そこで今回、高級なコードバンを買いたいと言っている祖父母への対応の仕方と納得できるランドセル選びについてお伝えします。

少しでも参考になれば幸いです。

スポンサーリンク

高級コードバンのランドセルはどうなの?

コードバンは見た目も手触りも美しい!

コードバンとは馬のお尻の皮で、1頭から取れるのはランドセルのフタわずか2枚分だけと希少価値の高い素材です。

きめ細やかでなめらかな肌触りと美しいツヤが魅力で革の宝石と言われているほどです。

コードバンは繊維が細かく、しなやかなので、6年間使用しても表面がひび割れてボロボロになることはありません。

耐久性も抜群で、型崩れしないのが特徴です。

コードバンは重い?

コードバンは堅くて頑丈ですが、クラリーノに比べると300g程重くなります。

300gとは小さいサイズ(ホット用)のペットボトル約1本分の重さになります。

小学生は毎日荷物がたくさんあるので、特に低学年のうちはランドセルを重いと感じてしまいそうです。

6年間背負うのはお子様自身なので、実際に店頭でクラリーノと牛革、コードバンを背負ってみて、重さや背負いやすさを比較してみるといいですよ。

ご参考までに、土屋鞄のランドセルの重さです。

土屋鞄のランドセルの重さ

・クラリーノ:1,130g
・牛革:1,350・1,400g
・コードバン:1,420g・1,470g
・ヌメ革:1,430g

コードバンは高い?

コードバンは希少価値の高い素材であるため、お値段は牛革よりもグンと高くなります。

土屋鞄ではクラリーノは58,000円~、牛革は64,000円~、コードバンは9万円以上となっています。

土屋鞄のコードバン(馬革)ランドセルの価格

・ベーシック:92,000円
・コンビ:98,000円
・プレミアム:100,000円
・アンティークモデル:105,000円
・つや有り仕上げ:110,000円

コードバンはお手入れが必要?

牛革やコードバンは水に弱い素材です。

最近は、防水機能が施されているものも増えてきましたが、雨に濡れたら、すぐに水気を拭き取り、自然乾燥することが大切です。

しかし、学校では濡れたまま放置しがちです。

革の傷みを最小限に抑えるためにも雨の日はカバーを付けておいた方がいいかもれませんね。

汚れたら革用クリーナーなどでその都度拭き取り、シミにならないように気を付けましょう。

定期的にお手入れしておくと、キレイに保つことが出来ますよ。

スポンサーリンク

意見が違う祖父母への対応の仕方

祖父母世代は、男の子は黒のランドセル、女の子は赤のランドセルが当たり前で、シンプルでオーソドックスのものを望む方が多いです。

また、ランドセルは6年間使用するので、孫には少しでも良いものを持たせたい!男の子なので丈夫なものを持たせたい!との思いが強いため、牛革やコードバンなどの上質なものを選ぶ傾向にあります。

私もコードバンのランドセルについて調べるうちにコードバンの魅力に惹き込まれました。

コードバンのランドセルを買ってあげたい祖父母の気持ちもよく分かりました。

しかし、一番気になるのが重さであり、カラーバリエーションが少ないことです。

牛革やクラリーノならカラーバリエーションも豊富なので、お子様のお気に入りの色やデザインが見つかると思いますが、コードバンとなると限られた色しかありません。

お子様自身が気に入った色で、背負ったときの重みや肩への負担も特に問題が無ければ、コードバンに決めても大丈夫だと思いますが、「パステルカラーがイイ!」とか「軽くて可愛いデザインのものがイイ!」など、お子様の希望と祖父母の意見が異なる時は、よく話し合うことが大切です。

最近の人工皮革(クラリーノなど)のランドセルも6年間安心して使えるほどに丈夫な造りになっています。

それでいて軽量でカラーバリエーションも豊富です。

まずは、祖父母の意見や思いを最後まで聞いてあげましょう。

そして、お子様を想って下さる気持ちに感謝の言葉を伝えましょう。

その上で、角が立たないように「お母さんの気持ちはとても有り難いと思っていますし、革が良いのも分かりますが、娘はこういうのを希望しています。」とお子様の希望を伝えましょう。

それでも、なかなか理解してもらえないときは、祖父母と一緒にお店に行き、店員さんからのアドバイスを聞くのもいいかもしれませんね。

親のいうことは聞かなくても店員さんが言うことなら納得してもらえることも多いようです。

納得できるランドセル選びの方法とは?

まずはお子様の好きな色とデザインを聞く!

もうすぐ1年生になるお子様の年齢だと、好きなモノがハッキリしてきます。

特に女の子はオシャレにも敏感で「ピンクでキラキラなものがイイ!」などこだわりがあるお子様もいます。

男の子は黒と青の2色のカッコイイ系やスポーツ系のランドセルを好む子も多いようです。

憧れのランドセルへの想いや好みがあると思うので、まずは、カタログや店頭に並んだランドセルを一緒に見ながら、お子様の好きな色やデザインを聞いてみるといいですね。

お子様の希望と親、祖父母の意見が違ったら?

お子様の希望を頭ごしに否定するのではなく、最後まで話を聞いてあげましょう。

その上で、6年間飽きずに使えるものであるかどうか、デザインは高学年になっても恥ずかしくないものであるかどうか、よく話し合いましょう

それでもどうしても子供が譲らないときは、ランドセルカバーを勧める解決策もあります。

例えば、シルバーのランドセルがイイという男の子には、黒のランドセルを購入してシルバーのカバーを付けるという方法です。

カバーで納得してもらえるかどうかは微妙なところですが、高学年になってシルバーが飽きたときの対処法にもなりますよ。

機能性や安全性は大人が事前にチェック!

ほとんどのお子様は見た目で決めます。

うちの娘も「キラキラ可愛いもの」を選びましたし、息子は「カッコイイ色」を選びました。

子供は見た目重視なので、大人が事前にランドセルメーカーの情報を収集し、背負いやすさや機能性、安全性をチェックしておく必要があります。

そして、親として大切にしたい基準を満たしているメーカーをいくつかピックアップし「この中だったらどれがいい?」「その中から好きな色やデザインを選んでいいよ。」と誘導してあげるとお子様も選びやすくなります。

気になるメーカーの店舗や展示会に足を運んで、実際に背負いやすさを体感すると、親子で納得いくランドセル選びが出来ると思います。

最終的にお子様に選ばせる!

お子様と親御さん、祖父母の方の関係がギクシャクしないためにも、親の想い、祖父母の想いも大切にしながら、最終的にお子様に選ばせてあげましょう。

後々後悔しないためにも、お子様の気持ちを最優先にランドセルを選ぶことが大切です。

スポンサーリンク

まとめ

良いものを持たせたいという親御さんや祖父母の方のお気持ちもよく分かりますが、ランドセルを6年間背負うのはお子様自身です。

お子様が気に入ったものであるか、重さや背負いやすさはお子様に合ったものであるかどうかなど、よく検討することが大切です。

お子様が納得して買ったランドセルであれば、たとえ途中でデザインが嫌になったとしても、「あのとき自分が決めて買ったランドセルだから。」と6年間大切に使ってくれるはずです。

お子様、親御さん、祖父母の方、みんなが笑顔になれるランドセルが見つかりますように。

スポンサーリンク