ランドセルの価格帯の幅は広くネット通販では1万円以下のランドセルも見かけますが、高級素材を使用したり有名ブランドの10万円以上もするランドセルもあります。
高いランドセルは素材に高級牛革やコードバンなどを使用していていいものだとは思いますが、6年以上は使わないものなのにそれほど高級なものが必要なのでしょうか。
5万円程度のランドセルと2万円台で購入できるランドセルを比べてみました。
ランドセルの素材の違い
ランドセルの素材は大きく分けてコードバン・牛革・人工皮革の3つがあります。
それぞれの特徴をまとめました。
コードバンランドセルの特徴
コードバンとは馬の尻の部分の革で馬1頭からランドセル2台分しか取れません。
独特の艶があり「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」などと呼ばれている高級素材です。
ランドセルにすると牛革よりも頑丈ですが、水に弱く定期的なお手入れが必要でランドセル自体も重くなってしまいます。
牛革ランドセルの特徴
なめらかな質感と使い込むほどに馴染んでくるのが牛革の特徴です。
天然素材なので水に弱く雨に濡れた時はすぐに拭き取って下さい。
防水加工されているランドセルも多いですが、やはりお手入れは必要になります。
コードバンほどではありませんが、人工皮革に比べると丈夫です。
人工皮革のランドセルの特徴
人工皮革とは天然皮革に似せて作ったもので、最近ではパッと見ただけではわからないくらい高品質の人工皮革もあります。
よく見かけるクラリーノは人工皮革の1つですが軽くて丈夫、お手入れも簡単なのでランドセルの素材にぴったりで、今では販売されている7割のランドセルがクラリーノ製と言われています。
クラリーノの他にもベルバイオ・タフガードなどの人工皮革があります。
ランドセルのブランドやデザインの違い
ミキハウスやメゾピアノのようなアパレル系ブランドのランドセルは高いものが多いです。
デザインも凝っていて刺繍やラインストーンなどが付いていたり、内装もかわいい模様になっています。
工房系ランドセルも親世代から人気があります。
シンプルなデザインや職人による手作りのイメージが人気のようですが、実際には大手メーカーも同じような作り方をしているという話しもあります。
ただ、小規模な工房は生産数が限定されているので早い者勝ちの争奪戦のようになっていて発売早々に売り切れてしまうランドセルもあります。
2万円台のランドセルの機能
ニトリのランドセル
ニトリのランドセルは2万円台からあり、一番高いのは牛革製の5万円台のランドセルですが東日本限定となっていいます。
2万円台で購入できる「スピリッツわんぱく組」の機能を見てみると、素材は人工皮革の中でも傷に強いと言われているタフガードを使用していて、背当ては通気性の良い「テイジンのエアリー」でムレにくくなっています。
サイズはA4フラットファイルが入る大容量、ワンタッチで自動にロックできるワンタッチ錠前、持ち運ぶ時に便利な持ち手も付いています。
肩ベルトはダブルクッションで8段階に調整できて、左右にナスカンとDカンが付いています。
刺繍はありませんがステッチやサイド、ファスナーポケットはキャメルのコンビカラーで2万円台とは思えないほどおしゃれです。
6年保証も付いていて修理中のランドセルの貸し出しもあります。
ニトリランドセルの口コミ
ニトリのランドセルはあまり良くないという印象を持っている方はいませんか?
それは数年前までニトリで販売されていた1万円くらいのオリジナルランドセルのせいかもしれません。
今は企画、製造、販売までを一貫管理して、テイジンとの共同開発したタフガードで丈夫なランドセルに変わっています。
「色もきれいだしデザインもシンプルで気に入っている」「男の子に乱暴に扱われているのにしっかりしている」「タフガードは本当に傷に強くて男の子におすすめ」という良い口コミがたくさんありましたが、数年で壊れてしまったという口コミもありました。
澤田屋ランドセルの機能
もうひとつ2万円台で購入できるおすすめランドセルは澤田屋ランドセルのアウトレットシリーズです。
アウトレットという名が付いていますが売れ残りや難あり品ではなく、過去に人気のあったシリーズを改良して販売しているそうです。
アウトレットシリーズの以外のランドセルも3万円位でサイドに刺繍が入っていたりコンビカラーになっていておしゃれなランドセルが安く購入出来ます。
素材は合成皮革で特徴は防水性が良い事、耐久性には劣りますが昔に比べて品質も向上しているので6年間使用できるランドセルという事でした。
多くのランドセルメーカーと同じような6年間保証もしっかり付いていてランドセルで一番力がかかり壊れやすいと言われている肩ベルトなどが壊れた場合も修理出来るので安心です。
反射材も付いているし、サイドや肩ベルトにナスカン・Dカンも付いていてこの価格はすごいと思います。
安さの秘密は提携工場から直接仕入れている事・通販に特化して店舗を持っていない事・テレビコマーシャルなどのお金のかかる宣伝をしていない事などがあります。
店舗がないので実際に手に取ってみる事はできませんが、不定期の試着会があり7日間の返品保証があるので、どうしても気に入らない時は返品する事も出来ます。
澤田屋ランドセルのホームページにはランドセルについて色々と書かれているので購入しないとしても一度のぞいてみると良いと思います。
澤田屋ランドセルの口コミ
澤田屋ランドセルの口コミには良いものばかりで悪い口コミはありませんでした。
「安いのにデザインも良くて子供も親も気に入ってる」「安っぽくない」という声がたくさんありました。
7日間返品保証は自社のランドセルに自信があるからできる事なのですね。
5万円台のランドセル
ランドセルメーカーで有名なセイバンの天使のはねで女の子に人気のモデル「ラブピ」は、カブセやサイド、中のファスナーポケットにもある豪華な刺繍やスワロフスキーや、丸くコロンとしたかわいいフォルムが特徴です。
素材は人工皮革のクラリーノ、サイズはA4フラットファイル対応という点は2万円台のランドセルとあまり変わらないようです。
見た目の大きな違いは刺繍の豪華さやスワロフスキー、ファスナーチャーム、カブセのキラキラの鋲などのデザインだと思います。
デザインがシンプルなランドセルであれば4~5万円台で牛革ランドセルも買えます。
ランドセルの機能は、潰れにくいプレートが入っている事・取り出し口も変形防止ワイヤー補強がされている事・コーナー部分は2重巻き補強などがあり頑丈そうでした。
セイバンの通販サイトでは型落ち品のアウトレットセールをしている場合があるので定価よりも安く購入できます。
アウトレット品は数量限定なので興味のある方は早めにチェックして下さい。
まとめ
ランドセルの平均購入金額は3~5万円位だそうです。
最近はランドセルの高級化と言われていますが、定価が1万円以下というランドセルは数年前には見なかったので価格の幅が広くなっていると感じました。
安いランドセルは傷が心配という方にはランドセルカバーがおすすめです。
私の子供も低学年の頃はお気に入りのかわいいカバーを掛けていたのできれいなままでした。
入学式が待ち遠しくなるようなランドセルを見つけて楽しい小学校生活になりますように!