子供がランドセルを選ぶ時には色やデザインで考えていますが、親としてはランドセルの素材も気になります。

ランドセルの素材には天然皮革と人工皮革があり、私が子供の時は牛革製のランドセルを背負っている子供がほとんどでしたが、今は人工皮革のランドセルが7割を占めているそうです。

今回は、ランドセルの天然皮革と人工皮革のそれぞれのメリットやデメリットをまとめてご紹介します。

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天然皮革

ランドセルの素材は大きく分けると天然皮革と人工皮革に分けられ、それぞれにメリットとデメリットがあります。

コードバンランドセルの特徴


最上位本革ランドセル

コードバンとは馬の尻の部分の革の事で、馬一頭からランドセルのカブセ2台分しか取れず、製品加工するためには手間と高い技術が必要になることから高価で、「キングオブレザー」「革のダイヤモンド」と呼ばれる高級素材です。

牛革よりも繊維が細かく、すべすべの手触り存在感のある独特の艶で高級感のあるランドセルとなります。

メリット

・使い込んでいく事で深い味わいがでる

・牛革の数倍とも言われるほど強度が高い

・独特の艶があり風格のあるランドセルになる

デメリット

・水に弱い

・定期的なお手入れが必要である

・希少な高級素材のため高価である

・ランドセル自体が重くなる

デメリットにある耐水性ですが、最近は防水加工されたコードバンもあり、それほど神経質に考えなくてもいいようです。

雨に濡れた時は早めに拭き取り風通しのよい場所で陰干しします。

日向に置いたり、ドライヤーなどで急激に乾かすと変形やひび割れシワの原因になってしまう事もあります。

お手入れ方法はメーカーによって違いがあるようです。

定期的なお手入れの必要はないというメーカーや専用のクリームやクリーナーが必要としているメーカーもあるので、コードバンのランドセルを購入した時は確認して下さい。

防水加工がされていても雨の日にはレインカバーをした方がいいでしょう。

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牛革ランドセルの特徴


フィットちゃん 厚牛革(ボルサ)ランドセル

牛革は古くからランドセルの素材として使用されているので丈夫さや、種類の豊富さなどランドセルの素材として適しています

牛革ランドセルというと高価というイメージがある方もいるかもしれませんが、最近は手頃な価格のランドセルもあり、装飾の多いクラリーノランドセルよりもシンプルなデザインの牛革ランドセルの方が安い場合もあります。

牛革と人工皮革のランドセルの重さを比べると100g~200g程度牛革ランドセルが重くなる場合が多いようです。

ランドセルは体にフィットしていると背負い心地が良く、軽く感じるので小柄なお子さんや小学校が遠い方はランドセル自体の重さも大切ですがランドセルと背中の間にすき間がないか、持ち手が背中に当たっていないかなど、背負心地の良いランドセルを選ぶといいと思います。

メリット

・価格帯が広い

・天然皮革の美しい質感

・使い込むほどに風合いが増す

・種類が豊富(つや消し・シボ加工など)

・丈夫で強度が高い

デメリット

・水に弱い

・人工皮革に比べると重くなる場合が多い

・お手入れが必要である

コードバンと同じく牛革も天然皮革なので水濡れに弱いです。

撥水・防水加工されているランドセルも多いですが雨に濡れた時は早めに拭き取る方がいいようです。

牛革製でも特に価格が安い場合は撥水・防水加工がされてない場合もあるので購入する時は注意して下さい。

人工皮革


クラリーノランドセル

人工皮革とは天然皮革に似せて人工的に作られた革で、軽くて丈夫で加工しやすいためランドセルの色やデザインが豊富なので最近のランドセルの素材は7割り程度が人工皮革になっているほど増えています。

お手入れも簡単で汚れた時に拭いてあげるだけでよく、定期的な手入れの必要はありません

天然皮革に比べると丈夫さに欠けますが、6年間はしっかり使用できるランドセルも多いのに比較的安価な点も多くの方に選ばれている要因です。

クラリーノランドセルの特徴

クラリーノはランドセルの代名詞のように普及していて人工皮革ランドセルの多くがクラリーノ製です。

数十年前のクラリーノは安っぽく、弱いのですぐに型崩れしてしまうようでしたが、最近のクラリーノは一見すると牛革との違いがわからないほど品質が良くなっていて6年間使用してもしっかりとしているランドセルが増えています。

クラリーノにも種類があり、傷に強い「クラリーノタフロック」軽くてしなやかな「クラリーノエフ」通気性に優れていて背当ての素材にぴったりな「クラリーノロベニカ」などがあるのでクラリーノランドセルを選ぶ時の参考にするといいと思います。

メリット

・定期的なお手入れが必要ない

・天然皮革に比べて軽い

・比較的安価なランドセルが多い

・カラーやデザインが豊富

・傷や汚れに強い

デメリット

・天然皮革に比べると丈夫さに欠ける

タフガードランドセルの特徴


くるピタランドセル Kaepa(ケイパ)

タフガードとはテイジンコードレが開発した人工皮革です。

従来の人工皮革よりも軽く、傷にとても強く尖ったもので引っ掻いても傷が付きにくいほどです。

水にも強いのでお手入れの必要もありません

タフガードを使用したランドセルはクラリーノほど多くはありませんが、口コミを見ていると「傷には本当に強いので男の子のランドセルにはぴったりの素材」というものが多くありました。

タフガードにも種類があり更に10%軽量化された「タフガードライト」通気性の良い「エアリー」などがあります。

メリット

・傷にとても強い

・お手入れの必要がない

・他の人工皮革よりも軽い

・カラーが豊富

デメリット

・天然皮革に比べると高級感に欠ける

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まとめ

ランドセルは素材の違いで価格やお手入れ方法が変わります。

今の人工皮革は良く出来ているので牛革製にこだわらなくてもいいと思いましたが、コードバンは特別なようでコードバンランドセルを使用している方からは手触りの良さや風格、頑丈さが素晴らしいという口コミがありました。

地域によっては6年間ランドセルを使用しない場合もありますし、お子さんの体格や小学校までの距離などによって選ぶランドセルも変わってくると思いました。

ランドセル選びの参考にしていただけると嬉しいです。

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