結婚式披露宴にお呼ばれするときに、乾杯の挨拶をお願いされることがあります。
乾杯の挨拶をお願いされたときに、どのような構成で挨拶文を考えたらいいのか、新郎や新婦の親族が乾杯の挨拶をするときを例にして文章を作成しています。
乾杯の挨拶の基本構成と例文・文例、挨拶をするときの注意点をまとめています。
話す内容が似てしまうことも
結婚式披露宴での挨拶文を練りに練って考えたのに、前の人が先に同じようなことを話してしまったということもあります。
新郎または新婦が学生の頃に勉強が出来て優秀だったとか、全国大会で優勝したとか、優れた部分があるときには、挨拶する人が皆、そこをピックアップすることが多いため、内容が似てしまう可能性があります。
挨拶に使われやすいエピソードがあるときには、他の人が話す可能性があります。
スピーチする人をみて、エピソードを話しそうなときには、独自の視点から挨拶の構成を考えて見ましょう。
笑いを取る面白い乾杯の挨拶の基本構成
結婚式での乾杯の挨拶の時間は約1分程度を目安に挨拶文を作ります。
主賓挨拶や来賓挨拶のように長くスピーチをする必要はなく、司会者が乾杯の挨拶をする人を紹介してから、グラスが行き渡る頃に挨拶を終えるのが良いです。
その目安が約1分としているようです。
乾杯の挨拶の原稿を作るときは下記の4つに分けて話しをするとまとまりやすいです。
・自己紹介と挨拶
・エピソード
・はなむけの言葉
・乾杯の発声
笑いを取る面白い乾杯の挨拶の例文・文例
(自己紹介と挨拶)
私は、太郎君と同じ会社で働いており、良きライバル関係として日々、切磋琢磨させて頂いております山田と申します。
太郎さん、花子さん、ご結婚おめでとうございます。また、ご両家、ご親族の皆さま、本当におめでとうございます。
新郎新婦はどうぞ、そのままお立ち下さい。
(エピソード)
太郎さんと出会ったのは12年前、新入社員として今の会社に入社したときでした。それからは、同じ部所のときもあり、別の部所のときもありましたが、日々切磋琢磨してきました。ときには、一緒に出張に行き、総務の手違いで一緒の部屋に泊まって、一夜を過ごすこともありました。これは約4年前のことです。
それから1年、今から3年前に、太郎さんから彼女ができたということを聞きました。それが今日、隣にいる花子さんです。
しかし、ここで1つ花子さんに誤っておかなければいけないことがあります。それは、花子さんと太郎さんが一緒に寝るよりも、私が一晩を一緒に過ごしてしまったことです。私と太郎君が愛を語り合ったかは皆さんのご想像にお任せします。
(はなむけの言葉)
私と先に一緒に一晩を過ごしました太郎さん、「世界で一番に愛している人が誰ですか?」
(新郎)花子さん(新婦)です。
花子さん、今の言葉を聞きましたか。太郎さんは12年も付き合っている私よりも、よりもですよ、花子さんのことを愛していると宣言しました。
私と太郎さんの知り合った年月を太郎さんと花子さんが一緒にいる年月の差は縮まりませんが、より濃密な時間を今までも過ごしてきたと思いますし、これからもさらに二人の愛を確かめ合う時間が増え、私と太郎さんの12年の思い出よりも遥かに多くの思い出を作っていくことでしょう。
二人で幸せな家庭をしっかりと築いて下さいね。
(乾杯の発声)
皆さん、今日の天気は何でしたか?
(会場から)雨!
そう、今日は雨です。私はこの日が雨になるのを知っていました。というのも太郎君が雨男だからです。見た目はイケイケな感じがしますが、雨男の太郎君は、雨男なだけにすぐに地固まることでしょう。
外は雨ですが、皆さんの乾杯の一声で雨雲を跳ねのけて二人を晴れ晴れしい心でお祝いしてあげましょう。
それでは、グラスをお手に持っていますか。
太郎さん、花子さんの前途を祈り、乾杯!
これで、太郎君は晴れ男になることでしょう。ありがとうございました。
まとめ
面白い乾杯の挨拶にするのであれば、他にも「乾杯!って言ってから乾杯ですよ。今、誰か先に乾杯って言いましたね」とか、新郎新婦にインタビュー形式で話しを振ってみるのも面白いですよ。
意外な答えを聞けることがあるので、質問の内容は吟味する必要がありますが。
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