結婚式披露宴にお呼ばれするときに、乾杯の挨拶をお願いされることがあります。
乾杯の挨拶をお願いされたときに、どのような構成で挨拶文を考えたらいいのか、新郎や新婦の兄弟が乾杯の挨拶をするときを例にして文章を作成しています。
乾杯の挨拶の基本構成と例文・文例、挨拶をするときの注意点をまとめています。
似た話を先にされたら
結婚式披露宴で挨拶される方は新郎側・新婦側とも主賓挨拶・来賓挨拶があり、会社の社長や上司、親族、先輩、後輩、友人、幼なじみなど何人もスピーチをするので、新郎新婦の人柄紹介やエピソードの部分で、先に詳細に話しをされてしまったり、同じような話になってしまうことがあります。
そんなときに、話がかぶってしまったと焦ってしまいます。別の挨拶文を考えていたり、他のエピソードなどにすぐに変えられるのであればいいですが、自分が挨拶する順番がすぐに来てしまうようなときはパニックになってしまいます。
そんなときには、自己紹介をしたあとに次のような一言の断りを入れてから話すといいと思います。
本日は、新郎(新婦)の◯◯◯◯についてお話をしようと思っていましたが、先に挨拶された方により的確なお話がございました。そのため、私の◯◯◯◯の部分については簡単な内容にさせて頂きますこと、お許しください。
すでに新郎(新婦)の◯◯◯◯に関する話題が出ましたが、それについて私も一言申し上げたいと思います。
本日は新婦(新婦)の◯◯◯◯についてお話をさせて頂きます。ただ先に関連するお話があり、内容が似てしまうことをご了承下さい。
兄弟よる乾杯の挨拶の基本構成
結婚式での乾杯の挨拶の時間は約1分程度を目安に挨拶文を作ります。
主賓挨拶や来賓挨拶のように長くスピーチをする必要はなく、司会者が乾杯の挨拶をする人を紹介してから、グラスが行き渡る頃に挨拶を終えるのが良いです。
その目安が約1分としているようです。
乾杯の挨拶の原稿を作るときは下記の4つに分けて話しをするとまとまりやすいです。
・自己紹介と挨拶
・エピソード
・はなむけの言葉
・乾杯の発生
兄弟による乾杯の挨拶の例文・文例
(自己紹介と挨拶)
ただ今、ご紹介にあずかりました山田花子と申します。
太郎君、花子さん、ご両家の皆さま、本日は誠におめでとうございます。
今日の太郎君、一段とイケメンです!
私も花子さんみたいな可愛いお嫁さんが欲しいと思いました。
(エピソード)
太郎お兄さんとは、小さい頃は喧嘩ばかりしていて好きではありませんでした。男兄弟のところでは、おもちゃの取り合いやゲームの取り合いですぐ喧嘩することも多いですよね。私は弟なので、喧嘩しても兄にかなう訳がなく毎回、悔しい思いをしていました。
部屋が別々のことや反抗期も重なり、私が大学を卒業して社会人になるまで5~6年間の間は、ほとんど話した記憶がありません。時間が合わなかったり、お互いに別のことをしていたりするほうが大切だったからだと思います。
でも、社会人になってからは働き方や悩みなどを話すようになり、仲良く、洋服や靴などお互いに使うようになりました。それも、今日で終わってしまいますが、この歳になって兄弟っていいなぁと実感しています。
(はなむけの言葉)
きっと兄も同じ気持ちでいると思います。なので、花子さん、お子さんは一人ではなくたくさん作ってください。お金の心配をする必要はありません。兄が命を削って働き稼いできますので安心して下さい。
(乾杯の発生)
諸先輩方の前で僭越ではございますが、乾杯の音頭をとらせて頂きます。恐縮ですが、グラスを持ってご起立願います。
ご唱和願います。
乾杯!
(このとき、グラスではなくマイクを持ち上げてみましょう。会場から笑いが取れるはずですよ)
本日は本当におめでとうございます。
まとめ
乾杯の音頭は兄弟姉妹のほかに、姪や甥など小学生や幼稚園児が乾杯の挨拶をすることもあります。
私の結婚式のときは兄弟姉妹にしてもらいましたが、内容にヒヤヒヤさせられました。
幼稚園児や小学生が乾杯の音頭を取るだけでも、会場が和み雰囲気が良くなりますので、挨拶をしてくれる子供がいればお願いしてみるのもいいと思います。
そのときは、今回紹介した例文・文例のエピソード部分は無くした文章で充分だと思います。
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