取引先など社外の方から食事を御馳走になった場合はお礼のメールを送り、感謝の気持ちを伝えましょう。
本来なら電話や手紙で伝えますが、最近のビジネスシーンではスピードも大切なので余程フォーマルなお付き合いでなければメールで感謝の気持ちを伝えても構いません。
御礼のメールを送るだけで印象も良くなり、今後のお付き合いもスムーズに運びます。
取引先などの社外の方から食事を御馳走になった場合のお礼メールの書き方や例文をご紹介します。
会食・接待のお礼メールの書き方
メールの件名はわかりやすく
件名を見ればメールの内容が分かるようにします。
「お疲れ様です」「お世話になっております」などの内容が分からない、まぎらわしい件名は迷惑メールと勘違いされる事もあるので気を付けましょう。
24時間以内に送る
お礼のメールは会食があった翌朝に送るのがベストです。
お礼メールはタイミングで印象が決まってしまうと言ってもいいでしょう。
どうしても翌朝に送る事ができない場合でも24時間以内に送って下さい。
遅くなってしまうと感謝の気持ちは伝わらないですし、会食した事を忘れてしまっていたと思われてしまうかもしれません。
感謝の気持ちを素直に書く
取引先との関係性にもよりますが、あまり馴れ馴れしくならないように丁寧な文章を心掛けましょう。
普段から親しくしている場合は丁寧すぎるのも失礼になってしまいます。
お店や料理についての感想も添える
相手がセッティングしてくれた会の場合はお店や料理へのコメントも添えます。
一文でいいのでセッティングしてくれた事へのお礼やお店の雰囲気、料理の内容など簡潔にまとめます。
褒めすぎはわざとらしくなり、お世辞と捉えられてしまうので大げさな表現にならないように注意します。
次回や今後について
「次回は是非お礼をさせて下さい」と次回についてもふれておきましょう。
相手が取引先であればごちそうしたり、されたりと交互になるのが基本です。
「取り急ぎ」は使わない
よく使いがちな「取り急ぎお礼まで」のような締めの一文は使いません。
社内メールでは使ってもいいですが、取引先や目上の方に対しては雑な印象を与えてしまい失礼に感じる方もいます。
「略儀ではございますが、まずはメールにてお礼申し上げます」と言い換えましょう。
内容は簡潔にまとめる
長いメールは忙しい相手にとって迷惑になります。
感謝の気持ちを伝えるだけなので短くまとめる事を心がけましょう。
お礼メールの例文
例文1
件名:昨日の食事会のお礼です(〇〇株式会社 名前)
本文:
株式会社△△
△△様
いつもお世話になっております。
〇〇会社の〇〇です。
昨日は会食の席にお招きいただきましてありがとうございました。
落ち着いた雰囲気の素敵なお店で、美味しいお食事とともに貴重なご体験の数々やアドバイスをいただいた上に、すっかりごちそうになってしまい大変恐縮しております。
次回は是非当方にてこのような機会を設けさせていただきたいと思っております。
その折はお運びいただけましたら幸いです。
これからも、より一層気持ちもあらたに貴社のお役に立てるよう努めて参ります。
引き続き、変わらぬお付き合いをどうぞよろしくお願い申し上げます。
〇〇株式会社
名前
例文2
件名:昨日の食事会のお礼です(〇〇株式会社 名前)
本文:
株式会社△△
△△様
平素は大変お世話になっております。
〇〇株式会社の〇〇です。
昨日は、お忙しい中 心のこもったおもてなしをありがとうございました。
すっかりごちそうになってしまい恐縮しております。
美味しいお料理をいただきながら貴社の皆様と仕事を超えたお話ができた事 嬉しく思っております。
次の機会にはぜひお返しをさせていただければと思います。
今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
〇〇株式会社
名前
まとめ
ビジネスメールでは固い定型文になりがちですが、お礼メールは人柄が出やすいメールです。
細やかな気遣いができる人という印象を持って貰えたら今後の仕事にも良い影響があると思います。
お礼メールを送ったらおしまいではありません。
メールを送った後で、直接会った時には一言「先日はごちそうさまでした」と言って下さいね!