ビジネスにメールでのやり取りは欠かせない時代です。
一日に何十件ものメールを受け取るビジネスマンもいらっしゃると思います。
仕事上で依頼や相談、確認などのメールを送った場合、相手にすぐに開いてもらう為には、件名(タイトル)でアピールすると相手の目に留まりやすくなります。
メールを開かなくても、件名で内容がすぐに分かるように具体的に書く工夫をすることが大切です。
今回は、お願いのメールを送る時、件名(タイトル)だけで内容が相手に的確に伝わるように、書き方のポイントをまとめたいと思います。
ビジネスメールでお願い(依頼・相談・確認)する時、件名の正しい書き方
依頼メールを相手に送るときには、すぐにメールを読んでアクションを起こしてもらえるように、件名でしっかりとアピールしなければなりません。
件名に必要のない情報まで長々と書くと、読むのが面倒くさくなり後に回されたりする可能性もあります。
できる限り、短くて、わかりやすくて、シンプルなタイトルを目指したいものです。
件名が「お願い」だけでは伝わらない
お願いのメールを送る時に、タイトルに「お願い」とだけ書かれていたら、受け取った相手は怪しんでメールを開かないかもしれません。
件名に「お願い」だけでは不十分と言えるでしょう。
迷惑メールやスパムと間違われない為にも、ひと目で内容が分かる件名をつけなければいけません。
悪い例:『お願い』
↓何の件?↓いつの件?↓どんなお願い?↓ 良い例:『お見積書(○月☓日付け)確認のお願い』 |
良い例のように、「何の件・いつの件・どんなお願い」を明確に書くことで、受け取った相手も件名を見ただけで内容が分かるのですぐに取り掛かってもらいやすくなりますよね。
また相手を気遣う気持ちも伝わってきます。
件名をつける時、押さえておきたい4つのポイント!
・短く簡潔に!
・用件を分かりやすく
・返信期日がある場合は、件名にも日時を記載する
・初めて送るメールの場合などは件名に自分の名前や会社名なども入れる
件名で差をつける3つのワザ
・【】(墨付きカッコ)などの記号を利用する
目に付きやすいカッコを利用するのも件名で目立つのには有効です。
【】を使った件名の書き方例 「〇〇〇〇」に関する2018年度のアンケート調査の結果をお知らせします ⇩ ⇩ ⇩ 【お知らせ】「〇〇〇〇」の調査結果(2018年度) |
・用件が複数ある場合、件名に用件を併記する
用件が複数ある場合は、件名に簡潔に全て記載しますが、数が多い場合は要件の数を記載すると分かりやすいです。
用件が2つある件名の書き方例
例)〇〇の件と△△の件
例)(1)〇〇の件(2)☓☓の件(☓☓会社 田中)
例)〇〇のお願い/☓☓についてのご確認
用件が複数ある件名の書き方例
例)〇〇の件とその他3つの要件について(〇〇商事 田中)
・返信の場合「Re:」を付けて送る
メールでやり取りして、返信するときは、基本的に「Re:」を付けたままにします。
途中で要件が変わった場合は件名を変えておくと、後から探す時や見返す時にスムーズです。
件名で失敗しないために知っておきたいこと
機種依存文字は使用しない!
機種依存文字とは①の囲み文字や㈱などのカッコ付きの略称の文字のことを言います。
PCによっては、文字化けする可能性があります。
文字化けすると、意味不明の文字列が表示されてしまうので、相手を混乱させてしまいます。
重要な取引をおこなうビジネスメールでは機種依存文字の利用は避けるようにしましょう。
「緊急」「大至急」「重要」などはむやみに使わない!
相手にとって重要ではないメールに「重要」や「緊急」などと件名に書くことはやめましょう。
本当に重要な内容や期日が迫っている内容の場合の使用に限ります。
むやみに使用していると、信頼を失い、次回からメールを見てもらえなくなったり、後回しにされたりする可能性もあります。
日付があいまいな件名は避ける
日付があいまいで、期間がおおまかな件名は相手にとっても返信しにくいものです。
ビジネスメールでは、件名には具体的な情報を記載するようにしましょう。
あとがき
ビジネスでの「お願い、依頼、相談」などのメールは、相手に時間をとってもらい、対応してもらうという事を忘れてはいけません。
件名を見ただけで、メールを受け取った相手が、どのような内容のメールだな、と分かれば、相手にとっても、段取りが取りやすく、仕事もスムーズに進みますよね。
相手を気遣う気持ちが大切という事になります。
件名をつける時、心掛けておきたいことは、
・短く簡潔に!
・用件を分かりやすく
・返信期日がある場合は、件名にも日時を記載する
・初めて送るメールの場合などは件名に自分の名前や会社名なども入れる
上記の4つのポイントを取り入れて件名をつけるようにしましょう。