新年を迎えてまず始めることといえば、新年のご挨拶ですよね。
社内の上司や目上の方、社外だとお客様や取引先に対して年賀状を送ったり、直接会って口頭で挨拶したりします。
しかし、年賀状を送っていなかった場合は、新年の挨拶メールを送った方が良いでしょう。
また、新年の挨拶メールには業務連絡などの用件は入れず、新年の挨拶のみをいれるようにした方がより丁寧になります。
今回は、新年の挨拶メールの書き方や例文についてご紹介いたします。
年賀状を送っていない方へ送る新年の挨拶メール
ビジネスシーンにおいて、新年を迎えて最初に行うことといえば、新年のご挨拶ですよね。
出勤するとすぐ上司や目上の方に挨拶に行くことがありますが、相手が出張や休暇中などで会えないことがありますよね。
その相手が年賀状を出していない方や、新年の挨拶を行っていない方の場合は、年賀状や口頭での挨拶代わりに新年の挨拶メールを書いて送ると良いでしょう。
新年の挨拶メールを送る場合、年賀状と同様に送付期間があります。
年賀状の送付期間は一般的には松の内の期間内に送っておくと良いとされています。
松の内とは、歳神様をお迎えし、滞在を祝う為に、正月飾りである門松などの松飾りを飾っておく時期のことです。
松の内は地域によって異なりのですが、1月7日までが一般的と言われています。
新年の挨拶メールも同様に1月7日までに送るようにすると良いでしょう。
新年の挨拶メールの書き方
件名は
年末年始はどこの会社でも大量の挨拶メールが来る時期です。
ビジネスメールを送る場合と同じように、件名には会社名と部署、名前を入れて、読み手に誰から送信されたメールか区別がつくように配慮しましょう。
件名は、「新年のご挨拶(株式会社◯◯◯ 営業部◯◯◯◯)」や、「年始のご挨拶(株式会社◯◯◯ 営業部◯◯◯◯)」などと書きます。
本文は
本文の冒頭には、相手の宛名(会社名と部署名と役職、名前)を正しく書きます。
その後、挨拶文を入れますが、通常使う「いつもお世話になります」の代わりに賀詞の言葉を入れます。
注意したいのは、迎春や賀正などの2文字の賀詞です。
2文字の賀詞は目下の人に使う表現であるといわれていますので4文字賀詞の「謹賀新年」や、「明けましておめでとうございます」「謹んでお慶び申し上げます」などを使った方がより丁寧な表現になります。
挨拶文の後に自分の会社名・部署名・名前を書きます。
年賀状と同様に、今年の抱負や指導・鞭撻をお願いする、今後も信頼関係を深めていきたいなどの一文を添えます。
終わりの締め文
最後には、「本年もよろしくお願い申し上げます」や、「貴社の益々のご発展をお祈り申し上げ、年始のご挨拶とさせて頂きます」、「またお目にかかれますことを楽しみにいたしております。」などの一文をいれましょう。
年賀状を送っている方へ送る新年の挨拶メール
既に年賀状を送付済み、挨拶を済ませている相手に対して新年の挨拶メールを送る必要はないでしょう。
ただ、松の内の期間に業務連絡等のビジネスメールを送る場合は、冒頭に「新年の挨拶文」を添えて送ると良いでしょう。
添える一言には、「いつもお世話になっております。」だといつも通りで華やぐ感じが無くつまらないので、「明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。」や、「謹賀新年 今年も宜しくお願いたします。」などの挨拶文を入れてから、本題の連絡内容を書くようにしましょう。
新年の挨拶メールの例文(社内・上司・目上の方)
例文1
【件名】新年のご挨拶(部署、自分の名前)
◯◯部 課長 ◯◯◯◯様
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
◯◯です。(自分の名前)
旧年中は、何かとお心遣いを賜り、心よりお礼申し上げます。
まだまだ未熟者ですが、◯◯課長をはじめ諸先輩方を見習い、今後も成長していきたいと
考えております。
今年も昨年と同様にご指導とご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。
◯◯◯◯様をはじめ、ご家族の皆様にとって幸多き年となりますようお祈り申し上げます。
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署 名
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例文2
【件名】謹賀新年(部署、自分の名前)
◯◯部 部長 ◯◯◯◯様
明けましておめでとうございます。
◯◯です。
旧年中は何かとお心遣いを賜り、心よりお礼申し上げます。
任された新規プロジェクトの企画運営に微力ながらも携わることができ、
非常に実りある貴重な経験となりました。
今年も続行することになったプロジェクトの運営業務により積極的に関わって
参りたいと思っております。
本年も昨年と同様のご助言とご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
◯◯様をはじめ、ご家族の皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。
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署 名
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新年の挨拶メールの例文(お客様・取引先)
例文1
【件名】年始のご挨拶(◯◯◯株式会社 ◯◯◯◯)
株式会社◯◯◯◯
営業部 ◯◯◯◯様
謹んで新春のお慶びを申し上げます。
◯◯◯株式会社の営業部◯◯です。
旧年中はひとかたならぬご高配にあずかりまして
誠にありがとうございました。
本年もより一層尽力をして参りますので、旧年同様のご愛顧を賜りますよう
お願い申し上げます。
尚、新年は1月6日(◯曜日)より平常通り営業しております。
貴社の皆様の益々のご発展を心よりお祈りいたします。
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署 名
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例文2
【件名】新年のご挨拶(◯◯◯株式会社 ◯◯◯◯)
株式会社◯◯◯◯
総務部 ◯◯◯様
明けましておめでとうございます。
◯◯◯株式会社の営業部◯◯です。
旧年中は一方ならぬご厚情を賜り誠にありがとうございました。
本年もより一層尽力をしてまいりますので、昨年同様のお引き立てを賜わりますようお願い申し上げます。
早速ですが、新年のご挨拶に伺いたいと考えております。
お手数ではございますが、◯◯◯様のご都合をお聞かせいただければ幸いです。
尚、新年1月5日(◯曜日)から平常どおり営業させていただきます。
皆様のご健勝と貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。
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署 名
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まとめ
今回は、新年の挨拶メールの書き方や例文についてご紹介しました。
年賀状をだした相手や、挨拶を交わした方には新年の挨拶メールを送らなくても大丈夫です。
ただ、松の内である1月7日までにビジネスメールを送ることがある場合は、用件の前に、新年の挨拶文を一言添えて送ると良いでしょう。
一方、年賀状をだしていない相手には、直接会って新年の挨拶をするのがマナーですが、出張や休暇中、遠方で会えない相手には年賀状代わりに新年の挨拶メールを送ると良いでしょう。
改まった気持ちを込めて、新年の挨拶文と、今後のご愛顧やご支援をお願いする文章を丁寧に書くと良いでしょう。