転職活動を始めて内定が決まった場合、今の会社を退職する為に準備しなければならないことがあります。

まずは直属の上司に退職することを報告し、会社から承諾を得る必要があります。

退職の承諾を得た後に、社内にいる関わりのある上司や同僚、部下に直接口頭で退職することを伝えます。

その後、退職当日に「最後のご挨拶」として、社内の方全員に退職の挨拶メールを送りましょう。

今回は、退職する意志を伝える時の心構えや、社内向けの退職の挨拶メールの送り方やマナーと文例についてご紹介します。

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退職する意志を伝える時の心構え

転職先が決まり退職を決意したら、その意志を会社に伝える必要があります。

まず直属の上司に相談し、会社からの承諾を得ましょう

退職することで多少なりとも会社に迷惑をかけることになるので、「辞めるのだから、関係ない・・」と思わずに、お世話になった気持ちを忘れないよう努めましょう。

上司には「ご相談があります」「相談したいことがありますので、お時間を頂けないでしょうか?」と伝えます。

その後、上司と二人だけになった時に「退職を相談する」という形で退職したいことを伝えましょう

転職先が決まったことはできれば言わない方が賢明です。

辞める理由は「チャレンジしたい分野がある」「留学や進学など勉強に専念したい」など前向きな理由を伝えると良いでしょう。

転職先が同業他社であっても、退職理由に転職先を伝える必要はありませんが、注意が必要になります。

就業規則や雇用契約書に「退職後の競業禁止規定」があった場合、就業中であれば懲戒処分、退職後は損害賠償請求などの対象になる可能性がありますので、辞めた後は前の会社の情報を漏らすことがないよう配慮する必要があります。

退職することを会社が了承したら、上司や目上の方、自分の周りにいる同僚や部下などに口頭で伝えましょう。

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退職の挨拶メールの送り方やマナー

お世話になった方や関わりのあった方に対して、別れの挨拶やお礼を伝えることは社会人として大切なマナーです。

しかし、社内の方全員に会ってお礼を伝えることは難しい為、メールで退職の挨拶を行うことが多くの会社で慣例となってきています。

お世話になった方には直接会って退職の挨拶をすべきですが、出張中や休暇中などで会えないこともあります。

そんな場合は、個別に退職の挨拶メールを送りましょう

同じ社内でもさほど関わりがない方には一斉メールで送っても失礼にはあたりません

退職の挨拶メールは、通常、最終出勤日(退職日)に送るのが一般的ですが、会社によって1週間前に送る場合や就業時間外に送るなどの規定があることがあります。

分からない場合は、上司や先輩に確認してから送るようにしましょう。

尚、一斉送信で送る際は、相手先のアドレスが表示されないように「To」に自分のメールアドレスを入力し「Bcc」に送信相手のアドレスを入力して送信するようにしましょう。

社内向け退職の挨拶メールの文例

上司向け例文①

件名:退職のご挨拶(自分の名前)

総務部 ◯◯部長

お疲れ様です。

総務部の◯◯です。

私事で大変恐縮でございますが、一身上の都合により8月末で退職することとなりました。

本来ならば直接ご挨拶すべきところをメールでのご報告・ご挨拶になってしまい、大変申し訳ございません。

入社以来、◯◯部長には多くのことで助けて頂き、いつも熱心にご指導頂きましたこと、心より感謝申し上げます。

ここでの経験や学んだことを糧に今後も努力して参りたいと思います。

最後になりましたが、◯◯部長のご健康と更なるご活躍を心よりお祈り申し上げます。

今まで本当にありがとうございました。

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署名

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上司向け例文②

件名:退職のご挨拶(自分の名前)

営業部 ◯◯課長

お疲れ様です。

営業部の◯◯です。

先日ご挨拶させて頂いた通り、本日をもちまして退職することになりました。

在職中、◯◯課長にはいつも気にかけて頂き、大変お世話になりましたことを心より感謝申し上げます。

いつも謙虚さを忘れずに、仕事にもお客様にも真摯に向き合うことの大切さを教えて頂いたことは忘れません。

今までの貴重な経験を今後の人生に活かしステップアップできるように精進して参りたいと思います。

最後になりましたが、◯◯課長の更なるご健勝とご活躍をお祈り申し上げて、退職の挨拶とさせて頂きます。

*****************

署名

*****************

社内向け一斉メール

件名:退職のご挨拶(自分の名前)

◯◯課の皆様

お疲れ様です。

このたび、一身上の都合により3月末で退社することになり、本日が最終出社日となりました。

本来であれば直接ご挨拶をすべきところ、メールでの挨拶にて失礼いたします。

在籍中はいたらない点もあったかと思いますが、お世話になりありがとうございました。

皆様から温かい叱咤激励の言葉をいただき、感謝しております。

壁にぶつかることもありましたが、多くのことを学ばせていただきました。

今後、私の業務は◯◯さんに引き継いでいただくことになりましたので、よろしくお願い致します。

退職後の連絡先は下記になりますので、今後ともご連絡いただけると幸いです。

メール:アドレス

携帯:番号

最後になりましたが、皆様のさらなるご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

今まで、本当にありがとうございました。

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まとめ

今回は、退職する意志を伝える時の心構えや、社内向けの退職の挨拶メールの送り方やマナーと文例についてご紹介しました。

退職する意志を伝える時ってお互いに気まずい時間が流れますし、強く引き止められてしまったら・・と不安に思うことがあります。

しかし、やむを得ない事情があり辞める場合であっても、今までお世話になった感謝の気持ちを忘れずにしっかりお礼を伝えることが円満退職への近道です。

会社が了承してくれたら、関わりのあった方へ個別に挨拶を行い、最終出勤日に退職の挨拶メールを送りましょう。

転職した後にまた元の会社の方と関わる可能性もありますので、なるべく良い印象を残して辞められるように努めましょう!

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