暖かくなってくると、どこからともなくアイツが部屋に現れます。
アイツとはそう、ゴキブリです。
窓もドアも閉め切っているのに何故か部屋にいるゴキブリ・・一体どこから入ってくるのでしょうか?
ゴキブリの侵入経路って玄関や窓を開け閉めする時、網戸、換気扇、通風口などのわずかな隙間や排水口などがありますよね。
なんと、エアコンの室外機の近くにあるホースからもゴキブリが入ってくることがあるそうです!
今回は、エアコン室外機やホースからゴキブリが侵入する原因や、ゴキブリの侵入を防ぐ対策方法について調べてみましたのでご紹介いたします。
エアコン室外機やホースからゴキブリが侵入するってホント?
ゴキブリって台所や洗面所などで見かけることはあるけれど、エアコンの中からでてきたって話を聞いたことがあります。
エアコンからでてくるゴキブリって一体どこからやってきたのでしょうか?
2通りの侵入経路があると考えられます。
1.台所に住みついていたゴキが移動してきた
元々住みついていたゴキの場合、エサや新たな住処を探していてたまたまエアコンに入り込んでしまった可能性があります。
エアコン内部は寒い季節になると結露しやすく、ジメジメしてカビが生えやすくなり、しかも温かいのでゴキが好む環境になるのだそうです。
定期的にフィルターのお掃除を行い、こまめに除湿を行うとゴキたちも居心地が悪くなるので別の場所に移動するかもしれませんよ。
2.エアコン室外機のドレンホースからゴキが入ってきた
エアコンには室内機と室外機があり、壁に開けられた穴を通って1本の管で繋がっています。
それは冷媒パイプと呼ばれ、中には冷媒(ガス)が通っていて、空気中にある熱を吸収して運び室外機で熱を放出させることで部屋の室温を下げる役割があります。
冷媒パイプには冷媒があるため隙間がなく、虫やゴミやホコリが侵入することは無いと考えて良いでしょう。
室内のエアコンにはドレンホースという管も取付けられています。
ドレンホースはエアコンからでてきた水を室外に出すための管でベランダや壁、地面に設置されています。
エアコンのスイッチを入れてしばらくすると室外機の近くのドレンホース(管)から少量の水が流れているところを見たことがありませんか?・・そう、あれです。
ドレンホースの内径は14mm~18mm程度であり、小さめの虫やゴキたちでも十分入れる隙間がある為、このドレンホースを通ってゴキがエアコン内に侵入する可能性があります!
また、ドレンホースは外に設置される為、どうしてもゴミやホコリ、落ち葉などが入り込みやすくなり、目詰まりを起こすことがあります。
目詰まりを起こすとエアコンから水が漏れてしまうことがあるため、ドレンホースにはゴキ・虫やホコリやゴミが入らないような対策が必要になります。
ゴキブリをエアコンに侵入させない対策とは?
エアコンを定期的にお掃除する
ホコリが溜まりやすく、エアコン内は結露もあるためカビが生えやすくなり、狭くて汚れやすいエアコン内はゴキにとって住みやすい環境です。
ホコリがたまるとエアコン性能も低下し、空気も汚れてしまい不衛生になりますので、フィルターのお掃除をマメに行う(2週間に1回ほど)ことが大切です。
最近は、自動お掃除機能が搭載されたエアコンもありますが、お掃除の頻度が少なくなる効果はありますが、全くお掃除をしなくて良いわけではありません!
せめて3週間~1ヶ月に1度はお掃除しておくようにすると良いでしょう。
ホースを地面から浮かせるようにする
ドレンホースの先端が地面についていると、虫やホコリ、ゴミなどが入り込みやすくなります。
少し浮かせるか、壁にフックなどを使ってぶら下げておくと良いでしょう。
地面や壁を伝ってゴキは入ってくることがある為、ホースの先端は浮かせておくことが大切です。
ホースに防虫ドレンキャップやネットを取り付ける
使えなくなったストッキングや細かい編み目のネット(台所用など)をホースの先端にかぶせて輪ゴムで止めるだけでゴキや虫の侵入を防ぐことができます。
網目が細かいほど防虫効果は高いのですが、エアコンからの廃水なので細かいホコリなどが溜まりやすくなります。
そのため、時々溜まっていないかチェックしておいた方が良いでしょう。
また、ホームセンターやネット通販ではワンタッチで取り付けることができる防虫キャップなどもあるのでとても便利です。
ただ、ストッキングやネットと比べるとやや隙間が広い為、小さな虫は通ってしまう可能性があります。
まとめ
エアコン室外機やホースからゴキブリが侵入する原因や、ゴキブリの侵入を防ぐ対策方法についてご紹介しました。
室外機の近くにあるドレンホースを探してみてください。
ドレンホースが地面に設置されていた場合は、ホースの先端を浮かせて、ゴキや虫が入りにくくなるように設置してみましょう。
また、ホースの先端にストッキングやネットを被せて輪ゴムで止めるだけでも防虫効果があります。
ただ、エアコンの廃水の中にはホコリやチリなども入る為、目詰まりしやすくなりますので定期的に外してお掃除しておくことが大切です。