ゴキブリは暗くて狭く、湿った暖かい場所が好きなので昼間は家具のすき間や冷蔵庫の裏などに潜んでいますが、夜行性のため夜になるとエサを求めて部屋に出てきます。
嫌いな人がほとんどと思われるゴキブリを、簡単に駆除する方法をご紹介します。
ゴキブリが活発に活動を始める夏が来る前に駆除を開始して快適な夏を過ごしましょう。
毒エサタイプの駆除剤がオススメ!
ゴキブリを駆除するにはまず、家の中にいるゴキブリを退治する事と外からも侵入させないようにする事です。
家の中にいるゴキブリには毒エサタイプの駆除剤がオススメです。
置くだけで効果があり、ゴキブリは巣に戻ってから死ぬため死骸を目にする事も少なく、薬品の成分が残留した死骸を食べた仲間にも効果があります。
毒エサタイプの駆除剤には3つの種類があります。
・フィプロニル(ブラックキャップ・ゴキファイター・コンバットハンターなど)
・ヒドラメチルノン(コンバットなど)
・ホウ酸(ゴキブリキャップなど)
おすすめはフィプロニルでゴキブリの神経系にダメージを与えて駆除します。
ホウ酸の駆除剤を置いていた時よりもゴキブリを見かける回数がかなり減りました。
フィプロニルをオススメする理由は下の4つです。
・エサを食べた死骸やフンを食べた仲間のゴキブリにも効果がある
・メスが持っている卵にも効果がある
・置くだけで手軽に出来る
・効果が長い(約半年位)
(ホウ酸にはメスが持っている卵には効果がありません。)
効果的な置き場所はここ!
毒エサタイプは食べて貰わないと効果がないのでゴキブリが通りそうな場所にたくさん置きましょう。
・キッチンのシンクの下
・冷蔵庫の下
・食器棚の中
・家具のすき間
掃除も大切!
ゴキブリに毒エサを食べて貰うには他にエサがない状態を作る事が大切です。
ゴキブリは雑食で何でも食べます。
食べかす以外にも人の髪の毛やフケなども食べるのできれいに掃除をして毒エサを食べて貰いましょう。
また、ゴキブリはホコリが嫌いです。
ゴキブリは気門と呼ばれる複数の穴から息をしていて、この穴にホコリが付くと窒息してしまいます。
本能的にホコリのある場所は避けるので、毒エサを置く場所はホコリがないように掃除しておきましょう。
毒エサに耐性のあるゴキブリっているの?
強力な殺虫成分のあるフィプロニルが入っている毒エサを食べても死なないゴキブリはいないそうです。
ただ、毒エサを食べないゴキブリがいるので毒エサを置いても元気にしているゴキブリがいるので耐性があると思われているようです。
違う成分の毒エサを置くと毒エサの食いつきが良くなる効果があるそうなので、ブラックキャップとホウ酸ダンゴの両方を置くなどするといいようです。
くん煙の駆除剤を使用する時は
部屋の隅々まで届く、くん煙剤は一度に家中のゴキブリを駆除できるので便利ですが、使用する時には注意しなければならない点があります。
くん煙剤を使う時の注意点
・薬剤が外に逃げないように窓、換気口など部屋を閉め切る。
・戸棚、引き出し、押入れなどを開放しゴキブリが逃げ込めないようにする。
・食器、おもちゃ、寝具、衣類、仏壇仏具、テレビ、パソコン、ピアノなどに煙が触れないようにカバーを掛ける。
・ペットや植物は外に出す。
・火災警報器やガス警報器はプラブを抜きカバーを掛ける。
・部屋が複数ある場合は他の部屋に逃げていくと駆除できないので、他の部屋も同時に駆除剤を使用する。
・使用後は2~3時間以上充分に換気をして掃除機をかける。
即効性があり一度に家中のゴキブリ退治が出来ますが、カバーを掛けるなどの手間を考えると簡単な方法取は言えないですね。
外からの侵入を防ごう
部屋を清潔にしていてもゴキブリが出るのは外から侵入しているためです。
ゴキブリの侵入は玄関・窓・換気口などですから、屋外用の毒エサタイプの駆除剤を置くといいでしょう。
玄関脇・エアコンの室外機の下・ベランダや窓際などに置くといいと思います。
隙間テープやカバーで防ぐ
ゴキブリは幼虫であれば1.5mmのすき間があれば侵入してくる可能性があるので窓や網戸のすき間にはすき間テープを貼るといいでしょう。
エアコンのホースや換気扇にはカバーやフィルターを使用しましょう。
エアコンのホースはストッキングを被せるだけで簡単なカバーになります。
アロマオイルをスプレーする
ゴキブリに効果があるアロマはミントやベチバーなどが有名です。
ベチバーのゴキブリ忌避率は100%と言われています。
使用方法は水(90ml)にアロマオイルを数滴垂らし、水とアロマオイルを混ざりやすくするために無水エタノール(10ml)を入れて混ぜたらスプレー容器に入れてゴキブリが通りそうな場所に吹きかけます。
ディフューザーで焚くのもいいですが、ベチバーは個性的な香りなので好みが分かれるかもしれません。
注意する点は天然成分のアロマオイルを使用することです。
合成香料で作られたアロマオイルでは効果がないでしょう。
まとめ
暖かくなると出てくるゴキブリですが、住宅事情も良くなり冬でも室内は暖かく過ごしやすいため冬でも家にいます。
2017年にはブラックキャップなどの成分であるフィプロニルが残留している卵がヨーロッパなどで見つかり問題になっていましたね。
問題の卵は大量に摂取しなければ健康被害はないそうですが、フィプロニルは肝臓や腎臓などに臓器障害をもたらす危険があるので、部屋に設置する場合はペットや小さな子供に注意して下さい。