温かい季節になり、暗闇にアイツが現れる・・・そう、何度見ても好きになれないあのゴキブリです。
掃除機をかけている時にふとゴキブリを発見!!思わず吸ってしまったという経験はありませんか?
私はあります。
その時は怖さのあまり吸ってしまいましたが、そのまま放置しておくのは嫌だったのですぐに捨てました。
掃除機で吸ってしまっても、きちんと対処すれば退治することも可能です。
今回は、ゴキブリを掃除機で吸ってしまった時の実際の体験と、その後の対処法についてご紹介いたします。
ゴキブリを掃除機で吸っても生きている?!
目の前に突然現れるゴキブリ。
普段は殺虫剤をかけて仕留めているのですが、思わず掃除機で吸ってしまった時はしばらくの間困りました。
掃除機の中で息絶えてくれたら良かったのですが、耳を傾けてみると掃除機の中からわずかな音が聞こえてきました。
気のせい?かもしれませんが、かすかに何かが動いているような音です・・。
我が家の掃除機は紙パック式の為、ゴミやホコリがクッション代わりとなり、死ぬほどの衝撃にはならなかったのかもしれません。
放置しておくとホースから出てきてしまう!と思い、急いで掃除機ごと家の外に持ち出し、紙パックを取り出し素早くビニール袋に入れて捨てました。
掃除機から紙パックを取り出す瞬間が恐ろしかったこと・・思い出してもドキドキしてきます。
つまり、掃除機で吸ってもゴキブリは死にません・・吸っても退治することはできないと思って良いでしょう。
衝撃で弱る可能性はありますが、「生きた化石」といわれる非常に生命力の強いゴキブリは簡単には死なないようです。
サイクロン掃除機の場合、バラバラになった・・という話を聞く一方、死なずに弱る程度という話もある為、やはり退治することは難しいといえます。
バラバラになってしまうと、掃除機内部をキレイにする作業が必要になるため、逆に処理が大変になると思っておいた方が良いでしょう。
ゴキブリが掃除機の中で繁殖する?!
掃除機でゴキブリを吸った後、ひとまず目の前からゴキブリが消えたのでそのまま放置・・それは最もやってはいけないことです!
紙パック式でもサイクロン式掃除機であっても、掃除機の中にはホコリやチリ、髪の毛などがありますのでゴキブリはそれをエサにして生き続けていくことができます。
髪の毛1本あれば1ヶ月も生存できるというデータもありますし、飲まず食わずでも暫くは生き続けることもできるそうです。
また、メスのゴキブリだった場合は卵を産む場合もあります。
成虫のチャバネゴキブリの場合は約1ヶ月に1回は卵鞘(卵が40個ほど入った袋)を産み、自分のお尻にくっつけたまま生活して約20日で孵化します。
掃除機に入れたまま放置してしまうと一気にゴキブリが増えてしまい、恐ろしい惨状になる可能性があります。
ゴキブリは1年中繁殖期ですし、オスがいなくても単為生殖(一匹のメスだけで産卵できる)するので、いつ産卵するかは予測することはできません。
ゴキブリを掃除機で吸ったら、卵も一緒に吸っていると考え、放置せずにすぐに捨てるべきです。
ゴキブリを掃除機で吸ってしまった時の対処法
ゴキブリを掃除機で吸ってしまったら、直ぐにビニール袋に包んで捨てるのが鉄則ですが、できれば退治してから捨てたいですよね。
ゴキブリ退治には、殺虫剤をスプレーする、叩く、熱湯をかけるなどいろいろな方法がありますが、できれば触らずに対処したいところです。
ホウ酸を吸いこませる
昔からゴキブリにはホウ酸団子が良い!というのはご存知かと思いますが、わざわざ作る必要はありません。
ホウ酸はシロアリやゴキブリなどの昆虫の体内に吸収されると、腎臓が無いために代謝ができなくなり死んでしまうほど、昆虫にとって毒性が強いものです。
ゴキブリは自分の身体を舐める習性があるので、粉末のホウ酸を掃除機に吸い込ませることでゴキブリの表面上にホウ酸を付着させ、ホウ酸を舐めてもらいましょう!
ホウ酸を舐めたゴキブリはすぐには死にませんが、確実に弱らせることはできます。
ホウ酸のにおいに撃退効果あり
ゴキブリは、ホウ酸のニオイを嫌うそうで、寄り付かせない為にホウ酸をまいておくと良いようです。
ただ、乳幼児がいる場合は手でふれたり舐めてしまう可能性があるため、ホウ酸団子を置いたりホウ酸粉末をまくのは止めましょう。
殺虫スプレーを掃除機に使うのは危険!
殺虫剤を掃除機の中にスプレーしてしまおう・・と思ってしまいますが、それは非常に危険ですので止めましょう!
掃除機にはモーターがありますが、火花が発生することがあり殺虫剤の成分の可燃ガスに引火して火事を起こす可能性があります。
非常に危ないので、絶対にやめましょうね。
すぐにビニール袋に入れて密閉するのが確実!
ゴキブリを掃除機で吸い込んでしまったら、すぐに電源を切らずに1分程度はしばらく電源を入れっぱなしにして置いたほうが、相手に衝撃を与え続けることができます。
確実ではありませんが、少しは弱らせることはできます。
電源を切ったらすぐに掃除機ごと外に運び、素早くビニール袋に捨て密閉します。
相手がホース出口に移動してしまう可能性もありますが、そうならないよう電源を入れっぱなしでなるべくドア近くまで掃除機を運ぶようにできたら理想ですね。
まとめ
今回は、ゴキブリを掃除機で吸ってしまった時の実際の体験と、その後の対処法についてご紹介しました。
掃除機をかけている最中にゴキブリを発見してしまったら・・思わず吸ってしまいたくなるものです。
吸ってしまっても、退治できませんし、怖いという理由で放置してしまってもいけません。
最悪、掃除機内でゴキブリが増えてしまう可能性大です。
ゴキブリを掃除機で吸ってしまったら、なるべく手早く掃除機ごと外に運びだし、ビニール袋にうつして捨ててしまいましょう。