暖かくなる季節になると、台所や風呂場で見かけることが多くなるチョウバエ。
我が家ではチョウバエを見つけ次第、毎回両手で囲んで「バチン!」と叩いて仕留めています。
しかし、窓を締め切っていても気がつくと部屋に現れるので「一体どこからやってきたのだろう?」、「もしかして・・食べ物から発生している?」と悩まされることがあります。
小さいし、汚い害虫というイメージはあまり無かったのですが、よく調べてみると想像以上に汚い場所が発生源になっていることがわかりました。
今回、チョウバエの成虫・幼虫の生態について調べ、チョウバエの駆除には発生源を洗浄し殺虫剤を使う方法が効果的であることがわかりましたので、ご紹介します。
チョウバエの発生源と生態
台所や風呂場の水回りに飛びまわり、食べ物にたかっていることが多いコバエ「チョウバエ」。
小さいし、ハートを逆さまにしたような可愛らしい?形ですし、ハエよりスピードが遅いので両手で「バチン!」と簡単に仕留められます。
しかし、数匹ならまだしも数十匹以上現れたらそうはいきませんよね。
まずは敵の生態を知ることからはじめましょう。
チョウバエの発生源とは
チョウバエは、台所や洗面所、風呂場の水回りに発生するコバエです。
よく発生しやすい場所は、排水溝の汚れや汚泥、湯垢などヌメリがたまった暗い場所です。
熱帯魚やアクアリウムなどの水槽の上部に設置したフィルターにも発生することが多いそうです。
シンクの排水溝 | 浴槽下 | 浴室の排水溝 | 洗濯機の排水パン |
暗く湿っていて汚れている場所を成虫が見つけて産卵するようです。
幼虫は水の中では生きられませんが、湯垢や石鹸カス、皮脂などが溜まった汚泥の周辺で生活します。
汚れが溜まりやすい上に、見過ごしがちな場所ばかりですね。
チョウバエの生態
よく見かけるチョウバエは「オオチョウバエ」と「ホシチョウバエ」の2種類であるといわれています。
見た目がグロテスクなので、画像はアップしませんでしたが、想像以上に毛がフサフサしていて気持ち悪いです。
発生する時期は毎年4月~12月が多く、寒い冬にはほとんど見かけませんね。
チョウバエの成虫は羽化して4日程で産卵ができるようになり、200個~300個ほど2~3回に分けて産卵します。
約2日で卵が孵化し、孵化した幼虫は約14日間を経て蛹になり、3~4日ほどで成虫になります。
成虫になると5日~2週間ほど生きるといわれていて、夜間に活動します。
成虫になる前の幼虫の期間が長いので、幼虫時期に一気に退治しておくことが効果的な駆除方法になります。
チョウバエの駆除には発生源を洗浄する
高濃度のパイプ洗浄剤をかけてヌメリを取る!
チョウバエの発生を抑える為には、幼虫のエサとなる排水溝のヌメリや汚れを取ることが大切です。
普段からこまめにブラシで掃除をしておくか、塩素系パイプ洗浄剤を定期的にかけておくと良いでしょう。
パイプ洗浄剤は、夜寝る前に排水溝にかけて翌朝起きた後に洗い流せば掃除が完了しますし、汚れだけでなくニオイも取ることができるので、一石二鳥ですね。
排水溝は汚れが溜まりやすいので、1ヶ月に1回ほど定期的に使うことをオススメします。
洗浄を行うことでヌメリや汚れが取れて、チョウバエの幼虫にとって居心地の悪い環境にしましょう!
※使用する場合は、換気扇を回しゴム手袋を装着し、身体や衣服に薬剤がかからないよう注意しましょう。
チョウバエの駆除に効果的な殺虫剤
幼虫・卵の即効殺虫と洗浄のW効果!
排水溝の汚れた部分にまいておくだけで、即効性のある殺虫成分がチョウバエやショウジョウバエの幼虫を駆除できる上、洗浄成分が配合されているので汚れやヌメリを取ることも出来ます。
発泡成分も含まれているため、隅々まで成分が行き渡りやすくなります。
2時間ほど置いたら後は洗い流すだけなのでとても簡単ですね。
洗い流すと殺虫成分も一緒に流されてしまうので残効性はなく、2週間に1回ほど定期的に使うことをオススメします。
狭い場所で幼虫・卵を駆除しやすいコバエ用ムース
コバエ用ムースBIGは、薬剤がムース状になっていて立体的に行き渡り、排水溝などの狭い場所や薬剤が届きにくいところに浸透しやすくなります。
成分は「ピレスロイド系殺虫剤」と「IGR剤」という殺虫成分が混合され、壁に留まっている成虫に対しては薬剤で窒息させ、配管などの空間にはムース状の薬剤を充満させることで、奥まで薬剤成分が浸透して駆除します。
付属のチューブを使うことにより、狭い場所にピンポイントでムース上の薬剤を行き渡らせることができます。
3時間ほど置いておき、後は洗い流すだけで幼虫や卵は駆除されます。
ワンプッシュで成虫に効く おすだけベープ
フマキラー
おすだけベープ スプレー
ハイブリッド 200回分
不快害虫用 1個
風呂場などで大量発生してしまったチョウバエを1匹1匹叩くのは大変ですよね。
こちらはチョウバエ専用ではなく、ユスリカ、ショウジョウバエ、ノミバエなどのコバエにも効果を発揮する殺虫剤です。
4.5畳~最大16畳のお部屋までワンプッシュで成分が部屋中に行き渡り、チョウバエやコバエを駆除できるのでとても便利です。
まとめ
今回、チョウバエの成虫・幼虫の生態について調べ、チョウバエの駆除には幼虫や卵が発生す場所を特定し洗浄することと、殺虫剤を使って駆除する方法が効果的です。
チョウバエは成虫になると約200個もの卵を産みますので、いくら成虫を退治しても、家の中のどこかに卵を産み付けられていた場合、大量繁殖してしまう可能性があります。
チョウバエの幼虫や卵は家の中の排水溝、浴槽下の汚泥の中で生活します。
幼虫はヌメリや汚泥をエサにしているので、汚れを溜めないよう定期的に洗浄と殺虫剤を使った駆除を行うことが大切です。