中学校の入学式での来賓挨拶は市・区、教育委員、市・区議会などの方が挨拶をすることが大半だと思います。こういった方々の来賓としての祝辞の内容は、統一されていて文章の内容は考えられています。その他に来賓の挨拶のお願いがあるのが前年度PTA会長だった方に挨拶のお願いがくることがあります。中学校入学式の来賓挨拶の例文、基本構成と話し方についてまとめました。

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入学式挨拶の話し方で印象が変わる

人前に出てスピーチをするとき、どうしても緊張してしまいます。緊張してしまうと、話すテンポが早くなったり、表情がこわばってしまうことがあります。これは、人前で話すことが多い人でも緊張しますが、人前で話すことが少ない方はなおさらです。ちょっとした話し方に気を付けることで好印象を与えることができます。話すときに気を付けるべき7つのポイントを紹介します。

1.緊張せず落ち着く
2.背筋を伸ばして話す
3.ハッキリと話す
4.明るい口調と表情をする
5.会場全体を見渡す余裕を持つ
6.自然に表情を変える
7.間を上手に取る

逆に印象を悪くするようなことは

1.話のテンポが早い
2.表情が暗い
3.聞き取りにくい
4.「あ~」とか「え~」が多い
5.語尾を伸ばす
6.横柄な態度
7.変な癖がある

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中学校入学式の来賓挨拶の基本構成

入学式の挨拶をするときの基本構成は、

・新入生への祝辞
・中学校生活について
・新入生に贈る言葉
・保護者への祝辞
・招待への感謝
・締めの言葉
・年月日と名前

基本構成なので、追加したり、省いたりすることは可能ですが、構成内容は一度、学校側とも調整するようにするといいです。

中学校入学式の来賓挨拶の例文・文例

(新入生への祝辞)

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。皆さんはこの子育てママ中学校設立50周年という記念すべき年の記念すべき入学生です。

(中学校生活について)

皆さんは、今まで小学校で楽しく過ごしてきたと思います。今日からは子育てママ中学校の生徒として、今まで知らなかったお友達と一緒に仲良くし、勉強したり部活動に励んだり、運動会や文化祭・学芸会などの学校行事をしてください。

私が中学生の頃だったことを振り返ると、中学1年生のころは怖いもの知らずだったと思います。その頃はサッカー部に入って同学年の友達と楽しくサッカーがしたいと思っていましたが、2年生・3年生の先輩のいい加減な部活内容にイライラして顧問の先生に「先輩だからしっかりして欲しい」と言ったことで、先輩と上手く行かずに辞めてしまいました。その後は陸上部に入り、素晴らしい同期や先輩方、そして顧問の先生に恵まれ充実した部活動を行なうことができました。

陸上部だった当時の同期や先輩方とは今でも年に数回会って、同時のことや家族のことなどを話したりする仲です。

中学校で知り合ったお友達や先輩、先生との付き合いは中学3年間だけではなく、その後もずっと一緒に気兼ねなく話ができる友人であり、一生の宝ものになると思います。一日一日を大切に過ごして欲しいと思います。

(新入生に贈る言葉)

今日から中学校生活が始まる皆さんに私から三つ、お願いしたいことがあります。

一つ目は、友達を大切にすることです。友達とケンカをすることも、嫌な思いをすることもあるでしょう。でも、その友達が将来、かけがえのない友人になると思います。私が今、それをとても実感しています。今はわからないかも知れませんが、友達はとても大切な存在で宝物です。

二つ目は、三年間で目標を見つけて下さい。勉強で一位になるでも、高校は進学校に行くでも、東京大学に行くでも、歌手になるでも何でもいいです。目指すべきものを何か一つ見つけて下さい。その努力は、将来仕事をするときにきっと役立ちます。

三つ目は、日々の努力を惜しまないで下さい。ずっと努力しっぱなしということはできませんので、息抜きも大切です。でも、何かを実現させたい、やりたい、目標を達成するためには日々の小さな努力の積み重ねでしか達成することはできません。行動すること、そして継続することが大切です。

(保護者への祝辞)

保護者の皆さま、本日はおめでとうございます。実りある三年間となりますよう、心から願っております。

(招待への感謝)

今日はお招きありがとうございました。

(締めの言葉)

中学校での三年間はあっという間に過ぎてしまいます。伝統ある子育てママ中学校で素晴らしい仲間と出会い、目標を決めて、勇気を持って一歩一歩確実に前に進み、充実した三年間を過ごされることをお祈りし、お祝いの言葉とさせて頂きます。

(年月日と名前)

平成29年4月12日

前年度PTA会長
山田 花子

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あとがき

中学校入学式の来賓挨拶のサンプルとして参考になればと思います。内容は、自分が中学生のときに経験したことや感じたことを基にして、今の中学生に何が必要で、今後どのようなことに活かされるのかを伝えてあげるとオリジナルの祝詞になりますし、お祝いの言葉にもなります。

でも、書いていると文章が長くなってしまうことがあります。余計なことは欠かずに、伝えたいことに的をしぼって経験や感想、今の自分があるのは中学校での影響が大きいという内容にまとめると分かりやすく、臨場感のある内容になり、感動しやすい内容になると思います。

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