中学校や高校の入学式では生徒会長による新入生への歓迎の言葉を在校生代表として挨拶します。実は私、高校のときに生徒会長をしていて、そのとき新入生の前で歓迎の挨拶をしたことがあります。中学生や高校生が一人で入学式の挨拶を考えるのはとても難しいものがありました。もちろん先生に内容を確認してもらい何度も書き直していました。そのときの挨拶の文章も思い出しながら中学校や高校の入学式での生徒会長挨拶の歓迎の言葉の例文をまとめてみました。

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生徒会長・在校生代表挨拶の基本構成

生徒会長または在校生代表挨拶として、新入生歓迎の言葉のスピーチ内容を考えるときの基本構成としては、

・自己紹介
・新入生への祝辞
・学校生活で守ること
・締めの言葉
・年月日と名前

という感じです。入学式の歓迎の言葉はだいたい3分~5分程度にまとまるようにします。

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生徒会長・在校生代表挨拶を書くときのポイント

書くときのポイントを先生に教えてもらい、とても役立ったことがあります。それは、「ちょっと少ないかなぁという程度の文章にまとめること」です。これは、何を意味しているかというと

・3分~5分程度話すのにゆっくり話す必要がある

・要点をまとめることができる

・聞いているほうに伝わりやすい

ということです。生徒会長・在校生代表挨拶をするまでに、校長先生・来賓1・来賓2・PTA会長・保護者代表挨拶などが続いているため、集中力がどうして切れてきますので、これから始まる学校生活においてのポイントに絞って話すことが大切だということです。

生徒会長・在校生代表挨拶の歓迎の言葉の例文

(自己紹介)

今年度から生徒会長に就任した山田花子です。

(新入生への祝辞)

新一年生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これから始まる学校生活に夢や希望を持っているのと同時に、慣れない環境に不安や悩みを抱いていることと思います。そんな皆さんに、これからの学校生活を有意義なものにするために必要なアドバイスをしたいと思います。

(学校生活で守ること)

一つ、きちんと挨拶をしましょう。挨拶はとても大事なものです。登校したら「おはようございます」、下校するときは「さようなら」。これから皆さんは部活動にも必ず参加することになり、先輩方がいます。友達のような関係になる先輩もいるかも知れませんが、きちんと先生方や先輩を敬い、敬語を使うことが社会に出てからのマナーを身につけることができます。

二つ、出会いを大切にしていきましょう。今日から新入生の皆さんも在校生も新しい出会いが始まります。新しい環境で、新たな出会いをしますので、その出会いを大切にして下さい。

三つ、学校全体で一致団結していきましょう。学校行事である体育祭や文化祭・音楽祭などのイベントは基本的に生徒主導で行ないます。そのため、皆さんの力を借りないと学校行事を成功させることができません。様々な行事に積極的に参加し、一緒に盛り上げて下さい。

四つ、積極的に行動しましょう。学校行事もそうですが、分からないことは理解するまで質問しましょう。先生方も先輩も丁寧に教えてくれます。

より良い学校生活を送るためにも、協力していきましょう。

(締めの言葉)

在校生一同、これから皆さんと共に生活していくのを、楽しみにしています。一緒に学校生活を楽しんでいきましょう。

(年月日と名前)

平成29年4月12日

生徒会長または在校生代表
山田 花子

緊張を少しでも和らげる方法

何百人もの前で話すことは、とても緊張します。人前で話すときに緊張しない人はいません。でも、緊張を和らげること、あがらないで話すための準備はできます。

・しっかりと準備すること
・使い慣れた言葉で伝えること
・注意点などメモをしておくこと
・練習すること

準備することは大事です。当日のことを頭の中でシミュレーションして、どこで何をするのかを想像しながら思い描きます。歓迎の言葉も使い慣れない言葉や単語を使うとつまづいてしまう原因になりますので使い慣れた言葉を使いましょう。挨拶文ができたら読む練習をします。このときストップウォッチなどで時間を計りながら、持ち時間内で終わるような話すスピードを覚えます。読んでいると、ここで間を取ったほうがいいかもとか話し言葉にしたほうが聞きやすいかもということがありますので、それはメモに書いて当日持っておくといいです。同日はメモを見ることはできませんが安心感につながります。そして、練習することです。

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あとがき

生徒会長または在校生代表挨拶に選ばれたのであれば、自信を持って挨拶をして欲しいと思います。新入生は、実際に学校生活を送っている先輩方の生の声を聞きたいと思っています。これから、どんなことが待っているのか、期待と不安の中、入学式を迎えていますので、期待を裏切らず、不安を少しでも取り除いてあげられるような内容の挨拶にするようにしましょう。

壇上に立つと自分一人に対して、新入生とその保護者、学校の先生方・在校生、来賓の方々が自分を見ていると思うと身体が緊張で震えてきますが、落ち着いて丁寧に挨拶をして下さいね。

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