卒業式・入学式の挨拶のときお辞儀をするタイミングはいつ？

卒業式や入学式でPTA会長挨拶・来賓祝辞・保護者代表挨拶などをお願いされ引き受けたとき、挨拶文にばかり気を取られてしまいがちですが、式当日のことも考えておかないと当日あたふたすることになります。

私は、挨拶をするときのお辞儀のタイミングを全く考えていませんでした。

ハッと思ったときは、校長先生の式辞のときにお辞儀をしているのを見て気づきました。

そのあとに、教育委員会と来賓祝辞があったので持っていたメモ用紙にどこで、どこを向いて挨拶をしているのかを書いて必死で覚えました。

皆さんがそうならないためにも、卒業式・入学式の挨拶のときお辞儀をするタイミングと誰にまたはどこにお辞儀をしたら良いのかをお伝えします。

卒業式・入学式の挨拶のときのお辞儀のタイミング

手書きでは見にくかったので、卒業式・入学式のときの式場の配置（レイアウト）を作成しました。

これは一例なので、学校によって違うと思いますが、私の学校での配置を参考に書きました。

図の青い部分に流れが書いてあり、緑の丸部分がお辞儀をする場所を示しています。

画像にすると文字が小さくて見にくいので順番に紹介していきます。

司会者の方から「続きましては卒業生または新入生の保護者代表、山田様よりご祝辞を頂きます。」と指名があったら、席を立ち卒業生または新入生に軽く一礼をします。

席に座っている方々の後ろを通り、教職員席または来賓席に座っている方々が見渡せる場所で一度止まります。

教職員席と来賓席が離れている場合には、教職員席に一礼してから来賓席に一礼をします。

階段を上り、壇上に上がったら、2～3歩進んで国旗全体が見える場所で一旦止まり、国旗に一礼します。

マイクのある演台まで歩いていき、背筋を伸ばして会場全体を見渡して間を取り一歩下がり、正面に向かって一礼します。

司会者が「卒業生または新入生、起立、礼」と卒業生または新入生の礼があり、立ったままであれば「お座り下さい」と言って着席を促します。

卒業生または新入生が座ったのを確認してから、挨拶文を書いた式辞用紙を取り出し、表の包み紙は演台の右側に置き、式辞用紙を開き、「祝辞」と言ってから挨拶文を読み上げます。

祝辞が終わったら、式辞用紙を表の包み紙にしまい、右側にある箱の上に置きます。

そしたら、一歩下がります。

一歩下がるのと同時に司会者が「卒業生または新入生、起立」と合図がありますので、卒業生または新入生が全員起立したのを見計らい一礼をします。

演台から離れて、壇上を降りていく途中に国旗がありますので、国旗の前で一旦止まり、国旗に向かい一礼します。

壇上から降りて、来賓席の前で止まり、教職員席と来賓席に向かって一礼します。

自分の席のところまで着たら、軽く会釈してから座ります。

担任経由で校長先生でもいいですし、校長先生や教頭先生に直接連絡しても構いませんので、卒業生や入学式で使う講堂や体育館を事前に下見させてもらえるか確認しておきましょう。

下見をするときには、

・2週間前までにお願いをする
・時間的都合はある程度学校側に任せる
・式の前に下見を希望する
・式典の配置、レイアウトがもらえるか確認する

体育館や講堂を使っていない時間なので放課後または授業時間で使っていない時間に下見することが多いと思います。

式典の配置図が無いと自分が座る位置、先生方が座る位置と来賓の座る位置、司会者の位置、壇上に上がる場所などを確認しておきます。

事前に下見できないときは式典当日、早めに行って見させてもらうようにしましょう。

椅子や机などの配置は前日までに終わっていますので、式当日であれば、雰囲気が分かります。

レイアウトをメモしておき、来賓控室があれば、そこで待っている時間に最終確認しておくといいです。

何事も下準備が大切です。

当日になって慌てたり、あれを忘れたとなると、冷や汗ものです。気がつくと脇汗が脇腹を垂れていくのが分かるほど汗をかいてしまっていることがあります。

シャツやフォーマルスーツなどの脇に汗ジミができてしまいますので、脇汗パットなどを肌着に付けておくなど対策をしておくといいですよ。

何度もシミュレーションして、本番では慌てないで行動し、挨拶できるようにしておきましょう。