入学祝いにおじいちゃん、おばあちゃん達からランドセル・勉強机など頂く方も多いのではないでしょうか。
子どものお祝いには基本的にお返しは必要ないと言われていますが、お礼状は出すのがマナーでしょう。
今回は入学祝いを頂いた時に書くお礼のお手紙の書き方や例文をご紹介します。
お礼状を出す時のマナー
祖父母の場合は電話をして子どもからも直接お礼を言わせるといいですね。
親戚ならやはり電話をしてお礼状を書きます。
電話はその日に、お手紙はお祝いを頂いた日から２、３日のうちに、遅くとも１週間以内には出しましょう。
親だけでなく本人にも一言書かせるといいですね。
まだ字が書けなければ絵を描いて送るといいですよ！
内祝いを送る場合
入学祝いにお返しはいらないとされていますが親戚や友人から頂いた場合は内祝いを送る方も多いようです。
内祝いの金額ですが頂いたお祝いの２分の１～３分の１程度が一般的です。
頂いたお祝いよりも高額な物を贈るのは失礼にあたりますから注意しましょう。
よく選ばれるのはお菓子などの食品や洗剤やタオルなどの日用品ですが、最近はカタログギフトを選ぶ方も多く、贈られた側も自分の好みで選べるので喜ばれています。
入学祝いを早めに頂いていたとしても内祝いは一般的に入学式後に送るのが一般的です。
入学式が終わったらすぐに送りましょう。
早めに送る方がいいのですが遅くなってしまったとしても４月中には届くように送るといいですね。
書く時のポイント
お礼状は早めに送るのが重要ですが、もし遅くなってしまったらお詫びの言葉も添えましょう。
いただいたのが品物であるなら、その物の感想を、お金を頂いた時はその使い道を報告するのも忘れずに、感謝の気持ちを伝えましょう。
新生活に向けての抱負や心境を書くのもよいですね。前向きな表現になるように心がけます。
お礼状の構成
１．頭語
２．時候の挨拶
３．安否を尋ねる挨拶
４．自分の安否を知らせる挨拶
５．入学式の様子、いただいたお祝いの感想（現金の場合は使い道）
６．結びの挨拶
７．結語
８．日付・署名
の順に書いていくと良いでしょう。
親しくしている方の場合は頭語と結語を省略しても構いません。
１．頭語
頭語は７の結語とセットで使われます。
頭語が「拝啓」なら結語は「敬具」、「謹啓」の場合は「謹言」、「前略」の場合は「草々」になります。
２．時候の挨拶
手紙を書く季節により変わります。入学内祝いを送るのは４月なので、４月の時候の挨拶です。
・花冷えのみぎり
・桜花の候
・うららかな春の訪れとなりました
・春も深くなり
３．安否を尋ねる挨拶
・皆さんお変わりごさいませんか
・皆様いかがおすごしでしょうか
・その後お変わり無くいらっしゃいますか
・お変わりなくお過ごしでしょうか
４．自分の安否を知らせる挨拶
・お陰様で当方一同元気にしております
・お陰様で家族一同元気に暮らしております
・私共も病気もせず元気に暮らしております
・私どもも相変わらず元気に暮らしております
５．入学式の様子、頂いたお祝いの感想（現金の場合は使い道）
・入学式も無事に終わり、毎日元気に学校へ通っております。
・お友達も出来たようで学校の出来事を楽しそうに話してくれます。
・頂いたお祝いで早速ランドセルを買いました。嬉しそうに毎日背負っています。
・頂いたお祝いの使い道はまだ決まっておりませんが、入学に向けて必要な物が多く有意義に使わせていただきます。
６．結びの挨拶
・花冷えの折、くれぐれもご自愛下さい
・風邪など召されませんようご留意下さい
・春光うららかな季節となりました。皆様のご多幸をお祈り申し上げます
・季節の変わり目、皆様にはくれぐれもご自愛下さい。
７．結語
頭語とセットになっているので頭語の説明のように書きます。
８．日付・署名
縦書きの場合は漢数字で書きます。
日付の年号は省略しても構いません。
横書きの場合は日付を左側に、署名を右側に書きます。
お礼状の例文
拝啓 うららかな春の訪れとなりました。皆様お変わり無くいらっしゃいますか。私どもも相変わらず元気に暮らしております。
先日は長女さくらの小学校入学のお祝いを頂き誠にありがとうございます。早速頂いたお祝いで腕時計を買ました。本人もお気に入りで嬉しそうに付けています。
花冷えの季節ですので、体調など崩されませんようご自愛下さい。 敬具
日 付
署 名
まとめ
入学祝いのお礼状の書き方をご紹介しました。
例文の丸写しと思われないようにするには、やはり自分の言葉を入れて書くことです。
お祝いを頂いて感謝している素直な言葉を入れたらきっとお相手にも伝わります。
是非参考にしてお礼状を書いてみて下さいね。
