この春、大学へ入学される方は祖父母や親戚などからお祝いを頂くことがあると思います。
お祝いを頂いた際にはきちんとお礼を伝えることが大切です。
現代はパソコンや携帯のメールが普及し、「手紙を書く」という機会が随分と減ったように感じます。
いざ、お礼状を書くとなると、どのように書いたら良いのか分からなかったり、手紙を書くことさえも苦手に感じたりする人も少なくないはず。
特に大学一年生になる方は、お礼状を書くのは初めて…という方も多いのではないでしょうか。
今回、大学入学祝のお礼の手紙の書き方と文例をまとめました。
お礼状を書く際に参考にしてみて下さいね。
大学入学祝のお礼の手紙のポイント!
・大学生は大人として扱われます。親からよりも、お祝いを頂いた本人が直接お礼を書くことが大切です。
・お祝いを頂いたらすぐにお礼の電話、または、2~3日中にお礼の手紙を送りましょう。
・遅れてしまった場合は、お詫びの言葉を必ず添えましょう。
・大学生らしく、礼儀正しく、きちんとした大人の文を書きましょう。
お礼の手紙の書き方・例文
お礼の手紙は
①季節の挨拶
②お礼の言葉
③感想や近況報告
④結びの言葉
の4つのポイントをおさえて書くとスムーズです!
あまり文章構成にこだわらずに、喜びや感謝の気持ちを自分の言葉で書いて頂いて大丈夫ですよ。
例文を参考にしてみて下さいね。
目上の方に書く場合
(例文1)
拝啓
春陽の候、皆様におかれましてはお元気でお過ごしのことと存じます。
この度は、大学入学のお祝いを頂きましてありがとうございました。
温かいお心遣いを頂き、心より感謝申し上げます。
先日無事に入学式を終え、大学の講義も始まりました。
様々なことを経験し、学び、充実した4年間を過ごせるように頑張りたいと思います。
今後ともご指導下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
時節柄、ご自愛下さいませ。
取り急ぎ書中にて御礼申し上げます。
敬具
(例文2)
拝啓
満開の桜が美しい季節となりました。皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
この度は私の大学入学に際して、お祝いを頂きましてありがとうございます。頂いた時計は大学生活で大切に使わせて頂きます。
東京での一人暮らしはまだまだ慣れませんが、新しい友人も出来、楽しく過ごしております。
支えて下さる方への感謝の気持ちを忘れずに、有意義な大学生活を送れるように努力していきます。
今後ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
季節柄、寒暖が激しい時期ですので、どうぞお体お大切にお過ごし下さい。
本当にありがとうございました。
敬具
親しい人へ書く場合
(例文1)
日増しに暖かくなり、桜の開花を楽しみに待つときとなりました。皆様、お変わりございませんか。先日は、入学のお祝いを頂きましてありがとうございました。大学生活に必要なものを購入させて頂きたいと思います。
いよいよ実家を離れ、初めての一人暮らしが始まります。期待と不安でいっぱいですが、有意義な大学生活が送れるように頑張りたいと思います。
今後ともご指導よろしくお願い致します。
帰省した際にお会いできるのを楽しみにしています。
まだまだ肌寒い日もありますので、お体に気を付けてお過ごし下さい。
本当にありがとうございました。
(例文2)
暖かい日差しに春の訪れを感じる今日この頃。皆様、お元気でお過ごしでしょうか。先日は、大学の入学のお祝いを頂きましてありがとうございました。大切に使わせて頂きます。
いつも私のことをお心に掛けて下さりありがとうございます。
将来の夢を実現できるように、実りある大学生活を送りたいと思います。
これからも見守って頂けると嬉しいです。
またお会いできる日を楽しみにしています。
どうぞお体お大切にお過ごし下さいね。
取り急ぎお礼まで。
入学祝いのお返しは必要?
入学祝いは基本的にお返しは必要ありませんが、やはり、金額の高いものを頂いたときや目上の方から頂いたときなどは、お礼の手紙とお礼の品物を送りましょう。
洗剤やスイーツ、飲み物などの消耗品が無難なお返しです。
祖父母など身内でしたら、お返しに食事や旅行に誘って皆で一緒に行くと良い記念になり、大変喜ばれますよ。
まとめ
お礼の言葉と共に大学生活の心境や抱負を述べて、希望あふれる内容にすると受け取った方も成長を感じることが出来て喜ばれますよ。
送る相手によって文面がかしこまったり、フランクな書き方になったりするかと思いますが、相手のことを思いながら喜びや感謝の言葉を素直に伝えることが大切です。
心のこもった手紙は誰がもらっても嬉しく、喜ばれますよ。