入学シーズンですね。
親戚に新入学生がいらっしゃる方はお祝いを贈る時期を考えているのではないでしょうか。
成長の節目でもある入学をお祝いするのは嬉しいものですよね。
いつ渡すのがいいのか、渡し方にもマナーがあるのか、お祝いを頂いたらお返しはどうしたらいいか、など入学祝いや内祝いの渡す時期やマナーを調べてみました。
入学祝いとは
入学祝いとは、子どもが学校に入学した事を祝って贈る現金や贈り物をさします。
本来は身内のお祝い事とされていますが、親しくしている友人で贈りたい場合は相手が負担にならない程度の金額でお祝いしてあげましょう。
自分の子供が友人から入学祝いを貰っていた場合は忘れずにそのお子さんの入学時期にお祝いを贈りましょう。
贈る時期は
3月の初めから中頃までに送るのが一般的ですが、遅くなってしまった場合でも入学式の1週間前には届くようにします。
もし入学式がすぎてしまっていたらお詫びの言葉を添えて贈りましょう。
その場合は入学に必要なものはすでに揃っているでしょうから、品物ではなく現金や商品券の方が喜ばれます。
もしお孫さんにランドセルを贈りたいと考えている場合は贈る時期が違ってきます。
人気のあるメーカーやブランドのランドセルは早くに売り切れてしまいます。
ランドセル購入のピークは12月~1月と言われていますが、秋頃に購入したという方も多いです。
新作のランドセルが発表されるのが夏頃なので、ランドセルにこだわりたい場合は9月頃までに決めたら大丈夫でしょう。
お盆の時期は帰省しておじいちゃんやおばあちゃんに買って貰う家族も多いので、ランドセル売り場はお盆時期に力を入れているそうですよ!
遠方に住んでいてお正月にしか会う機会がない親戚の場合は、お正月に渡してしまっても大丈夫です。
「ちょっと早いけど…」と一言添えて渡すと良いですね。
入学に向けて出費がかさみますから、早めに貰えるのは受け取る側にとっても有り難いはずです。
高校や大学のお祝い
高校や大学の入学祝いは入学試験がありますから合格発表を終えて通う学校が決まってから渡します。
決定したらすぐに渡せるように用意しておくと慌てずにすみますよ。
相場はいくら?
・祖父、祖母 1万円~3万円
・伯父、伯母 5千円~1万円
・友人 3千円~5千円
あまりに高額だと相手も困ってしまいます。
負担に感じない程度にしましょう。
ご祝儀袋の選び方
ご祝儀袋にも種類があります。
袋に付いている水引の結び方は大きく分けて2種類あり、その結び方によって用途が決まっています。
蝶結びのご祝儀袋
入学祝いに使えるご祝儀袋は蝶結びの水引が付いたものです。
蝶結びは何度も結び直しが出来ることから何度あっても嬉しいお祝い事(入学祝い・出産祝い等)に使われます。
結び切りのご祝儀袋
一度結ぶと解けない結び方の結び切りの水引が付いたご祝儀袋は一度であって欲しい事(結婚祝い等)に使われます。
このご祝儀袋の選び方を間違えるとお相手に大変失礼にあたりますから気を付けて選びましょう。
ご祝儀袋のサイズ
お祝いの金額によってご祝儀袋のサイズも変わってきます。
3千円から5千円なら売り場で一番シンプルなものを選びましょう。
1万円位包むなら売り場で最もポピュラーなサイズを選ぶといいですね。
3万円以上包む場合はおしゃれな物よりも伝統的な紅白の水引が付いた大きめのご祝儀袋を選びましょう。
包むお金は新券を用意します。
新券とは発行されてから初めて使われる紙幣の事で、「あなたの為に用意しました」との思いがこもっています。
新券の入手方法は銀行の窓口で交換してくれます。
入学祝いのお返しは
子どもへのお祝いのお返しはいらないとされていますが、頂いたらまずは電話やお礼状を出しましょう。
親だけでなく子どもからもお礼を伝えるのがいいですよ。
内祝いを贈る場合は、入学式が終わった後にするのが一般的ですから、入学式後から4月中には届くように贈ります。
内祝いの相場は頂いたお祝いの3割から半額位です。
祖父母や親戚で「お返しはいらない」と言ってくださる方には菓子折りなどちょっとした物を内祝いで贈るといいですよ。
内祝いを送るときには子どもからの手紙や絵を書いて添えると喜んで貰えると思います。
まとめ
入学祝いと内祝いを贈る時期についてまとめてみました。
内祝いに関しては、親戚の間で「しない」と決めている方もいたり、ちゃんと内祝いを贈ったという方もいたりと、色々のようです。
ただお祝いを贈ってくれた方に子どもがいない場合はお返しをしたほうがいいでしょう。
高額な内祝いは、かえって失礼にあたりますから3割から半額位の相場を超えない程度にして下さい。
参考になったでしょうか。
子どもの成長は誰もが嬉しく感じられるものです。
みんなで新一年生をお祝いしてあげましょうね!