運動会・体育祭での生徒会長挨拶｜開会式と閉会式の例文・文例

生徒会長に立候補して当選し、生徒会長を1年間することになったとき、こんなに皆の前で話す機会が多いとは思っていませんでした。学校行事だけではなく、イベントや朝礼など様々なところで挨拶することがあり結構大変。幼稚園や小学校では運動会、中学校や高校では体育祭と呼び、運動会は身体を動かすことが目的で、体育祭は今までの成果を発揮することが目的と運動会と体育祭の違いがあることも知りませんでした。生徒会長をすることで色々と勉強になります。

そこで、運動会・体育祭のときの開会式または閉会式の生徒会長挨拶のスピーチ例文・文例についてまとめました。ちなみに、開会式の挨拶を生徒会長がしたら、閉会式の挨拶は体育祭実行委員長がすることが多いと思います。

開会式・閉会式の挨拶の基本構成

運動会や体育祭で生徒代表として生徒会長や体育祭実行委員長が挨拶をすることがあります。挨拶を考えるときの参考になるのが話をどう組み立てていくのかということだと思います。どのようなことを生徒代表として話をしないといけないのかということが分からないとスピーチの文面を考えることができませんよね。そこで、開会式と閉会式の挨拶の基本構成をまとめてみました。

【開会式挨拶の基本構成】

・挨拶
・体育祭開催に向けての声援
・締めの言葉

【閉会式挨拶の基本構成】

・挨拶
・体育祭を終えた感想
・体育祭で得た成果
・感謝の言葉
・締めの言葉

体育祭の生徒会長挨拶の例文【開会式】

（挨拶）

おはようございます。いよいよ体育祭当日となりました。今年の体育祭スローガンは「百花繚乱」です。このスローガンには、声を出すことが苦手な人も運動が苦手な人も皆がこの体育祭を楽しみ笑顔が咲き乱れること、そしてリーダーや特定の人だけでなく皆が歓びや悔しさを感じられ最高に輝いて欲しいという思いを込めています。

（体育祭開催に向けての声援）

4月の始業式から、本日の体育祭に向けた活動をはじめてきました。特に応援団はチームカラー別にキャラクターを考えたり、チーム独自のスローガンを考えたり、応援合戦のオリジナルの振りや演舞を考え取り組んできました。今日は、その成果を見に来てくださっている来賓の方々や保護者の方に見てもらいましょう。

その他の競技に参加される生徒の多くも毎日練習を重ねてきました。各チームに別れて優勝目指して頑張っていきましょう。

1年生ははじめての体育祭になります。上級生に遠慮なく精一杯力を出して欲しいと思います。1年生と2年生は来年も同じように体育祭を行いますので、今日の体育祭の良かったところや反省点を踏まえて、もっと素晴らしい体育祭を生徒の力で作り上げていけるようにして下さい。そして、3年生は最後の体育祭です。下級生が見ている中、恥ずかしい姿を見せる訳にはいきません。全力でチームの優勝目指して引っ張っていって下さい。今までの練習の成果を発揮するのは今日です。皆で素晴らしい体育祭にしましょう。

（締めの言葉）

最後にご観覧の皆さま、ここまで支えて頂きましてありがとうございます。私たち259人の生徒全員、最高の演技をさせて頂きますので、応援頂けると嬉しいです。その応援が100％を超える力を発揮する源となると信じていますので、よろしくお願い致します。

体育祭の生徒会長挨拶の例文【開会式】

（挨拶）

暑い中での体育祭お疲れ様でした。やりきった後の、この充実感や爽快感はとても気持ちいいものですね。私だけではなく皆がそれを今、感じていることと思いますので、しっかりと味わって欲しいと思います。一生懸命に何かに取り組むことは、辛いときや悔しいときもありますが、良い思い出になります。今日の笑顔、声援、頑張っている姿は忘れないものになったはずです。

（体育祭を終えた感想）

体育祭に向けて練習してきたことで学年の壁を超えて、1年生・2年生・3年生がお互いに協力して力を発揮できるように応援し、自分の力を出し切ろうと頑張っている姿は今年のスローガンにぴったりでした。上下関係も大切ですし、マナーも大切ですが、皆で協力して１つのことを成功させる、成し遂げるとき、大きく成長することができるきっかけになります。

皆の気持ちの中でも何か変化があったはずです。その気持ちを大切にして、体育祭だけではなく学業のほうでも目標を達成するための活力にしていきましょう。

（体育祭で得た成果）

優勝とか準優勝といった結果だけを見てしまいがちですが、練習の時から言っているように体育祭までに練習してきたこと、プロセスが大事だということを上級生は言っていたはずです。努力の結果、優勝した「白組」は成果が結びつき、最下位だった「紅組」は努力が足りなかったということではありません。もちろん、練習してきた成果で優勝したことで喜び、負けてしまったことで悔しい思いをしている人もいます。今まで積み重ねてきた辛く厳しい練習を頑張ってきた259人全員の生徒に賞賛の拍手を送らせて下さい。

～拍手～

（感謝の言葉）

体育祭実行委員の皆さん、応援団の皆さん、体育祭を成功させるために皆が知らない苦労が多々あったことと思います。辛い思いや悔しい思いを乗り越えて、このような素晴らしい体育祭にできたこと感謝しています。辛い顔を見せずにいつも笑顔で周りの人たちと接している姿は、絶対に成功させるという強い気持ちの表れであり、輝いていました。

今年の体育祭も、生徒全員が最高に輝いていました。

（締めの言葉）

最後に、暑い中、私たちの練習つき合い、手助けをして下さった先生方、ありがとうございました。また、地域の方々、保護者の皆様、最後まであたたかい声援を送ってくださり、とてもうれしかったです。ありがとうございました。来年は、さらに感動できる体育祭になることを期待して挨拶を終わります。

あとがき

運動会や体育祭で生徒が挨拶するのは、開会式の挨拶は生徒会長、閉会式の挨拶は体育祭実行委員長だと思います。あとは各応援団長がチームに向けて挨拶をすることもあります。生徒主体で行なう体育祭は各学校によってカラーが違います。

生徒が一生懸命に考えた体育祭の競技やスピーチ内容、競技の実況中継などは盛り上げる要素の１つとしてよく考えられています。

また、皆からスローガンを募集して、その中から今年のスローガンを決めたりするところもあります。そのような体育祭運営の裏側についても少し挨拶の中に入れておくと興味を持って運営委員会に参加してくれる人が増えることもあります。

挨拶の例文・文例を紹介しましたが、組み立て方や話す内容の参考にして頂き、あなたオリジナルの文面を作るれるきっかけを掴んで頂ければ嬉しいです。

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