妊娠したいのに、なかなかタイミング良く妊娠ってできませんよね。すぐ妊娠できた方はとてもラッキーだと思います。私自身も数年間できなかったので、妊娠することは本当にラッキーなことなのだと思います。

私は、「すぐに妊娠ってできないものなのだ」と知ってからすぐに基礎体温をつけることからはじめました。基礎体温をつけておけば生理や排卵日のタイミングを大まかに知ることができますし、産婦人科へ受診する際に医師が診断する資料として見せることも出来ます。

今回は、早く赤ちゃんが欲しいけど中々妊娠できない・・という方のために妊娠する為に必要なこと、生理周期と基礎体温、排卵日について紹介したいと思います。

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妊娠に必要なことって?

妊娠する為には、妊娠しやすい時期にセックスを多めにすることが大切だと言われています。妊娠しやすい時期とは、排卵日3日前から当日が良いと言われています。

女性の体内で作られた卵子が排卵されてからの寿命は、約24時間といわれています。一方、男性の精巣内で作られた精子の寿命は通常の状態だと数時間ですが、女性の膣内に入ると約2~3日間といわれ、卵子に比べ長生きです。妊娠する為には、卵子の鮮度が良い状態の時に、なるべく多くの元気な精子を卵管に向かわせる必要があるのです。膣内で射精された精子は受精できる卵管膨大部に移動するまで約6時間ほどかかると言われている為、排卵日より前にセックスするのが良いでしょう。

排卵日は基礎体温をつけ、生理周期を知ることで予測することができます。

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生理周期を知ろう

生理周期とは、生理がはじまった日から次の生理が始まる前日までの期間をさします。生理周期には4つの周期があります。

1.生理期(月経期)・・排卵した卵子が精子と受精し、受精卵になって子宮内膜に着床すれば妊娠ですが、妊娠しなかった場合は子宮内膜が剥がれ落ち、一緒に体外へ排出されます。

2.増殖期(卵胞期)・・卵胞刺激ホルモンの働きで卵胞が刺激され、1つの卵胞が成熟していきます。卵胞からは卵胞ホルモンが分泌され子宮内膜が厚くなります。

3.排卵期・・卵胞が成熟すると卵胞ホルモンの分泌がピークに達し、黄体化ホルモンが分泌され、卵胞の壁が破れて卵子が卵巣の外に飛び出します。

4.黄体期・・破れた卵胞が閉じて黄体という組織になり、黄体ホルモンを分泌し、受精卵を着床させるための準備として子宮内膜を厚くやわらかくしていきます。

生理周期は25~38日間が正常といわれています。生理周期が24日以内の場合は頻発月経とよばれ、39日以上になると稀発月経とよばれます。逆にはいつもは28日ぐらいで生理がくるのに今月は予定より早くきてしまったという場合、多くは風邪をひいたりストレスなど一時的なものが原因であり、あまり心配する必要は無いのですが、ずっと24日以内で生理がくる頻発月経の状態が続く場合は、黄体機能不全の可能性もある為、妊娠しにくかったり流産が起こりやすくなることもあり、妊娠出産をのぞんでいる人は早めに婦人科を受診した方が良いでしょう。また、逆に稀発月経の状態が続く場合も排卵が無い(無排卵月経)の可能性があるため、やはり婦人科を受診した方が良いでしょう。

排卵日を知ろう

基礎体温法

排卵日は、基礎体温を毎朝測り自分の生理周期を知ることで予測することができます。

基礎体温とは、起床前の安静時の体温のことをさします。女性の基礎体温は、病気や過度のストレス時を除けば通常、低温期(卵胞期)が約2週間 → 排卵 →高温期(黄体期)が約2週間と、排卵を挟んだ形で低温期と高温期と二相に分かれています。排卵日は、低温期から高温期に切りかわる時です。排卵は、低温期の間でも最も基礎体温が低い日前後で起こる為、特に基礎体温が低い日があったら排卵日かも?!と注意してください。

基礎体温の測り方ですが、毎朝ベッドから起き上がる前の横たわった状態で基礎体温計を口に加えて体温を測ります。体温の微妙な変化を測る必要があるので通常の体温計ではなく下二桁まで測れるものを選びましょう。朝の忙しい時間にゆっくり測れない・・という方は30秒ほどで検温できる予測式の体温計を、誤差がなるべくないようしっかり測りたいという方は実測式の体温計を選ぶと良いでしょう。また、ノートに記録をつけるのが面倒だという方には、数日分を記録できるタイプや、データをスマホに送信できるタイプもあります。ただ、高機能のものほど少し重くなりますので、口に加えやすい軽いタイプが良い方は、よりシンプルな基礎体温計を選ぶと良いでしょう。

オギノ式

オギノ式とは、医学博士である荻野 久作医師が1924年に発表した不妊を悩む方の為に考案された、妊娠しやすい時期を計算して予測する方法です。次回の生理予定日が分かれば、おおよその排卵日を予測することができます。生理周期は人によって異なりますが、黄体の寿命はほとんどの人が平均14日間です。つまり、次の生理予定日から約14日前が排卵日ということです。生理周期がいつも一定の方は次の生理予定日が予測できる為、この計算方法を使うことができますが、生理不順の方は予測が難しいかと思います。

子宮頸管粘液(おりもの)

排卵日が近づくと、普段はさらっとしたおりものが、粘りがでてきて指で触れると7cm~10cm近く伸びるようになります。排卵日が近いかもと思った時は、下着やナプキンについたおりものに指でふれて確認してみると良いですよ。

排卵検査薬


尿中の黄体化ホルモン(LH)の上昇を感知することで排卵日を予測することができる検査薬です。排卵検査薬は排卵日が近づいてきたと感じたタイミングで使い始めます。最初は陰性反応だったものがだんだん濃く陽性反応を示すようになります。排卵検査薬は2009年の薬事法改定で「医療用医薬品」に指定されてから薬局でしか購入ができませんでしたが、2016年以降、インターネットやドラッグストアで購入できるものもあります。国内メーカーのものは約7回分で3000円前後ぐらいの価格帯のものが主流ですが、1本当たり300円~400円と少しお値段高めです。海外メーカーのものになると1本当たり60円以下のものもあり、気軽に使いやすいお値段になっています。

排卵日チェッカー


唾液の結晶構造の変化を観察することで排卵日を予測することができるチェッカーです。尿中のLH濃度を測り排卵日を予測する検査薬と異なり、使い捨てではなく繰り返し使うことができます。価格は約4000円前後になります。

病院で排卵日を知る

正確に排卵日を予測できるのはやはり産婦人科に行き、検査を受けることです。超音波検査で卵胞の大きさを確認し、尿検査で黄体化ホルモンの値を確認して、医師に排卵日を予測してもらいます。

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まとめ

妊娠する為にはズバリ、自分の排卵日を知ることです。毎朝基礎体温をつけ、自分の生理周期を把握し、排卵日を予測することができます。基礎体温を用いた排卵日予測だけでなく、排卵検査薬や排卵日チェッカーを利用することで、より正確に排卵日を知ることができます。

基礎体温をつけることで、自分の体調や次の生理予定日もわかるようになりますし、普段の体調管理にも役立ちます。これから妊娠を目指すかたは、まずは基礎体温を測ってみることをオススメします。

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