辛いつわりにもピークがあり、いつかは症状も収まってきます。つわりの時期とピークはいつか、どう過ごしたらいいか等をまとめました。一番辛い時は終わりが見えなくて泣きたくなる時もありますよね。でもつわりは赤ちゃんが元気に成長している証拠です!ある日朝起きるとご飯の炊いた匂いが平気になっていた!という事になりますから頑張って乗り切って下さいね。

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つわりの時期

つわりは多くの妊婦さんが経験します。大体妊娠5~6週位に始まり、12~16週位まで続く人が多いようです。まれにずっとつわりの症状があったという人もいますがピーク時の辛い状態が続く訳ではなくて、元気な日と辛い日と波がある状態が続くようです。

妊娠中期(4ヶ月~7ヶ月)につわりの症状が収まっても後期(8ヶ月~10ヶ月)になって赤ちゃんが大きくなってくると胃を圧迫されて気持ち悪くなる人もいますが、妊娠初期の頃の辛いつわりに比べたら「全然耐えられる!」と思うママが多いですよ。

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ピークはいつ?

つわりのピークは一般的に妊娠3ヶ月8週~11週位と言われています。この時期の赤ちゃんはまだ小さくてママの身体に蓄えられた栄養で充分なので無理に食べて栄養を取ろうとしなくても大丈夫です。食べられる物だけでいいので少しでも食べて乗り越えましょうね。

この時期の赤ちゃん

これまではしっぽが生えたような魚のような姿で「胎芽(たいが)」といわれていましたが妊娠8週からは「胎児」と呼ばれ人間らしい姿になっていきます。妊娠11週目になると大きさが40~60mm位で三頭心になり頭・胴・手足の区別がはっきりとしてきて、主要な器官や臓器がほぼ出来上がります。

つわりの症状

つわりにもタイプがあります。ひとつだけの人もいればいろんなタイプが重なっている人も多いです。つわりの症状が何もない人も少ないですがいます。

1、吐きつわり

一番多いのがこのタイプの方です。匂いに敏感になり普段は好きな匂いでもつわりの時期には嫌に感じてしまい、匂いを感じただけで吐いてしまう事も。一日中吐き気がある人もいれば一定の時間だけ、例えば夜に辛くなるなど時間帯によって違う人もいます。

2、食べづわり

常に何かを食べていないと気持ち悪くなってしまうのが吐きづわりです。空腹になる時だけ吐き気がする人や、常に口に何かを入れていないと気持ち悪くなる人もいます。食べすぎてしまうので体重管理が大切になってきます。

3、眠りつわり

眠気がひどく、夜にたっぷり眠っていたとしても日中に居眠りをしてしまう位、強い眠気を感じる人もいます。仕事中にも居眠りをしてしまうなど日常生活に支障をきたす場合もあります。

4、よだれつわり

よだれの分泌が過剰になり、何も食べていなくてもよだれが出続け定期的に吐き出したくなり、量が多くなると自分のよだれに気持ちが悪くなる程の人もいます。

ピーク時の過ごし方

一番辛いつわりのピーク時はどんな過ごし方をすればいいのでしょうか。つわりの原因ははっきりとは分かっていません。女性ホルモンが原因の一つにあると言われていますが、つわりの症状が何もない人もいるので女性ホルモンだけではなく、精神的な要因もあると考えられてます。

つわりのピーク時は赤ちゃんの器官形成の大切な時期と重なっているので「からだを休ませて」のサインとも考えられています。器官形成の時期が過ぎるとつわりも収まってくる人が多いです。この時期はまだ流産の危険もあるので辛い時は無理をせずからだを横にして休みましょう。

普段の食料品の買い物はネットスーパーを利用してみるのもいいですよ。買い物は案外歩き回るので気付かずに負担になっている場合があります。

とにかく無理をしない

仕事をしていたら早い時期に上司に話し配慮してもらえるようにしましょう。仕事中だけでなく通勤中が一番つらかったというママもいます。満員電車に乗らなくてもいいように時差通勤が出来るようにしてもらう、いつもより早い時間の電車やバスに乗りラッシュを回避する等して満員電車に乗るのは避けたいですね。

吐きつわりがひどくて何も食べられない時も無理をして食べなくても大丈夫です。この時期の赤ちゃんはとても小さく、ママのからだに蓄えられた栄養で充分です。食べられない事を心配している方がストレスになり悪影響になってしまいます。何を食べても吐いてしまって辛い時は我慢しすぎずに産婦人科を受診しましょう。点滴をしてもらうと楽になる場合もありますし、つわりの症状が悪化すると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」といって入院して治療が必要になる時もあります。

なにか1つでも食べられる物を探そう

吐き気があってもこれだけは食べられた!という食べ物が誰でも1つはあるようです。何が食べられるのかは人それぞれなので自分には何が食べられるかを探してみましょう。多いのは、トマト・いちご・パン・ぶどう・フライドポテト等さまざまです。

からだを冷やさない

妊娠中は普段よりからだが冷えやすいといわれています。原因はホルモンバランスがいつもと違うから、姿勢が悪くなるから、血液量が増えるから、などが考えられます。からだが冷えると血液の循環が悪くなりつわりを悪化させたり腰痛・便秘になりやすく、足がむくみやすくなります。冷えが悪化すると切迫流産・切迫早産・逆子のリスクも高くなるので普段から冷え性の人は勿論、冷え性ではない人も気を付けたいですね。

冷えを防ぐにはゆったりとした服装にしましょう。締め付ける下着は血の巡りが悪くなり冷えの元です。素足も妊娠中はよくありません。タイツやレギンスをはいて靴下もゆったりとしたものがおすすめです。最近話題の冷え取り健康法を試してみるのもおすすめです。冷え取り靴下は重ね履きを想定して作られているのでゆったりとしていて、妊娠中にはぴったりですよ。

夫の協力は大切!

よく耳にする「妊娠は病気じゃない」の意味は「病気じゃないから治療法も無い、くれぐれも無理はさせないように」と言う意味なんですよ。「病気じゃないから甘えるな」って誤解している人も多いのではないでしょうか。

どのような時にどんなふうに辛いかを具体的に話したり等、妊娠・出産はひとりで乗り越えるものじゃない事を理解してもらう努力も必要のようです。簡単な料理ならしてくれる旦那さんも多いかも。レンジで蒸し野菜を作りドレッシングは混ぜるだけです。頑張ってくれたらちょっと大げさに喜んであげましょうね。

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まとめ

つわりが起こる原因の一つに精神的なものが関係していると言われています。体調も環境もガラリと変わり精神的に不安定になって当たり前!って思いませんか。そんな時に一人で考えていても辛くなるばかりです。

友達や実母に電話をしてみたり好きな映画やお笑いのDVDを見たりと、からだを休めながら出来る気分転換を試してみて下さい。きっと、もう少しでつわりの症状も収まってくるはず!頑張って下さいね。

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