妊娠10ヶ月は「臨月」に入り、赤ちゃんとの対面まであと一ヶ月です。ママの体も赤ちゃんも出産に向けての準備が始まります。出産が近付くにつれてドキドキしている方も多いと思いますが、お腹の赤ちゃんと過ごす時間も残りわずかです。ゆっくり穏やかな気持ちで過ごしましょう。今回、妊娠10ヶ月の赤ちゃんとママの体の変化についてまとめました。是非参考にして頂いて、お産に向けて心の準備をして頂けると幸いです。

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お腹の赤ちゃんの状態

赤ちゃんの身長:約45cm~50cm、体重:約2000g~3400g

妊娠10ヶ月(妊娠36~39週)の赤ちゃんは全ての器官が完成し、赤ちゃんらしい姿になります。

2500gを超えていてれば体温調節機能や肺機能も成熟しているので、産まれてすぐに呼吸が出来るようになります。手足もふっくらして体全体が丸みをおびてきます。

お産が近づくと赤ちゃんは頭を下にした状態で下りてきます。赤ちゃんは手足を組んだ状態で骨盤に固定されると今までのように活発に動くことは出来なくなります。そのため、ママもあまり胎動を感じなくなります。胎動を感じなくなると「赤ちゃん元気にしてるかな。大丈夫かな。」と心配になりますが、骨盤に固定されてお産に向けての準備が始まった証拠なので、ママもドンと構えておきましょう。心配がある時は先生に相談しましょう。

赤ちゃんの大きさは個人差があります。私も娘を妊娠したとき、この時期2000g程しかなくて心配でしたが、元気に産まれてきてくれました。

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ママの身体の変化

妊娠10ヶ月(妊娠36~39週)は「臨月」と呼ばれます。37週を過ぎればいつ生まれてきても良い状態になります。妊婦健診も週に一回になり、子宮の開き具合や赤ちゃんの状態をチェックします。お産に向けて子宮口は柔らかくなり、10ヶ月に入ると子宮口が1~2センチ開いてる妊婦さんもいます。お腹はすいかのようにパンパンに大きくなるので、腰痛になったり、頻繁にお腹が張ったりします。また、下記のような身体の変化が見られます。

胃がすっきりして食欲が出る

赤ちゃんが下りてくるので、胃の圧迫感が取れてスッキリします。食欲が出てきますが、体重が増えると難産になりかねません。体重管理には十分に気を付けましょう。

尿もれや頻繁にトイレに行きたくなる

赤ちゃんが下りてくるので、直腸や膀胱が圧迫されて頻繁にトイレに行きたくなります。ちょっとしたことで尿もれすることもあります。気になるときはナプキンを活用しましょう。

白っぽいおりものが増える

産道が通りやすく柔らかくなるため、サラサラとしたおりものが増えます。気になるときはナプキンを活用しましょう。

むくみやすくなる

妊娠後期になると、栄養や血液を赤ちゃんにスムーズに届けるために体内の水分量が増えます。また、臨月に入ると運動不足になりがちで、同じ姿勢で過ごす時間も増えるので、足がむくんだり、つったりすることが多くなります。

眠りが浅くなる

「妊娠中に怖い夢を見ることが多くなった!」という方も多いかと思います。私も臨月によく怖い夢を見ていたので、お腹が大きくなって圧迫されているせいかなぁと思っていました。

息苦しさが原因で悪夢を見ることもありますが、妊娠中はホルモンバランスの影響で眠りが浅くなります。そのため、妊娠中期~後期にかけて怖い夢を見ることが増えると言われています。

臨月に入ると腰痛や頻尿、不眠でストレスも溜まりやすいですが、シムスの体位で出来るだけリラックスした気持ちで寝るようにしましょう。

すること・できることは?

体重管理

胃の圧迫感がなくなるので食欲が増す方も多いと思いますが、体重増加はママにも赤ちゃんにも悪影響をおよぼします。栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

適度な運動

腰痛やお腹の張りも頻繁になり、体も重いので引きこもりになりがちですが、ゆっくりウォーキングするなど適度に体を動かしましょう。家で簡単に出来る「ぞうきんがけ」もおすすめです。四つん這いの姿勢が骨盤を柔軟にするそうです。無理のない範囲で行いましょう。

入院準備は早めに!

妊娠10ヶ月に入ったらいつ生まれてきても良いように、入院グッズを準備しておきましょう。大きめのバッグにまとめて玄関近くに置いておくと、すぐに持ち出すことが出来ますよ。

お産が始まったらどうするか、連絡手段やタクシーの手配など事前に家族とよく話をして確認しておきましょう。

外出で気を付けることは?

外出中に破水が起きることもあります。ナプキンやタオルを常に持っておきましょう。母子手帳・保険証・診察券も必ず持ち歩きましょう

パパが出来ることは?

お風呂掃除や布団の上げ下ろしは大きなお腹を抱えてるママにとっては負担が大きな作業です。パパは積極的に家事を手伝ってあげましょう。また、妊娠10ヶ月はお産が近付き楽しみな気持ちと、不安な気持ちでいっぱいになります。パパは話を聞いてあげるなどして、ママに寄り添いましょう。赤ちゃんが生まれるとバタバタと忙しくなり、しばらくは外出も出来なくなります。今のうちに映画に行ったり、食事に行ったりして夫婦だけの時間を楽しむことも大切です。

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あとがき

おしるしや前駆陣痛、陣痛、破水などの兆候があったら、いよいよお産の始まりです。帝王切開などお産の日程が決まっているときを除いては、いつお産が始まるかは分かりません。陣痛がきても慌てることがないように入院準備は早めにしておきましょう。出産予定日はあくまで「予定」なので、予定日を過ぎても不安になることはありません。お産が始まるその時まで、今の時間を大切にしながら、ゆっくりリラックスした気持ちで過ごしましょう。

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