夏休みになると自由研究の何をすればよいかテーマが浮かばないお子さん、多いと思います。2年生は2回めの夏休みですので、どんなことをすれば良いのか何となくはわかっていても、やりたいテーマを絞るにはまだまだ親のアドバイスが必要になります。なるべく子供の好きなこと・興味があることにテーマを絞って導いてあげると、きっと自発的に取り組んでくれるはずです。今回は、小学2年生にオススメな自由研究テーマ7選と、1日で作品が出来上がる工作教室、自由研究の書き方やまとめ方についてご紹介します。
自由研究・工作のテーマ
自由研究や工作のテーマをしぼる上で大切なのは、子供のやる気をひきだし、最後までやり遂げられるようなものを選ばせることです。子供が虫や動物好きなら、昆虫採集や飼っている犬猫などの密着観察をしてみるのはどう?と聞いてみたり、工作好きなお子さんなら、どんな作品を作りたいか親子で話し合ったり、一緒にネットで探してみたりしても良いですよね。
難しすぎない2年生にあったものを選びましょう。あまりに本格的なものになると親の出番が常に必要になり結果的に親の作品になってしまいます。自由研究のテーマが絞れた後は、親はなるべく見守ってあげる姿勢が大切です。今回紹介する自由研究・工作のテーマは、なるべく家庭や公園など身近にあるものを使い、簡単なものを選んでみました。
理科・・残った野菜の切れはしを育ててみよう
ネギやカイワレなどを再生活用したことがある方もいるのではないでしょうか?その方法と同じで、人参から根っこや芽がでてくるところを数日間かけて毎日観察します。水が濁ってきますので、毎日水を換えることを忘れないようにしましょう。簡単でエコな反面、野菜を育てますので時間はかかります。観察日記のように、日にち、絵や写真、様子などを書いていくと良いですね。
項目 | 備考 |
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道具 | 台所にあるクズ野菜(にんじん、かぶ、大根など)、トレイやプラスチック容器、水 |
費用 | 無料から100円以下 |
作成日数 | 5日~10日、葉を食べる場合は2週間以上は必要 |
実験・・10円玉をピカピカにしよう
こちらは、台所にある調味料をかけて、10円玉をピカピカにする実験です。味噌やケチャップ、醤油や酢など台所にあるいろんな調味料を使って、どのくらいの時間をかけたらきれいにピカピカになるのか調べます。10円玉はたくさん必要ですが、家の中にあるものでできるのでエコで低コストですし、何よりきれいにピカピカになると嬉しくなりますよね。実験がテーマの自由研究になるので、10円玉がピカピカになるランキングを作っても良いですし、どのくらいでピカピカになるか時間を測るのも良いですね。
項目 | 備考 |
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道具 | 10円玉数枚~数十枚、いろいろな調味料、お皿 |
費用 | 無料から100円以下 |
作成日数 | 約1日 |
参考になる自由研究テーマ・実験方法・まとめ方が見つかるかも知れません!
簡単・・工作キットを使った貯金箱作り
ねんどで創作ちょ金箱
絵の具は学校で使っているもので良いでしょう。工作キットやニスはネットやホームセンターで購入できます。後々貯金箱として実用できますし、可愛らしい形なので部屋に飾っても良いですよね。材料や、作り方、色や形などこだわった所や難しかった所、工夫した所について書くと良いでしょう。
項目 | 備考 |
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道具 | 工作キット、絵の具や筆、ボンド、ニス |
費用 | 1000円程度 |
作成日数 | 約1日 |
観察・・ダンゴムシを観察しよう
子どもたちが大好きなダンゴムシを飼ってみましょう。公園にある落ち葉の下を探すと意外と簡単に見つけられます。家の周りで探す時は、プランターや植木鉢の下など暗くて湿り気があるところによく居ます。ダンゴムシを何匹か捕まえてきて、カブトムシ飼育用のプラスチック水槽か、深めのプラスチックケース(いちごパックやミニトマトパックでも良い)に、腐葉土か土を入れて少し霧吹きなどで湿らせてから、ダンゴムシを入れて飼います。
ダンゴムシは落ち葉や腐葉土などを食べていますが、死んだ虫なども食べ、かつおぶしや煮干しなど、何でも食べるそうです。飼い方のポイントは、霧吹きなどでこまめに湿気を与えてあげることです。ビショビショにしないよう注意しましょう。ダンゴムシがどんな場所に住んでいるかを調べたり、オスとメスの違いを絵でかいてみたり、ダンゴムシの好きな食べ物を調べてみても楽しいですよ。もしもオスとメス両方一緒に飼えたら、卵を産むかもしれません。卵を産む時期は6月~9月頃のようです。
項目 | 備考 |
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道具 | ダンゴムシ、飼育ケース、腐葉土、エサ(家にあるもので良い)、霧吹き |
費用 | 300円~1000円程度 |
作成日数 | 2日~5日 |
手芸・・リリアン編みで簡単ブレスレットの作り方
ワンダーリリアン
100円均一ショップでは糸付きで購入できますが、クロバー株式会社が発売しているワンダーリリアンが大きめで扱いやすいですよ。Youtubeでリリアンで編むブレスレットの作り方が動画で紹介されています。参考にしてみてくださいね。材料、作り方、工夫したところや難しかったところなど感想を書くと良いですね。
項目 | 備考 |
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道具 | リリアン、糸や毛糸 |
費用 | 100円~1000円程度 |
作成日数 | 1日~3日 |
女子・・手作りシュワシュワバスボムの作り方
項目 | 備考 |
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道具 | 重曹、クエン酸、アロマオイル(無くても良い)、食紅(無くても良い)、ラップ、型 |
費用 | 300円程度 |
作成日数 | 1日 |
男子・・ダンボール迷路の作り方
項目 | 備考 |
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道具 | 余ったダンボール(入れ物とコースの壁用)、色画用紙、ビー玉、ペットボトルのフタ、セロテープ、カッター、ハサミ、ボンド、色ペン |
費用 | 100円~200円 |
作成日数 | 1日~3日 |
1日で作品が出来あがる工作教室に参加する
夏休みに入ると科学館や動物園、水族館やホームセンターや大型ショッピングモールなどで工作・手芸教室やロボットなどの電子工作教室が催されています。材料費代込みで100円~5000円程度かかりますが、講師の指導を受けながら、親子で楽しく学び工作することができます。簡単なものだと1時間ほどで出来るものや、ロボット制作など難しいものだと数時間かかることもあります。
近隣に工作教室があるかどうかネットで調べてみましょう。事前に予約が必要なことが多いので必ず確認してくださいね。人気のある講座になると、すぐに定員に達し募集を締め切られてしまうこともあるので、夏休みに入る前から調べておくと良いですよ。また、市や区などのリサイクルセンターなどで資源を有効に活用して楽しく工作ができるよう、牛乳パックや紙を使ったリサイクル工作教室なども夏休みに催されています。参加費は無料のことが多いようです。
自由研究の書き方
書き方やまとめ方って意外と大変ですよね。大人でも頭を抱えてしまいます。書いておくと良い項目をあげると
1.タイトル・・実験名や、観察したもの、作ったものについて大きく目立つように書く
2.きっかけ・・なぜ調べようと思ったかを書く
3.予想・・どんな結果になるか予想してみたことを書く
4.道具や材料、用意したものを書く
5.やり方をかく・・作り方、実験の仕方、観察の仕方を書く
6.結果をかく
7.反省点やわかったことをかき、まとめる
イラストや写真を使ってわかりやすく、色えんぴつやペンを使ってタイトルや見てほしい部分を目立たせると良いですね。
自由研究のまとめ方
実験や工作などは、なるべく大きな一枚の紙にタイトルやきっかけ、結果などの項目を書き、まとめると良いですね。実験前と実験後の写真があるとわかりやすいですし説得力があります。
観察はノートを使って写真や絵を使い、観察日記のようにまとめるといいですね。ページをめくる度に日々変わる様子がわかります。見比べやすいようにページのデザインや文字の色や大きさは同じようにすると良いです。
まとめ
小学2年生の自由研究や工作は、テーマを一緒に考えて決める所から、道具や材料を買いに行ったり、採りに行ったりと、子供だけでは難しくまだまだ親の助けが必要です。しかし、作成や観察、実験ではなるべく子どもだけで出来るよう、親はなるべく見守ってあげられたらと思います。
その為には、子どもが興味を持って楽しめる、なるべく安全で簡単なものをテーマに選ぶと良いでしょう。工作や自由研究は夏休みの風物詩のようなものです。苦手な宿題・・と思わずに、親子で楽しめる宿題になると良いですね!