自由研究のテーマが決まらなくて困っている中学生の皆さん!今回は簡単にできて中学生にピッタリのテーマを紹介します。どれも1日で出来るものばかりを集めているので時間の無い人も大丈夫です。調べ学習は時間がかかるものが多いのでパッと出来て結果が出る実験と簡単にキットで作る工作などをご紹介します。実験なしでできる自由研究テーマもありますので1日と言わず、30分でできる工作などもテーマに検討するといいと思いますよ。

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1日で簡単実験しよう

ガムを食べながらチョコレートを食べた事はありますか?一緒に食べると口の中でガムが溶けてきます。このことから色々な食材とガムを混ぜて溶けるかどうかの実験をしてみましょう。

1、板ガム半分を細かくちぎってビニール袋に入れ手で揉むようにすりつぶしてからプラスチックのコップに入れます。

2、すりつぶしたガムに水・レンジで溶かしたチョコレート・マヨネーズ・サラダ油をそれぞれ小さじ1ずつ入れて割り箸で混ぜます。

結果をネタバレしてしまうと、水では溶けません。チョコレートとマヨネーズは溶けますが少し粒が残ります。サラダ油では溶けて液体になります。チョコレート・マヨネーズ・サラダ油の3つに共通している材料は油なので、油がガムを溶かしていることがわかりますね。油とガムに含まれている成分の何が反応して溶けたのでしょうか。

ガムにも種類がありますから、キシリトールガム・風船ガムなどでも実験すると面白いですね。

何故ガムが溶けたのかについて調べる時間のない方のために調べてみました!

ガムは「植物性樹脂」「酢酸ビニル樹脂」を原料にしているガムベースというものを主原料にしていて、このガムベースが水には溶けにくく油に溶けやすい性質を持っているから!という事でした。髪にガムが付いてしまった時は油で溶かしてからシャンプーするといいですね。下の動画は髪に付いたガムを溶かしたチョコレートで取ろうとしている動画です。きれいに取れていますね!

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簡単に氷を一瞬で作る実験

水を氷にするには数時間冷やし続けますよね。その氷を一瞬で作ってしまう実験です。

水は普通0℃で凍り始めますがゆっくりと冷やすと-10℃くらいまで水の状態のままで冷やすことが出来ます。このように0℃以下でも凍っていない水のことを「過冷却水(かれいきゃくすい)」といいます。この「過冷却水」は凍るためのきっかけが無いだけで、すぐにでも凍る事が出来ます。凍るためのきっかけになる「氷を入れる」「振動を与える」などをすると一瞬で凍ってしまいます。

・用意するもの

一度沸騰させてさました水
ボウル
コップ

温度計

ボウルに氷をいれ塩を振りかけます。その中に埋め込むように水を入れたペットボトルをいれ数分待って温度を測ってみます。0℃以下になっていたら取り出して氷を1つ入れたガラスのコップに静かに注ぐとすぐに凍ってしまいます。またはペットボトルのまま振って振動を与えると一瞬で凍ります。

ボウルと氷と塩を用意するのが面倒な方はペットボトルにタオルを巻いて冷凍庫に2、3時間入れて静かに凍らせても過冷却水が出来ます。冷凍庫から取り出す時は衝撃を与えないように静かに取り出して下さい。その衝撃で実験前に凍ってしまうかもしれません。

でんじろう先生の過冷却水の実験です。でんじろう先生の実験は見ているだけでも楽しいですよね!

参考になる自由研究テーマ・実験方法・まとめ方が見つかるかも知れません!

風船を使って簡単に作用反作用の実験

扇風機を下から上に風が吹くように置いて上に風船を風があたるように置いたらどうなるかと思いますか。飛ばされてしまう!と思いますよね。でも飛ばされずそのまま風に吹かれて浮き続けます。

用意するもの

風船
扇風機 だけ!

1,風船をふくらませる。

2,扇風機を倒して真上に向けて風力を強にする

3、風船を風があたるように浮かばせて静かに手を放す

何故風船は飛ばされないのでしょう。それは作用反作用の法則が働いているからです。作用反作用の法則とは2つの物体が同じ大きさで反対向きで一直線上で働いている力です。ちょっと難しいですね。例えば、ボートに乗っている時にオールで岸を押すとボートが動いてしまう。スケートを履いて壁を押すと自分が動いてしまう、などがあります。

この場合の2つの力は扇風機の風が風船の外側を通り風船を内側へ押します。風船は外へ飛び出そうとします。この2つの力が同じになってそこにとどまっているのです。

簡単で1日で出来る工作

手間のかかる工作を簡単に仕上げるには市販のキットを使うのが最適です。今は夏休みになると書店等に特設コーナーが出来ていて色々なキットが売られています。小学校の低学年向けのものもありますが中学生の自由研究にも充分なキットもありますから選んでみましょう。


3D石膏粘土 型取り工作キット
自分の手のコピーを作ってみませんか?手の方を取り、出来た型の中に石こうを流し入れ固まったら型からはずして出来上がりです。ここまでの工程で2時間半ほどで出来ます。色をつけたい場合は5日くらい乾燥させた後で着色します。3Dコピーをしたように指紋やしわまで再現できるとの事なのでかなりリアルな「手」が出来上がりますよ。

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簡単なネタ

牛乳から作るプラスチック

牛乳からプラスチックが出来るのは知っていますか?牛乳に含まれているカゼインというタンパク質を取り出して固めてから熱を加えると環境に優しい生分解できるプラスチックが出来ます。

温めた牛乳にレモン汁を加えて分離させてガーゼでこしたものを固めて乾燥させると出来上がりです。詳しく実験しているサイトがありました。このサイトでは乾燥機を使用していますが日当たりと風通しの良い場所に置いて乾燥させても大丈夫です。発展で豆乳を混ぜたり着色したり、完成したプラスチックが牛乳の匂いが強かったからと脱臭効果のある炭の粉末を加えたり色々な実験をしているのでまとめる時の参考になると思います。

詳しい牛乳プラスチックの実験はこちらから

 裁判を傍聴しよう

中学の社会の授業では裁判のしくみについての学習があると思います。ネタというのは不謹慎かもしれませんが裁判所に傍聴に行ってみるのはいかがですか。マスコミに注目されていてニュースになっている裁判では傍聴券を求めて抽選に並んでいる人がテレビにでていますが、そういう事件でなければ事前の手続きなど何もなく裁判が行われていれば行ったその日に傍聴することが出来ます。各地の裁判所のホームページには傍聴の手引があり注意点などがわかります。傍聴券が発行される場合もここで確認できます。

まとめ方ですが、裁判所のしくみから入るのがまとめやすいでしょう。裁判所は、公正な裁判を行うため国会や内閣からの圧力や干渉を受けないように独立した司法権を持っている。裁判所の種類は最高裁判所・高等裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易裁判所がある。裁判を慎重に行い人権を守るために三審制を取っている。裁判には殺人・強盗・窃盗等を扱う刑事裁判と金銭問題・騒音トラブル・遺産相続などを扱う民事裁判がある、などをまとめてから実際に傍聴した裁判について、いつ行われたのか・どんな内容だったのかを書いて、傍聴しての感想を書くといいと思います。

裁判所のホームページはこちらから

つかめる水を作ろう


不思議実験セット つかめる水
つかめる水の実験は以前テレビで紹介されていた事もあり最近人気のようです。材料はアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムと普通の水です。アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムは薬局で予約購入が出来ますが、実験では少量しか使わないので、このような実験キットで購入するほうが便利でしょう。

作り方は簡単でアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムの水溶液をそれぞれつくり、 アルギン酸ナトリウムの水溶液をスプーンですくい乳酸カルシウムの水溶液にサッと入れて混ぜると出来上がりです。アルギン酸ナトリウムに着色しておくと乳酸カルシウム水溶液に入れた時分かりやすく出来上がったつかめる水もきれいです。

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まとめ

中学生におすすめの簡単な自由研究のテーマをご紹介しました。夏休みがあと数日しかない!という時でも間に合うように簡単に取り組めるものを選んでいます。自由研究キットも通販では届くまで時間がかかるので間に合わないのであれば近くの大きめな書店に行ってみて下さい。夏休み期間は自由研究コーナーが作られていて実験キットが売られている所が多いです。小学生向けのキットでもまとめ方で中学生でも充分通用する自由研究になります。ポイントは実験の結果が何故そうなったかを調べたり、自分の予想と比べたりすることです。

1日で完成できる自由研究もありますから、最後まで頑張って下さいね!

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