夏休みの自由研究…毎年何をしようか子どもも親も悩みますよね。工作や絵画をする人が多いと思いますが、今年はいつもとちょっと違うものにチャレンジしてみませんか。そうは言っても実験となると道具を揃えたり、実験方法が難しかったりと大変ですよね。そこで、おすすめなのが塩の結晶作りです。材料も塩と水があれば出来るので気軽に取り組めますよ。今回、塩の結晶作りについてまとめました。是非参考にしてみて下さい。

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塩の結晶の作り方

準備するもの

・塩(40g位 ご家庭にある塩でOK)
・水(100ml位)
・透明の瓶またはコップ
・平らな容器
・平らな皿
・ピンセット

作り方

①透明のびんに底にたまる位に塩を入れましょう。

②水を入れたらよく混ぜて飽和食塩水を作ります。

③平らな容器に入れて天日干しして乾燥させましょう。

④数時間後に観察しましょう。

⑤大きな塩の粒が出来る。

⑥水が残っている場合はピンセットで大きめの結晶をいくつか取り出し、乾いた平らなお皿に置く。

⑦水が蒸発すると塩の結晶が現れます。

濃度が低いと塩の結晶が出来にくいのでよく溶かしましょう。

*水道水よりも蒸留水を使ったほうが結晶がキレイに出来ます。

↑こちらの動画にも塩の結晶の簡単な作り方が載っています。

動画では結晶が出来るまでに5日間置いていますが、様子を見ながら実験してみて下さいね。

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結晶の形を観察しよう

出来上がった塩の結晶を観察してみましょう。

よく見るとコロコロとしたサイコロ状のものや柱状のもの、うすい板状のものなど、様々な形の結晶を見つけることが出来ますよ。

塩の結晶の基本の形は正六面体(サイコロ状)ですが、環境や条件が変わると様々な結晶に成長します。

正六面体(サイコロ状)

・トレミー状(ピラミッド形)

・フレーク状(うすい板状)

・球状(丸いボール形)

・柱状(うすい棒状)

・樹枝状

などの結晶の形が出来ます。

塩の結晶についてはこちら

参考になる自由研究テーマ・実験方法・まとめ方が見つかるかも知れません!

モールで塩の結晶飾りに挑戦

準備するもの

・塩400g
・水1L
・モール 数本
・鍋
・ペットボトル 1本
・割り箸 1本
・発泡スチロール箱またはダンボール箱
・新聞紙またはタオル

下準備

①モールでハートや星など好きな形を4つ作り、糸を付けて割り箸にぶら下げるようにくくりつけます。

②ペットボトルを半分に切り、下半分を食塩水を入れる容器として使用します。

③②のペットボトルが入るくらいの発泡スチロール箱またはダンボール箱を用意し、内側に新聞紙を入れておきます。(保温性を高める)

作り方

①鍋に水と塩を入れて沸騰させます。よくかき混ぜて溶かします。

②塩が溶けてなくなり結晶(白いつぶつぶ)が浮くまで行います。

③食塩水をペットボトルに移します。

④準備しておいた発泡スチロール箱かダンボール箱(保温箱)にペットボトルを入れます。

⑤割り箸にくくりつけたモールをペットボトル内に入れます。

*このときペットボトルにモールが付かないように気を付けましょう。

⑥保温箱にフタ(アルミ箔でOK)をして一日置いておきます。

⑦一日経ったら取り出します。モールに塩の結晶が付着しています。キッチンペーパーで水分を拭き取り乾燥させます。

⑧塩の結晶が完全に乾燥したら出来上がりです。

モールに付着した塩の結晶がまるで雪のようにキラキラ輝き、素敵な結晶飾りの完成です。

学校に提出するまでに期間があるときは、ジップロックなどに乾燥剤を入れて保管しましょう。

学校に持っていくときは空き箱や透明のケースに黒い画用紙を敷いて、その上にモールの結晶を並べましょう。黒い紙の上にモールの結晶を置くと、結晶の美しさが引き立ち輝きますよ。

モールで塩の結晶の作り方はこちら

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結晶を成長させよう

準備するもの

・透明な瓶
・割り箸
・釣り糸
・瞬間接着剤

作り方

①割り箸の真ん中に釣り糸をくくりつけ、ガラス瓶に入れた時に真ん中にとまる位の長さに切っておく。

②釣り糸の先に塩の結晶を瞬間接着剤で付ける。(接着剤を付ける際は結晶の表面を接着剤ですべて奪うことがないように気を付けましょう。)

③飽和食塩水(塩の結晶の作り方を参照)を作り、瓶に入れる。

④②で作った塩の結晶を③の中に沈めます。

(飽和食塩水が結晶に触れると、結晶が大きくなって成長する場合があります。)

⑤日のあたりの良い場所で、水分を蒸発させましょう。

⑥毎日変化を記録し、約一ヶ月位で結晶がどのように成長しているか観察してみましょう。

塩の結晶を作り、成長させる実験はこちら

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まとめ

塩の結晶作りをご紹介しました。成功すると1~3日位で出来ますが、実験によっては1週間から一ヶ月位かかることもあるので、夏休みが始まったらすぐに取りかかると良いですよ。低学年は塩の結晶作りやモールで結晶作りに挑戦し、高学年以上になると、更に結晶を成長させる実験や、塩はどの位水に溶けるのかなど掘り下げて研究をすると「ものの溶け方」の学習を深められそうですよ。塩の結晶作りを通して「水に一度溶けたモノを取り出す」ことを学び、結晶の美しさを感じることが出来ます。これなら楽しみながらしっかりとした研究が出来そうですね。

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