自由研究とは自由な研究なので、漠然としすぎていて悩みますね。しかし最近では「自由研究キット」や本屋さんなどには「自由研究のコーナー」などが設置されてたりするので、自分が興味のあるテーマを探して決めても良いですね。興味のあることであれば、楽しく実験したり、調べたりできると思います。
しかし、自由研究は研究したことをレポートにして学校へ提出しないといけません。このまとめるのが苦手だ!どうやったら良いのか分からない!とせっかく頑張った研究もこのまとめ方でイマイチになってしまったり、逆にイマイチな実験なのに、まとめ方次第で素晴らしい研究になったりと、評価も全然違ってきます。そこで、今回は、小学生、中学生の自由研究に共通する研究の目的とまとめ方、書き方のコツを調べてみました。
自由研究の目的と動機との違いは?
自由研究のレポートをまとめる時に「目的」と「動機」を一緒にしている場合も見られますが、もともと「目的」と「動機」の本来の意味は違います。分けて考える事が重要です。自由研究のまとめ方のレポートの中でこの「目的」と「動機」は最重要項目ともいえます。そこで自由研究の動機と目的とはどのように違うものなのか、その書き方や具体例を考えたいと思います。
自由研究の「動機」とは・・
「なぜ自由研究にそのテーマを選んだのか」自由研究のテーマを決めて、取り組む時には必ず理由がありますよね。なぜそれをしようと思ったのか。説得力を持たせるためには、具体的な動機が必要になります。「なぜだろう?」と思ったことや、「~したい!」と思ったことなどが、自由研究のテーマを決めるための「きっかけ」=「動機」になります。
例・・「10円玉をきれいにする自由研究」の動機の書き方
「お金は様々な人の手を渡り歩いて、いつの間にか薄汚れてどす黒くなっている。その10円玉をピカピカの10円玉に出来ないだろうか?どうすればキレイになるのだろうか?そもそもピカピカになんてできるだろうか?と思った」
例・・「地球温暖化を自由研究のテーマにした時」の動機の書き方
「このまま地球温暖化が進むと地球はどうなってしまうのだろうか。気になった」
自由研究の「目的」とは・・
「自由研究で何を知りたいのか?」この自由研究をすることによって、あなたが新たに分かること知りたいことをいいます。なんとなく研究するのでは意味がないですよね。何を果たしたいのかをきちんと決めて書いていきます。
例・・「10円玉をきれいにする自由研究」の目的の書き方
「薄汚れた10円玉を新しいピカピカの10円玉のようにキレイになっていく過程をみてみたい」
例・・「地球温暖化を自由研究のテーマにした時」の目的の書き方
「地球温暖化の原因と対策について調べ、自分たちができる事は何かを考える」
参考になる自由研究テーマ・実験方法・まとめ方が見つかるかも知れません!
自由研究のレポートの書き方
自由研究は学校へ提出しなければいけません。実験や観察を行った後は、きっちりレポートをまとめましょう。まとめるのが苦手だなと思っていても大丈夫です。まとめ方の要点さえおさえておけば、きれいにまとめられますよ。
レポートの書くべき内容と順序
1,自由研究の題・テーマ
2,自由研究の動機(なぜその研究をしたいと思ったのか)
3,自由研究の目的(何が知りたいのか)
4,自由研究の予測(研究結果を予測する)
5,自由研究の方法(使った道具や材料とどのような方法で研究・実験をしたのか)
※研究方法や実験方法はデジカメなどで撮影しておくとレポートを読む人に伝わりやすい
6,自由研究の結果(成功だけが目的ではないので予想と別の結果が出ても、真実を書きます)
※実験結果を図にしたり、グラフにすると見やすくなる。またデジカメで撮影しても見やすい
7,自由研究の考察(研究を通して「わかったこと」や「発見したこと」を書く。予想とは違う結果が出た時の感想なども混ぜるとおもしろい)
8,自由研究の感想・反省(「もっとこうしておけば良かった」など後悔している事などがあれば反省点として書く。また「違う結果が出るためにはどうすれば良かったのだろうか」など次に繋げるよなまとめにすると良い)
9,参考文献の記載(参考にした本の「題名・著者名・出版社名」を書く)
上記の順番にレポートをまとめていきます。
これでカンペキ!自由研究の具体的な書き方
自由研究とひとことで言っても範囲は幅広いですよね。「科学実験」「社会科・調べ学習」「観察日記や環境調査」「工作・フリーアート」などざっくり分けてみましたが、分野もそれぞれですし内容も色々です。同じまとめ方でも構いませんが、研究の特徴を生かして、見る人が見やすいように、まとめることも大切です。分野別の具体的な例を参考にして自分のオリジナルを作ってみるのもオススメです!
あとがき
自由研究はどうしても後回しになってしまいがちです。しかし、せっかくのチャンスです、普段の生活で「やってみたかったこと」や「不思議に思っていたこと」を自由研究として実験したり、調べたりして謎を説いてみるのも楽しい時間になると思いますよ。
テーマを決めたら、必ずおうちの人にも「こんな実験・研究がしたい」と伝えて下さいね。頑張ってください!