アブラムシが大量に発生していて駆除するのに、どんな方法があるのか調べてみました。家庭菜園やベランダ菜園で野菜を育てているので、できれば無農薬でアブラムシを駆除することができればいいと思っています。農薬を使わないでアブラムシを退治する方法としては様々あるようですが、その中でも効果がありそうな木酢液・お酢・片栗粉・重曹・牛乳の5つを実際にアブラムシに吹き掛けて、どれだけ駆除できるのか確認してみました。
アブラムシ駆除で有効な方法は・・・
家庭菜園の野菜に直接噴霧するので農薬ではない方法をまずは試して、効果を知りたいと思いました。実際に使ってみないと分からないことが多いと思ったので、家庭菜園の野菜にではなく庭の木にもアブラムシが大量発生していましたので、そっちで一度試してから、野菜や植物に使おうと思います。
そして、実際に使ってみたことを一覧表にまとめ、駆除率でランキングにしてみました。
方法 | 駆除率 | 作り方 | 費用 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
片栗粉 | 8割 | 面倒 | 安い | ○ |
重曹 | 7割 | 面倒 | 高い | △ |
木酢液 | 4割 | 簡単 | 高い | ◎ |
牛乳 | 3割 | 簡単 | 安い | × |
お酢 | 2割 | 簡単 | 安い | × |
アブラムシの駆除率で言えば、片栗粉スプレーが一番殺虫効果がありました。といっても、私が使った個人的な判断ですが・・・。
木酢液・お酢・片栗粉・重曹・牛乳の5つ駆除方法を簡単にまとめてみました。
駆除率1位は片栗粉
片栗粉スプレーは、片栗粉のとろみが強いとスプレーとして吹き出るのではなく垂れる感じになってしまいますので、とろみを調整する必要があります。片栗粉スプレーはとろみがあるため、アブラムシを窒息させるのに有効だと思います。ただし、水にただ片栗粉を溶かしただけでは効果がほぼありません。一度沸騰させて冷やしたものを使うようにします。片栗粉の膜が残るので水で洗い流したほうがいいです。
実際に使った感想については「 片栗粉でアブラムシを駆除してみた 」をご覧ください。
駆除率2位は重曹
重曹スプレーは重曹だけではなく、中性洗剤・食用油も入れて作ります。水と油なのでどうしても分離してしまいますので、アブラムシに吹き掛けるときはよく振ってから噴霧しないと油が最後まで残ってしまいます。アブラムシを退治するのに油や洗剤が入っているのでアブラムシに膜できて窒息させることができみたいです。ただし、作るのに材料が多く、分量を量るのも面倒です。油や洗剤を野菜や植物に掛けるのはどうかなぁと思います。
実際に使った感想については「 重曹でアブラムシを駆除してみた 」をご覧ください。
駆除率3位は木酢液
木酢液は植物に上げると良いと聞き買いましたが、しばらく使っていませんでした。今回、アブラムシを退治するために使ってみました。思っていたほど駆除することはできませんでしたが、木酢液は植物に良い成長を与えることができるということで今後は定期的に吹きかけようと思っています。お店で買うときに量が多く使い切るまでに何年掛かるんだろうと思ってしまいました。試した方法の中では一番費用が高いです。
実際に使った感想については「 木酢液でアブラムシを駆除してみた 」をご覧ください。
駆除率4位は牛乳
牛乳スプレーがいいという人もいますが、私が使ってみた感じは画像のように葉が牛乳を弾いてしまうので点々としか残らず、乾燥しても一部のアブラムシしか退治することができませんでした。薄めたり、希釈することなく原液のまま使いました。牛乳は、そのままにしておくと臭いがしますし、葉が傷むため洗い流さないといけません。乾燥した後に水で洗い流そうとしても落ちないので指でこするしかありません。乾燥する前に洗い流すか、根気よく洗うかしないといけないので私はおすすめしません。
実際に使った感想については「 牛乳でアブラムシを駆除してみた 」をご覧ください。
駆除率5位はお酢
アブラムシの駆除率で言えば牛乳とそんなに変わりません。ほとんど退治することができませんでした。ニオイもしますし、葉が黒ずんできたので洗い流す必要があります。濃度の問題なのかも知れませんが、アブラムシを駆除する方法の1つとしてはおすすめしません。
実際に使った感想については「 お酢でアブラムシを駆除してみた 」をご覧ください。
アブラムシ駆除対策のまとめ
アブラムシを駆除するのに農薬が一番効果を発揮することは分かっていますが、無農薬でと思っていましたので木酢液・お酢・片栗粉・重曹・牛乳を使って退治できるのは、どの材料なのかを調べてみました。それぞれにメリットとデメリットがありますが、植物の成長にも効果がある木酢液が一番いいように思います。
木酢液の臭いは害虫予防にもなるし、成長を促す働きもあるということです。定期的に使う必要があります。
他にも、キラキラと光るテープを使ったり、黄色粘着テープを使って予防するのも併用して対策を行なうといいと思います。