入学準備としてランドセルは必須アイテムですよね。
私は子供のランドセルを購入するとき、型落ちの安いのでいいから2月とか3月に買ってもいいかなと思っていましたが、お母さん(おばあちゃん)が「入学祝いに買ってあげるから一緒に買いに行きましょう」ということから、カタログを集めたり、ランドセル売り場を夫婦で巡ったりすることになりました。
そのとき、店員さんからランドセルの選び方を色々と聞いたのでまとめたいと思います。
ランドセルの選び方のコツ|16のチェック
16項目のチェック一覧 | CHECK! | |
---|---|---|
下調べ | 実際に店舗で実物を見たり背負ったりする | |
素材 デザイン |
素材を選ぶ | |
シンプル?刺繍入り? | ||
丈夫さ | 型崩れしないか確認する | |
大マチ部分の内側を確認する | ||
背負心地 | 肩ベルトが当たらないか | |
背当て素材のクッション性と通気性を確認する | ||
背中とランドセルの隙間がないか | ||
ランドセルが体の中心か確認する | ||
安定感を確認する | ||
重量体験をしてみる | ||
安全 安心 |
外れるフック | |
防犯ブザーを取り付ける肩ベルトのDカン | ||
使いやすさ | 内寸サイズを考える | |
錠前のタイプを考える | ||
持ち手ハンドルを考える |
ランドセルを選ぶとき何を基準に選びますか?
子供が欲しいと言っているランドセルを買いますか。
デザインや色・カラーで選ぶことが多いと思いますが、色々と確認したほうがいいと思います。
6年間毎日使うランドセル、途中で壊れて使えなくなってしまうのは勿体無いですし残念。
素材を見ると大人はクラリーノよりも牛革のほうがいいように感じたり、シンプルなデザインと刺繍が入っているランドセルに迷ったりします。。
6年間、ランドセルを使い続けて思ったことは「丈夫なランドセル」が良いと思います。
子供のランドセルの使い方は凄いですよ!
ランドセルの中にギュウギュウに詰めてきたり、教科書の上に上履きを乗せたり、フタの部分に絵の具セットや習字セット、スケッチブックなどを挟んで、ナスカンやDカン部分に水筒や体操着・割烹着を掛けて帰ってきます。
いっぺんにたくさん持って帰ってくるから、見ているこっちはランドセルが可愛そうでなりませんが、ランドセルに何でも詰め込んで帰ってきますよ。
だから、私は「丈夫なランドセル」をおすすめします。
下調べをする
実際に店舗で実物を見たり背負ったりする
WEB注文することができるので、ホームページを見て購入する人も多いと思います。
ランドセル売り場の人に話を聞いてもインターネット注文は多いとのことでした。
でも、トラブルというかクレームも多いようです。
それは色の違いや質感などが違うというものが圧倒的に多いそうです。
キャンセル方法もメーカーによって違いますがキャンセル出来なかったり、キャンセル料が発生したりするとまた大変のようです。
ホームページで確認したり、カタログを取り寄せて確認することも大切ですが、やっぱり実際の店舗・取扱店に行って色を確認したり、背負心地を確認したりすることは大切です。
素材・デザインをチェックする
素材を選ぶ
ランドセルに使われている素材は主に3つです。
コードバン・牛革・クラリーノ(人工皮革)です。
それぞれ特徴がありますが価格・重さ・機能面・手入れのしやすさなどからクラリーノ(人工皮革)を選ぶ人が多いようです。
色々なランドセルメーカーの店員さんに話を聞いた感じでは女の子はクラリーノ、男の子は牛革を選ぶことが多いようです。
女の子は軽いランドセルを、男の子は型崩れしにくい牛革を選ぶことが多いようです。
素材の特徴については、「 ランドセルの素材を特徴比較|クラリーノ・牛革・コードバン・ヌメ革の違い 」で詳しく紹介していますのでご参考までに。
シンプル?刺繍入り?
ランドセルのデザインはスパンコールや刺繍が入っているタイプとシンプルなタイプがあります。
女の子のランドセルにはスパンコールや刺繍が入っている可愛らしいデザインランドセルが多くあります。
刺繍があるということは、縫い目があるということで、その縫い目から水分が染み込んだり、切れたり裂けやすくなったりして強度が落ちる可能性があります。
低学年の頃は可愛らしいランドセルでもいいかも知れませんが5・6年生になると好みが変わってくることがありますので、どちらのほうが良いか考えたほうがいいです。
刺繍やスパンコールを入れているランドセルメーカーの店員さんに話を聞くと、強度や丈夫さについては問題なく6年間使い続けることができますと言われます。
6年間使うことを考えたデザインを選ぶようにするといいと思いますし、刺繍などが恥ずかしい年頃になったらランドセルカバーをするなど対策はあります。
丈夫さをチェックする
型崩れしないか確認する
ランドセルを使っていると潰れてしまい、平たくなっているランドセルを見掛けることがあります。
強度が弱いと6年間持たずに型崩れしてしまうことがあります。
通常は大マチ部分に型崩れ防止の芯材が入っているので型崩れしにくい構造になっています。
大マチ部分が潰れて平たくになると教科書やノート・筆記用具などを入れにくくなります。
ランドセルを抱えて少し力を加えてみます。
このとき、少しの力で凹んでしまうランドセルは型崩れする可能性がありますので他のランドセルと比較してみましょう。
大マチ部分の内側を確認する
教科書やノート・筆記用具などを入れる部分の中もしっかりと見ておきましょう。
金具や革の折り目部分の縫い目から少し出ている革の部分が引っ掛からないか確認しましょう。
教科書やノート・筆記用具などを出し入れするときにケガをしたり、プリント用紙などが引っ掛かり破れてしまったりすることがあります。
また、金具があると筆箱や水筒など固いものを入れると傷が付く原因にもなりますので見えないようになっているほうがいいと思います。
背負心地をチェックする
肩ベルトが当たらないか
ランドセルを実際に背負ってみて肩ベルトが首や肩に当たって痛くないかを確認しましょう。
各ランドセルメーカーで背負心地を追求して肩ベルトの形や幅を決めているので、擦れて痛いときは店員さんに確認するようにしましょう。
毎日背負うランドセルなので、痛みがあると背負いたくなくなりますし、当たらないようにカバーをしたり、形を自分で変えたりすると背負いにくくなります。
背負ってみるとメーカーによって肩ベルトの位置が違いますよ。
ランドセルの展示会場には実際の教科書やノートなどを入れたときの重さを体験することができたりしますので、教科書やノートなどを入れたときの重さで背負えるのであれば、より通学に近い状態で確認することができます。
背当て素材のクッション性と通気性を確認する
子供にランドセルを背負わせたら、すぐに降ろさせるのではなくしばらく背負わせておくといいです。
走り回ったりしてもいいと思います。
子供は汗っかきなのでしばらく背負わせておくことで通気性を確認します。
子供の背中に手を入れてみて蒸れ具合がどうか通気性を確認します。
蒸れているからダメということではなく、空気の流れがあるかを確認するといいです。
ランドセルの背当て部分は背中に密着する部分です。
背当ての形や使っている素材が違うため、背負ったときの感覚は各メーカーによって違います。
1社だけでは分からないので複数のランドセルを背負ってみてクッション性を確認し、背負いやすいランドセルを見つけるといいです。
背中とランドセルの隙間がないか
ランドセルは正しい背負い方をすることで教科書やノート・筆記用具などを入れた重くなっても重さを分散することで軽く感じられるようになっています。
背中とランドセルとの間に隙間があるときは、肩ベルトの穴で調整しましょう。
背中とランドセルとの間に隙間が無くなったところで、上下左右から見て、背中にランドセルがしっかりと当たっているかを確認します。
ランドセルが体の中心か確認する
ランドセルが体の中心にきているか確認します。
ランドセルのフックと錠前部分が背骨部分にきているかを確認することで分かります。
ランドセルが体の中心にきていないと、左右どちらかの肩に重さが偏っていることになり、片方の肩が下がってしまったり、重さを感じたりする原因になりますので体の中心にランドセルがくるようにベルト穴で調整しましょう。
背カンの動きを確認する
背カンには3種類があります。固定式・連動式・非連動式です。
固定式は背カンにつながっている肩ベルト部分が固定されていて動かないタイプです。
肩ベルトが固定されているため背負いにくかったり、肩ベルトに負担が大きく掛かり壊れやすかったりします。
連動式は天使のはねの背カンで左右が同じ動きをします。
右が開けば左も開きます。
走ったりすると肩ベルトが開き肩から外れそうになることがあります。
非連動式はフィットちゃんの背カンで左右が別々に動きます。
肩ベルトをつなぐ部分の金具にはかなりの負担が掛かるため強度が必要になります。
固定式は現在では少ないですが、連動式と非連動式は子供の背負やすさを優先するといいと思います。
安定感を確認する
ランドセルを背負ったら、店内を少し歩かせてもらったり、飛んだり跳ねたりしてランドセルの安定感を確認するといいです。
店舗によっては外に出ても良いというところがありますので、外で歩いたり、走ったりして安定感を確認しましょう。
重量体験をしてみる
重量体験とは、ランドセルの中に教科書やノートなどを入れたときと同じ重さにすることです。
実際にランドセルの中に教科書やノートなどを入れると約2kgになるので、500mlのペットボトルを3~4本入れて背負うと実際の重さになります。
店舗・販売店・展示会場などに準備されているときは実際にランドセルの中に入れて子供に背負わせてみるといいです。
実際に近い重さのときに肩ベルト、背当て、左右へのブレなどを見るといいです。
安全・安心をチェック
外れるフック
ランドセルの横に付いているフック(ナスカン)にある程度の力が加わると自動で外れるようになっている安全機能付きフックがあります。
フックに体操着や給食袋をぶら下げているとき、自転車や車などに引っ掛けてしまい引きずられてしまったり、転倒したりとケガの原因になることがあります。
そのとき、安全機能付きで外れるフックなら巻き込まれるのを防ぐことができます。
防犯ブザーを取り付ける肩ベルトのDカン
防犯ブザーは引っ張りやすい場所に取り付けるには肩ベルトにフックがあると便利です。
ただ、引っ張りやすいということは間違えてピンを引き抜いてしまうこともあるので、ピンを間違えて抜いてしまったときの対応の仕方も子供に教えてあげる必要があります。
使いやすさをチェック
内寸サイズを考える
ランドセルの内寸のサイズはA4クリアファイルとA4フラットファイル対応の2種類があります。
A4フラットファイル対応の大容量ランドセルが人気になっていますが、小学校で使用するサイズにあったものを選ぶといいです。
小学校でA4クリアファイルしか使わないのであればA4クリアファイル対応サイズで十分ですし、A4フラットファイルを使用するのであればA4フラットファイル対応サイズを選ぶといいです。
大きいサイズだといろんな物が入るからいいと思いますが、体が小さい1・2年生はランドセルが重くなると重心が後ろにいくので後ろに転びやすくなりますし、教科書やノートが左右に振られるので重心が左右に傾くので歩きにくいということがあります。
先輩ママに教えてもらって小学校で使うサイズを確認しておくといいです。
錠前のタイプを考える
ランドセルのフタを閉めるための錠前は自動でロックが掛かるタイプと手動式マグネットタイプがあります。
オートロックはかぶせ部分の金具を本体のロックに掛けることで、自動で錠前が回転してロックします。
ロックし忘れることがありませんし、中身が出るという心配もありません。
ただ、オートロックが壊れてしまうと解除することができないのでフタを開けることが出来ないことがあります。
手動式マグネットタイプは、錠前部分がマグネット式になっているので回しやすくなっています。
ロックするのを忘れると中身が出ることがありますが、マグネット式になっているのである程度なら持ちこたえます。
オートロック式のほうが便利のように思いますが、実際に使ってみて使いやすさを比べてみるといいです。
持ち手ハンドルを考える
ランドセルの金属製のフックだけではなく、革製のフックが付いているものがあります。
この持ち手ハンドルはロッカーにランドセルを出し入れするときや持ち運ぶときにあると便利です。
まとめ
ランドセル選びのポイントを16個あげてみました。
ランドセル売り場に行って色々と話しを聞いてきたことをまとめてみました。
展示会や店舗にいた他のお母さんとも話しをして情報交換もしてきました。
実際にランドセルを見ると牛革やコードバンのほうが、高級感がありいいなぁと思いますが、6年間使ったランドセルを見て実感したのが丈夫なランドセルが一番だと思います。
壊れないランドセルを選ぶのがコツだと思いますよ。
選ぶときに気になるポイントも確認しながら、子供が欲しいというランドセルで背負やすさや丈夫さなどを確認してあげるのがいいと思います。
子供が欲しいランドセルが一番だと思います。
カラーやデザインは子供が欲しいというモノにして、それ以外の部分はチェックリストを使って確認しておくといいですよ。