子供が幼稚園や保育園の年長にあがると、入学に向けてランドセル選びを・・と思い始める親御さん多いと思います。
ランドセルは6年間使い続けていくものですので、なるべく丈夫で、お子様にとって軽くて背負いやすいものを選ぶことが大切です。
でも、ランドセルメーカーはたくさんありますし、どんなランドセルを選んだらいいか迷ってしまうこともありますよね。
今回は、工房系ランドセルとして品質が高く非常に人気のある、中村鞄と大峡製鞄(オオバセイホウ)のランドセルについて特徴・値段・種類・口コミなどを表にして、違いを比較してみました。
購入を考える際の参考になればと思います。
ランドセルの特徴
中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 | |
---|---|---|
特徴 | ・創業から57年の老舗ブランド ・NASA開発EAR社のシャトルクッション ・左右非連動背カン ・背当てと肩ベルトにソフト牛革使用 ・背当てはU字凹みで蒸れないから快適 ・肩ベルトはゆるやかフィットカーブ ・全面に反射材付 ・防水、耐久性に優れた安心のコーティング加工 ・収納力抜群のA4フラットファイル対応 ・コードバン、牛革、ベルエースの3種 ・早割価格がある |
・創業から82年の老舗ブランド ・伸縮性に富む高級革を使用 ・左右動かない背カン ・皇室から各界の著名人に愛される品質と職人技を誇る ・4万回屈折試験を経た強度品質 ・重さを軽く感じるナナメの力 ・職人技の目打ちや菱きりで強度増 ・シンプルなカラーと革の種類が豊富、子供服ブランドとのコラボモデル人気 ・A4フラットファイルサイズ対応(一部) ・コードバン、牛革、クラリーノの3種 ・撥水加工 |
どちらの工房のランドセルも、素材選び、縫製から仕上げまで職人さんが一つ一つ丁寧に作り上げられていて、上品で洗練されています。
どちらのランドセルも、派手な飾りのない、シンプルでオーソドックスなデザインです。
中村鞄ランドセルの特徴は、NASA開発EAR社のシャトルクッションを背当てと肩ベルト(肩に触れる部分)に採用していることです。
ふっくらとした厚みがあり、お子様が激しく動いても背カンや硬い部分が身体に当たるのを防ぎ、身体に合わせて変形するのでしっくりなじみ、快適な背負い心地を実現しています。
また、肩ベルトの裏側に使われたソフト牛革の幅が、表革より広く作られている為、表革が身体にあたって痛く感じないよう、細かく配慮されています。また、背負いやすく下ろしやすい左右非連動背カンを採用しています。
すべてのモデルがA4フラットファイルサイズ対応です。
大峡(おおば)製鞄ランドセルの特徴は、角革きざみ加工や、肩ベルトなどの部分手縫い、背中のヘリ手縫い加工(一部)などの手縫い仕立てと4万回の屈折試験を経た強度の高い品質です。
また、左右動かない背カンを採用し、肩ベルトのグラつきを防ぎ、しっかりと支える構造になっています。
コードバン以外はA4フラットファイルサイズ対応になります。
ランドセルの種類・値段・色・重さを比較!
ランドセルの種類と色を比較!
中村鞄 | 大峡製鞄 | |
---|---|---|
コードバン | ベーシック:2色 パステルクラシック:3色 |
総コードバン・グランド:2色 総コードバン・プレミアム:2色 コードバン(つや有り):2色 マットコードバン(つや無し):6色 |
牛革 | ベーシック:8色 パステルクラシック:12色 |
ヨーロピアンカーフ:8色 牛革スーパータフ・プレミアム:5色 牛革スーパータフ:9色 ダイヤモンドカーフ:2色 ハート&レザー:6色 コンビ&レザー:3色 3D:4色 |
人工皮革 | ハートモデル:4色 ベーシック:3色 パステルクラシック:9色 |
クラリーノforボーイズ:2色 クラリーノ:4色 クラリーノforガールズ:6色 ハーモニック:4色 |
中村鞄のランドセルは、表にすると種類が少なく見えますが、本体の色が黒・紺・赤を基本色としたベーシックシリーズと、基本色にダークグリーン、マリンブルー、茶、ビビッドピンク、キャメル、ローズピンクなどを加えたパステルクラシックシリーズがあります。
パステルクラシックシリーズは、内装と背当て、ステッチに同じパステルカラーが使われていておしゃれですよ。
ハートの刺繍とポケットがデザインされたハートモデルは女の子に大人気です。
大峡(おおば)製鞄のランドセルは、コードバンは4種類で2色~6色あり、牛革は7種類で2色~9色と革の種類とカラーが非常に豊富です。
ハートのアクセントをあしらったデザインや、ベルトや縫糸に本体と異なる色を使ったバイカラーデザインのもの、色は定番の黒・赤以外に、チェリーやネイビー、マリンブルー、キャメルにラベンダーやスカイブルーなどがあります。
革の種類やデザイン、カラーの豊富さでいえば、大峡(おおば)製鞄ランドセルの方がバリエーション豊富、という印象ですね。
両者ランドセルとも、本体に光沢のあるパステルカラーを使ったモデルは無く、汚れや傷が付いても目立たない濃い目な色合いです。
ランドセルの値段・価格を比較!
種類 | 中村鞄 | 大峡製鞄 |
---|---|---|
コードバン(馬革) | 88,000円 | 総コードバン・グランド:183,600円 総コードバン・プレミアム:162,000円 コードバン(つや有り):95,040円 マットコードバン(つや無し):91,800円 |
牛革 | 63,000円 | ヨーロピアンカーフ:108,000円 牛革スーパータフ・プレミアム:85,320円 牛革スーパータフ:64,800円 ダイヤモンドカーフ:66,960円 ハート&レザー:69,120円 コンビ&レザー:69,120円 3D:66,960円 |
人工皮革 | ベーシック:48,000円 パステルクラシック: 48,000円 ハートモデル:51,000円 |
クラリーノforボーイズ:56,160円 クラリーノ:48,600円 クラリーノforガールズ:56,160円 ハーモニック:62,640円 |
最も価格が高いのは、大峡(おおば)製鞄の総コードバン・グランドです。
マチを1枚で仕上げる希少な大判のコードバンを使用する為、数量限定品の高級モデルです。
ただ、中村鞄のコードバンモデルと同じ価格帯のマットコードバン(つや無し)もあります。
最も低価格なのは、大峡製鞄のクラリーノで、48,600円になります。
一級品と言われる大峡製鞄ランドセルで5万円を切る価格帯のランドセルが存在しているということが驚きです。
大峡(おおば)製鞄のランドセルは、おじいちゃん・おばあちゃんが孫へ贈る入学祝いとして選ばれるような高級モデルからコスパの良いモデルまで種類が豊富ですね。
中村鞄のランドセルは、革の種類毎に値段が決まっていて非常に分かりやすく、価格は5万円台~9万円台と大手メーカーの有名ランドセルと比較しても、むしろ安い方だと思います。
ランドセルの重さ
中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 | |
---|---|---|
コードバン(馬革) | 1,350g | 1,280g~1,430g |
牛革 | 1,250g | 1,260g~1,350g |
人工皮革 (クラリーノ) |
なし | 1,040g~1,100g |
人工皮革 (ベルエース) |
1,100g | なし |
最も軽いランドセルは、大峡(おおば)製鞄のクラリーノで1,040gになります。
中村鞄の最も軽いランドセルは、ベルエースで1,100gです。
差は殻付きMサイズ卵1個分くらいでしょうか。
この差を大きくみるか小さくみるか、判断が分かれますが、どちらも非常に軽いといえます。
コードバンや牛革は、人工皮革に比べると100g~300g程度重くなってしまいますが、強度や耐久性と風合いを重視したい方に選ばれています。
ランドセル人気の色
男女別 | 順位 | 中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 |
---|---|---|---|
男の子 人気色3位 |
1位 | 黒 | 黒 |
2位 | マリンブルー | ネイビー | |
3位 | ダークグリーン | マリンブルー | |
女の子 人気色3位 |
1位 | 茶色 | 赤 |
2位 | 赤 | チェリー | |
3位 | ピンク | チョコ |
中村鞄は、女の子では茶色が一番人気です。
牛革ボルサで、本体色が茶色のものは、内装や背当てがパステルカラーラベンダーかピンクになり、どちらの色も優しい色で綺麗です。
大峡(おおば)製鞄の人気色は、王道の定番色の黒や赤ですが、最近はチョコなど茶色系の人気がでてきています。
ランドセルの機能
中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 | |
---|---|---|
機能 | ・肩ベルト8段階調整 ・手縫い補強 ・手動式マグネット錠 ・Wナスカン ・底板 ・箱型小マチ ・メッシュポケット ・かぶせ裏張り ・前後左右反射材つき ・肩ベルトの左側にDリング ・防水 |
・伸縮性に富む高級革を使用 ・背面凹凸形状により蒸れにくい背当て ・左右動かない背カンによりグラつき防ぐ ・軽く感じる「ナナメの力」 ・「ロングかぶせ」 ・右側にナスカン ・肩ベルトの左側にDリング ・肩ベルトと側面に反射材つき ・内ポケットDリング ・撥水加工 |
どちらも背負いやすく、撥水・防水加工が施されていますし、防犯ブザーを取り付ける肩ベルトのリングが付属されています。
中村鞄のランドセルには、ナスカンが側面両側についていて便利ですし、前後左右反射材があるので、どの方向からライトが当たっても光るので、帰りが遅くなる学童保育や塾に通うお子様には安心ですね。
大峡(おおば)製鞄ランドセルは、前面内ポケットに鍵を掛けられるDリングが付いており、お子様が大事な鍵をうっかりなくしてしまわないよう、配慮されていますね。
ランドセルの外寸・内寸サイズ
サイズ | 中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 |
---|---|---|
内寸:高さ | 31cm | 31cm |
内寸:横幅 | 23.2cm | 22.2~23.5cm |
内寸:奥行き(マチ) | 11.3cm | 12cm |
外寸:高さ | 35cm | 34cm |
外寸:横幅 | 26.2cm | 25cm~26.5cm |
外寸:奥行き(マチ) | 20cm | 19cm |
奥行き(マチ)は、他のランドセルメーカーが採用しているサイズが11cm~12cmですので、どちらのランドセルも収納力としては充分あります。
中村鞄のランドセルは全てA4フラットファイルサイズ対応です。
大峡(おおば)製鞄のランドセルのコードバンはA4クリアファイルサイズ対応になります。コードバン以外のモデルは全てA4フラットファイルサイズ対応です。
オーダーメイドランドセル比較
中村鞄ランドセル、大峡(おおば)製鞄ランドセルともにオーダーメイドランドセルの設定はありません。
ランドセルの売り切れ時期
売り切れ時期 | 中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 |
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4月 | 発売開始 | |
5月 | 中旬頃 ・人気色売り切れる |
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6月 | 上旬に予約受付開始 下旬に売切れ多数 コラボモデル:コキチカは完売 コラボモデル:ビームスは完売 |
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7月 | 初旬にすべて完売 全国展示会中止 |
webショップ、直営店は完売 宇都宮ショップでは人気カラー以外は在庫あり |
8月 | ||
9月 | webショップ、直営店は完売 宇都宮ショップでは人気カラー以外は在庫あり |
|
10月以降 | 宇都宮ショップでは人気カラー以外は在庫あり |
中村鞄ランドセルの発売時期は4月と早めのスタートで、7月には完売になってしまったので、購入できる期間は2ヶ月半ほどしかありません。
購入を検討される方は、早めに準備しておいた方が良さそうです。
大峡(おおば)製鞄ランドセルは、高級品モデルのヨーロピアン・カーフ(牛革)と牛革スーパータフ・プレミアムはすぐに完売してしまいましたが、7月はクラリーノのランドセルはまだ少し在庫が残っているようです。
ランドセルのキャンセル方法
中村鞄 | 大峡(おおば)製鞄 | |
---|---|---|
キャンセル方法 | ・お届け日の1ヶ月前までに連絡 ・申込日を含め8日を過ぎた場合のキャンセルは販売価格の10%が発生する ・注文と異なる商品、不良品が届いた場合は連絡の上、到着後8日以内に返送 |
間違って注文確定をしてしまった場合: 電話かメールでキャンセルの連絡 コキチカ:キャンセル不可 ビームス:キャンセル不可 |
ランドセルのキャンセル、返品、交換ルールは、販売店毎に異なるので、よく調べておきましょう。
キャンセル料が発生するケースもあるので注意しましょう。
相談窓口等が設けられているので、困ったときには、まずは相談してみましょう。
ランドセルの口コミ・評判
口コミ評判 | 中村鞄ランドセル | 大峡(おおば)製鞄 |
---|---|---|
良いもの | ・背負いやすくて軽さを感じる ・ベルエースは扱いやすくて軽い ・シンプルなデザイン ・反射板が全面に付いているから暗くなるのが早い冬でも安心 ・ベルトの穴が多く170cmでも背負える |
・上品で洗練された佇まい ・型崩れしなくて縫製が美しい ・背カンが身体に当たらず、軽い背負い心地 ・シンプル飽きのこないデザイン ・A4フラットファイル対応 ・内ポケットのDリングが付いている |
悪いもの | ・ベルエースは高級感がない感じがする ・種類が少ない ・マグネット式でオート(自動)ロックではない ・工房がありますが量産系に近い考えの工房 |
・持ち手がない ・コードバンは、A4フラットファイルサイズ未対応 ・webページが少し見にくくてわかりにくい |
口コミや評判をまとめてみました。ランドセルを選ぶ時の参考情報にしてください。
中村鞄ランドセル | 大峡(おおば)製鞄 | |
---|---|---|
失敗談 | ・金属フックは付いているが持ち手がないのが不便 ・内装、背当てがパステルカラーは汚れやすい |
・5月にある展示販売会の入場整理券の申込に間に合わなかった ・本当は別のモデルを希望していたが、ネットに繋がりにくく、買えなかった。 だが、他のモデルを購入できたので満足です。 ・コラボモデル コキチカの完売が早すぎて買えなかった。 |
失敗談についてもまとめてみました。
大峡(おおば)製鞄ランドセルの失敗談はあまりなく、購入できなかった・・という声が多数ありました。
まとめ
工房系ランドセルの、中村鞄ランドセルと大峡(おおば)製鞄ランドセルを比較してみました。
特徴など比較してみると違いがわかりますよね。
どちらのランドセルも一つひとつ職人さんが心を込めて丁寧に作られています。
また、どちらのランドセルも人気があるため、完売時期は毎年早まっています。
購入を考えられているのであれば、お子様が年中さんの1月~3月頃から公式サイトをチェックすることから始めましょう。
年長に上がってからでは遅いかもしれませんよ。