夏休みや冬休みなどに読書感想文の宿題・課題があります。本を読むのが面倒だからコピペしたり、パクリしたりするなど楽を考えるのではなく「本の選び方」「書き方のコツ」「書くポイント」をしっかりと抑えておくことで読書感想文は書きやすくなります。本の選び方から感想文を書くためのポイントをまとめています。親が手伝うこともあると思いますが、子供に分かりやすく伝えるための参考にもなると思います。小学校の低学年・中学年・高学年のほか中学生・高校生にも参考になると思います。

スポンサーリンク

読書感想文の書き方のコツ

私もそうでしたが、読書感想文を書くのが苦手という人は多いと思います。なぜ、読書感想文を書くのが苦手になったのか考えてみると「書き方が分からない」「本を読むのが面倒」という意識から苦手意識が生まれてしまい、本のあらすじだけを書いて終わってしまう・・・なんてことが多いと思います。

【読書感想文を書く4つのポイント】

1.本の選び方
2.印象に残った部分に印を付ける
3.考えをまとめる
4.構成メモを作り感想文を書く

スポンサーリンク

読んでみたい本を選ぶ

本を選び方を間違えると読書感想文を書こうという気持ちになりません。選ぶときには「興味・関心」のある本を選ぶことで書く材料を集めやすくなります。まずは、本の題名を見て、興味が湧いたものや読んでみたい本を探します。

・興味、関心のある本を選ぶ
・あらすじをチェックする

読書感想文が書きやすい本は「小説」だと思います。主人公が自分と近い年齢設定の内容とか、自分の身近なことを題材に書かれている内容だと読んでいて共感する部分が多く興味を持って読むことができると思います。

印象に残った部分に印を付けて読む

読んでいるときに、印象に残った言葉や場面、共感できた言葉、心をうたれた言葉などに印を付けておきます。鉛筆などで印を付けるだけだと、何ページが分からないので付箋も一緒に付けておくといいです。

付箋には、言葉や場面で感じたことや考えたことを書き残しておきます。

本を読んで感じたこと・考えたことをまとめる

本を最後まで読み終わったら、印象に残った言葉や場面、共感・心打たれた場面などに貼った付箋をたどって次の項目について考えたり、材料を集めたり、まとめたりします。

一番印象に残ったことは何か考える

主人公が一番大切にしていることは「仲間」だということ。重要な場面で「仲間」を大切にする・助け合う・大事にするということを言うのが印象的だった。

なぜ印象に残ったのかを考える

主人公が色々な経験をしていく中で、友達が増えていき、その中から一緒に行動をともにする仲間が増えてきました。それまでは一人ぼっちだった主人公が「仲間」の大切さを知り、一緒に色々な困難を乗り越えていくというのがとても共感できた。

印象に残ったことを説明する材料を集める

材料を集めるとは、印象に残った部分と自分の今までの経験と重なる点を考えます。

友達と一緒に遊んだり、出掛けたりすることはとても楽しい。ちょっと帰りが遅くなってしまうなど悪い面もあったが仲間との時間は大切だと感じています。何か困ったことや悩みなども自分のことのように考えてくれ、相談にのってくれます。何かあれば厳しいことも言われるし、ケンカもするけど、仲間は大切で一生一緒にいれる仲間との出会いに感謝している。だから、本の主人公の気持ちもよく分かる。

本を読んで考えたことを簡単にまとめる

選んだ本を最後まで読んでみて、読む前と読んだ後で考え方が変わったことや思ったこと、こんな風に生きたいなとか、こうありたいということをメモに書き出していきます。これが「感想文」のまとめになります。

主人公が仲間の大切さを知り、一緒に色々な経験を乗り越えて、成長していく姿はとても素晴らしいと思いました。私も今の仲間との時間は大切なもので、一緒に出掛けたり、勉強したり、遊んだりしていますが、これから迎える大きな壁や困難など、一人では乗り越えることが難しいことも仲間と一緒に乗り越えられるようになっていきたい。

スポンサーリンク

読書感想文を書く構成のポイント

感想文を書くときには、下記の4つのポイントをまとめて書いていきます。

その本を選んだ理由

本を選んだ理由を書いてきます。何もカッコつけたり体裁を整えたりする必要はありません。何か気になったとか、興味があることが本の名前に使われていたとか、表紙の絵が印象的だったとかでも大丈夫です。その本を選んだ理由を書きます。

一番印象に残ったことは何か

読書感想文の書き方のコツの「2.印象に残った部分に印を付ける」で印を付けたところを、あらすじと自分の経験や感想を繰り返しながら書いていきます。

印象に残ったのはなぜか

読書感想文の書き方のコツの「3.本を読んで感じたこと・考えたことをまとめる」でまとめたことを書いていきます。読んで印象に残ったことと同じ経験をしたとか、違う意見だったとか、思ったこと、経験・体験・思い出を重ね合わせて書いてきます。

まとめを書く

読書感想文の書き方のコツの「4.構成メモを作り感想文を書く」でメモに書き出したことを感想文のまとめとして書いてきます。

スポンサーリンク

まとめ

読書感想文を書くときには、4つの構成で書いていくと上手に書くことができます。面倒だからとか楽したいからとコピペやパクったりするのではなく、自分で本を読んで書くということが大切になります。また、書き写すだけでも結構な労力を使いますし、楽しくないし、面白くないので、さらに読書感想文が苦手になるかも知れません。

本を読むということが苦手でも好きな本なら読めるはずです。興味や関心がある本ならスラスラと読めてしまいます。感想文を書くのも興味・関心があるので今までの自分の経験や体験を書くことができるので丸写しするよりも早く書けるかも知れません。

スポンサーリンク