子供が書いた読書感想文を改めて読んでみると「何、これ!」って思うことがあります。それは、本に書かれていた内容を抜粋して書いているだけ・・・。感想文ではなく、あらすじ・本の紹介をしているだけになっていました。これでは、読書感想文ではないので書き直すようにいいましたが、引用するときの書き方・仕方や引用文の長さはどのくらいが適切なのかなどについて調べて見ました。
本文や解説などを引用していいの?
読書感想文とは、本を読んだ自分の思いや考え方・心の動きを書いていく作文なので、できるだけ自分の言葉を使って書くほうが良いです。とても印象に残った言葉や文章を書くことで、自分の思いがより伝わるようなときには引用するのもいいです。
ただし、引用するときには必要な部分だけを引用するようにしましょう。
引用の書き方・引用の仕方
本の一部分を読書感想文に引用するときには、どのように書いたらいいのでしょう。引用するときには「かぎかっこ」と「二重かぎかっこ」のいずれかを使いますが、それぞれ使い方がありますので紹介します。
かぎかっこ「」
本の会話文や語句を引用するときに使います。
かぎかっこは、この他にも語句を強調したりするときにも使われます。
二重かぎかっこ『』
会話文の中などに、引用文を使うときに二重かぎかっこを使います。
例えば、「私は本に書かれていた『友達を思いやる気持ちが大切だ!』ということを言った。」というように使います。
引用文の長さ
読んだ本の一部を引用するときには、どの程度の文章を引用したらいいのでしょう。
読書感想文にあらすじを書いたり、引用して文字数を稼ごうとしますが、基本的にはあらすじは書く必要がありません。引用した文章が5行(約100文字)などとなると長いように思いますね。長くても一文で原稿用紙2行以内に収めたほうが良いと感じますが、その文章の中で本当に必要な言葉だけを抜き出すほうが適切です。
まとめ
引用したあとには、きちんと自分の気持ちを書いてあげます。本を読んで印象に残ったのは「◯◯」でした。ではなく、なぜ印象に残ったのか、どう思ったのかを書いてくために引用を使うので上手に引用を使うといいです。
子供は文字数を増やすために、むやみやたらに引用を使いますが、本の内容を写しているだけで感想文になっていないときには、読書感想文の書き方を教えてあげる必要があると思います。