ランドセル売り場やホームページを見てもランドセルのサイズ表記で「A4フラットファイル」と「A4クリアファイル」があります。A4フラットファイルが主流という声を聞きますが、私の住んでいる地域の小学校ではA4クリアファイルが主流で、A4フラットファイルを使うことはありませんでした。そのため、あまり気にしていませんでしたが、大容量のほうが荷物をランドセルに沢山入れられるしいいかなぁと思い、A4フラットファイルとA4クリアファイルの違いについて調べてみました。
A4フラットファイルとA4クリアファイルとはどんなもの?
【A4フラットファイル】
学校のプリントやテスト用紙などをまとめてファイリングすることができるもので、プリントに2つの穴を開けて綴じることができます。A4用紙を綴じるので、プリントをA4フラットファイルに綴じるため、綴じ位置やA4用紙を保護するためにA4フラットファイル自体が少し大きく作られています。また、厚みがあるので何十枚とプリントをまとめることができます。
サイズ:(高さ約310mm×幅約230mm)
【A4クリアファイル】
こちらは、綴じるのではなく透明なファイルに収納するといった感じのものです。そのため、A4用紙サイズとほぼ同じサイズです。厚みが無く薄いのでプリントを入れ過ぎると形が変形したり、壊れたりすることがありますので、不要なプリントを整理する必要があります。
サイズ:(高さ約310mm×幅約220mm)
A4フラットファイルがスタンダードになっている
ランドセルを探しているとA4フラットファイル対応のランドセルが増えてきていますね。
・中村鞄
・フィットちゃん
・鞄工房山本
・イオン
・カザマランドセル
・萬勇鞄
・池田屋
・生田鞄
・黒川鞄
・セイバン
・オオバセイホウ
・神田屋鞄
・ふわりぃランドセル
など多くのランドセルメーカーがA4フラットファイル対応サイズにしています。大峡製鞄や黒川鞄は、A4クリアファイルサイズのランドセルも一緒に作っています。小学校でA4フラットファイルを使うことにしているところもあるようですし、先生によって違うこともあるようです。入学する小学校に聞いたり、入学する小学校に子供が通っているママに聞いてみたりして、A4フラットファイルを使っているか確認しておくといいですね。
調査時点でA4クリアファイルサイズのみを取り扱っているのは土屋鞄だけのようでした。
A4クリアファイル対応のランドセルにA4フラットファイルを入れてみた
我が家の子供は土屋鞄のランドセルを使っています。今までA4フラットファイルを使うことが無かったのですが、弟夫婦の子供のランドセルを買うのに参考にしたいということでA4クリアファイル対応ランドセルにA4フラットファイルを入れてみました。
真っ直ぐには入りませんね。少し斜めにしていれるしかなさそうです。
一層のこと、100均で買ったA4フラットファイルのサイズを自分で調整してしまえ!ということで、A4クリアファイルに入るサイズにカットしてみました。綺麗に収まりましたね。一手間入りますが、これでも良いのではないでしょうか。
A4クリアファイル対応ランドセルに入るA4フラットファイルがあった
【コクヨ】学校プリント用ガバットファイル
普通:高さ30.7cm×幅23.0cm
ガバット:高さ30.3cm×幅22.0cm
この1cmの違いで入るか入らないかが決まってしまいます。
さて、A4クリアファイル対応のランドセルのサイズは、内寸の横幅が22.3cmなのでガバットファイルは余裕で入りますね。
A4フラットファイルのメリットとデメリット
A4フラットファイルサイズのランドセルは良いところばかりだと思っていましたが、デメリットもあるので紹介します。
【メリット】
・大容量でランドセルに何でも詰める
・A4フラットファイルが真っ直ぐに入る
【デメリット】
・ランドセルの中で教科書などが左右で揺れる
・ランドセルが重くなる
A4フラットファイルは横幅23cm程、A4用紙サイズの横幅21cmで約2cmの幅の差があります。走ったりするとランドセルの中の教科書が左右にズレて片方に荷重が掛かり、片方の肩ベルトに負担が掛かり肩からズレて外れそうになることがあります。
まとめ
A4クリアファイル対応ランドセルでも、A4フラットファイルの横幅を22cm程度に切れば入れることができます。中に挟んだA4用紙をしっかりとカバーしてくれるので問題ありません。切り取るのが嫌であれば、横幅22cmのガバットファイルを購入するのも1つの方法です。
A4用紙サイズが入ればランドセルは問題無いわけですよね。そして、A4クリアファイル対応のランドセルを購入しても問題はありません。工夫して利用することができます。