冷蔵庫が故障してしまい、寿命がきたので新しい冷蔵庫を購入しないといけなくなりました。でも、どのメーカーの冷蔵庫を買ったらいいのか分かりませんよね。電器屋さんに行って店員さんの話しを聞いてきましたので、各メーカーの冷蔵庫の特徴をまとめてみました。どの冷蔵庫が家の使い方に合っているのか、選び方の参考にして頂けると思います。

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冷蔵庫メーカー5社の特徴

冷蔵庫を販売しているメーカーは10社程度あるようですが、その中でも有名なメーカー5社に絞って特徴を比較してみました。

・パナソニック
・日立
・三菱電機
・東芝
・シャープ

どこの冷蔵庫も同じだと思っていましたが、話しを聞いたらそれぞれに違いがあることを知りました。

冷蔵庫メーカー別比較

メーカー パナソニック 日立 三菱電機 東芝 シャープ
機種 NR-F503HPX R-XG5100G MR-WX52C GR-K510FWX SJ-GT51C
鮮度長持ち 微凍結パーシャル 真空チルド 氷点下ストッカー 速鮮チルド ステンレス・ミスト
冷蔵庫 ガラス棚 ガラス棚 ガラス棚 ガラス棚 ガラス棚
観音開き 観音開き 観音開き 観音開き 観音開き
冷凍室 真ん中
2段
120L
真ん中
3段
123L
真ん中
2段
119L
下段
2段
117L
下段
3段
152L
野菜室 下段
105L
下段
94L
下段
98L
真ん中
112L
真ん中
74L
横幅 650mm 685mm 650mm 650mm 685mm

詳細については下記にてまとめています。実際にお店で説明を受けた内容を紹介しています。

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パナソニックの特徴

背の低い人に優しいコンデンサーの位置が上部にある作りで、野菜室・冷凍庫の容量を多く取っている全体的にバランスの取れた冷蔵庫です。

冷蔵庫の特徴

冷蔵室最上部のものを取りやすくした

パナソニックの冷蔵庫は、コンデンサーの位置を下から上に移動しました。それにより、野菜室と冷凍庫の奥行きを取ることができました。コンデンサーは冷蔵室の一番上に移動しましたが、一番の奥は手が届かない場所なので物が取り出しにくい場所です。そこにコンデンサーを移動することでスペースの有効活用をしています。

微凍結パーシャル

食材や食料をまとめ買いしたり、作りおきする人におすすめの微凍結パーシャルは、食材や料理の鮮度を7日間たもつことができる機能です。冷蔵室やチルドよりも低い-3℃という微凍結状態で保存することで食品の鮮度を長持ちさせることができます。冷凍すると、解凍しないと切れなかったり、はがせなかったり、欲しい分だけ取り出せなかったりしますが微凍結パーシャルならそんなことがありません。

冷凍庫の特徴

ワンダフルオープン

冷凍庫も野菜室の引き出しも奥まで引き出すことができます。そのため、引き出しの奥にしまい込んだ野菜や食品も取り出しやすいです。100%全開に開くことで何がどこに入っているのか見やすいですし取り出しやすいです。100%全開で開くため、前方に広さに余裕がないといけません。

新鮮凍結ルーム

アルミ冷却プレートの上に置くことで、アツアツのままでも冷凍庫に入れて冷凍することができます。急速冷凍したものは冷凍庫に移すことで、新たにアツアツのご飯などを冷凍することができます。ごはんだけではなく、揚げ物や肉じゃがなどのおかずも美味しさと食感を残したまま冷凍できます。

野菜室の特徴

ワンダフルオープン

冷凍庫のワンダフルオープン機能と同じです。

Wシャキシャキ野菜室

野菜室の湿度コントロールをすることで野菜の鮮度を長持ちさせる機能が付いています。野菜から出る水分により野菜室の湿度が高くなると水腐れが起きやすくなりますし、低いと乾燥して痛みやすくなります。野菜が長持ちする湿度をコントロールするモイスチャーコントロールフィルターで調整してシャキシャキ感を1週間保ちます。

その他の特徴

ナノイー

菌やニオイなど目に見えないものを抑制する働きがあるナノイーを冷蔵庫内全てに行き届かせて冷蔵庫内を清潔に保ちます。冷蔵庫・冷凍庫・野菜室には様々な食品・食材が入っているため、ニオイや菌の繁殖が気になりますが、それをナノイーで抑制することができます。

パナソニックの冷蔵庫の特徴まとめ

パナソニックの冷蔵庫は売り場の中でも高級感のあるデザインで目を惹かれますが、値段も他のメーカーに比べたら高いです。新築や新居に引っ越すときの家電としてはいいですね。微凍結パーシャルは-3度なので凍るため、そのまま食べるとシャリシャリ感があります。コンプレッサーが上部にあるため音が気になるのではと心配しましたが、他とそんな大差はありませんでした。冷凍室が広いし、引き出しが100%開くし、デザインも良いと思います。

・高級感のあるデザイン
・冷凍庫が広い
・冷蔵庫の棚が全段強化ガラスで冷却効果大
・コンプレッサーが上部にある
・価格が高い
・前面に磁石が付かない

高級感があるので購入したときの満足感はあります。機能や性能も十分です。安く買いたいときは、商品の入れ替え時期に購入を検討するといいです。割引後の値段が他のメーカーの同じリッターの冷蔵庫と同じくらいで検討することができます。

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日立の特徴

電器屋さんでの売れ筋人気No1は日立だそうです。冷蔵庫の様々な機能と容量、値段から日立の冷蔵庫を選ぶ人が多いようです。

冷蔵庫の特徴

真空チルド

真空チルドルームを真空状態にすることで食品の酸化を抑えて、中に入れた食品の鮮度と栄養を保つことができます。温度は食品・食材を凍らせない温度、さらにプラチナ触媒でニオイを分解して鮮度を保つ炭酸ガスで鮮度を長持ちさせてくれます。この真空チルド機能により食材や食品により異なるようですが5日から7日ほど長持ちするようです。

高さを変えられる棚

日立の冷蔵庫は、冷蔵庫の棚の高さを変えることができます。細かく店の位置を変更することができるので、収納するものに対してすぐに変更できます。カレーを作った鍋をそのまま冷蔵庫に入れることもできます。冷蔵庫の中の棚だけではなく、扉部分の収納棚の高さも2段階で変えることができます。

冷蔵庫の一番上の棚の部分は背が低い人だと奥まで手が届きませんが、最上段の棚の位置を中段にセットすると155cmの高さになるので出し入れもしやすいです。

冷蔵庫の特徴

デリシャス冷凍

冷凍庫の一番上の棚は大型のアルミトレイになっていて素早く冷凍することができます。素早く冷凍することで、旨み成分や栄養素、美味しさを保つことができます。お肉をすばやく冷凍したり、温かいご飯も温かいままアルミトレイに乗せて冷凍することができます。

冷凍室3段ケース

冷凍室が大きなものを入れる深さ14cmのケース、アイスクリームなどの小物を入れる深さ8cmのケース、すばやく冷凍させるデリシャス冷凍スペースの3段になっています。2段だと冷凍食品などを積み重ねてしまい、下に入っているものが見えなく取り出すのが大変だったり、何があるのか分からないことがありますが、3段ケースなら上手に収納することができます。

野菜室の特徴

新鮮スリープ野菜室

野菜室はプラチナ触媒により炭酸ガスの濃度を高める仕組みになっているので野菜の栄養素の現象を抑えて長持ちさせてくれます。また、乾燥を防ぐために野菜室の水分を適切に保つことができるようになっています。野菜室に保管したものは、7日間経ってもみずみずしさが失われずにシャキシャキ感のある状態を維持することができます。

日立の冷蔵庫の特徴まとめ

日立の冷蔵庫の特徴は1週間のまとめ買いをしても野菜を新鮮な状態で保存することができる機能が人気のようです。また、真空チルドルームで肉や魚を保存しておくことで鮮度を保ったままおいしく食べることができます。深さのある引き出しではなく使い勝手を考えた3段トレイや2段トレイで整理しやすく取り出しやすいのもおすすめの点です。

・冷蔵庫の角が丸く省スペースでも開閉できる
・冷凍室が3段トレイで収納しやすい
・真空チルドで鮮度とおいしさを保つ
・冷蔵室の棚を自由に組み合わせて大きな鍋も入れられる
・野菜室と冷凍室の奥のほうが取り出しにくい

冷蔵室の扉の開きが左右に開くセパレートタイプと片側から開く右開きまたは左開きタイプの扉があります。扉の角が丸くなっているので壁との間がギリギリでも扉を十分に開くことができるデザインになっています。

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三菱電機の特徴

他のメーカーと同じ容量でも横幅が狭く、スリムな冷蔵庫となっています。冷蔵庫を置くスペースが狭いけど容量の大きな冷蔵庫が欲しい人におすすめです。

冷蔵庫の特徴

大容量なのにスリム

断熱材を従来品よりも薄くすることで幅が狭くても大容量を実現しています。設置幅が70cmしかなくても三菱電機の冷蔵庫なら600Lもの大容量冷蔵庫を設置することができます。奥行きが長くなっているのではと考えてしていますが約70cmなので他のメーカーと変わらないまたは短くなっています。

氷点下ストッカーD

買いだめした肉や魚の鮮度を保つために冷凍庫に入れてしまうと調理しようとすると硬くてすぐに料理できないという経験をしたことがあると思います。この氷点下ストッカーは、約-3℃~0℃で保存することで凍らせないで新鮮で美味しく保存スルことができ、すぐに調理することもできます。

冷凍室の特徴

切れちゃう瞬冷凍

冷凍庫に入れて凍らせた食材が解凍しないまま、冷凍庫から取り出したまま包丁で切れてしまう冷凍方法なので、解凍時間を考える必要がなく、冷凍のまま切って、調理することが出来てしまいます。カレーなどの液体のストックを冷凍しておいても、スプーンですくいとることができるので便利です。

美味しさをキープ

冷凍すると細胞にダメージを与えてしまい、解凍すると旨み成分が流れ出てしまいます。しかし、凍らせる時間を短くすることで細胞を壊すことなく凍らすことで解凍時に旨味成分が流れ出ることがなく美味しさを維持することができるるようになっています。

野菜室の特徴

朝どれ野菜室

野菜室の野菜の鮮度を長持ちさせるために、仕切りによって密閉し、水分の蒸発を抑えてうるおいを保つ構造になっています。そのため、みずみずしく・シャキシャキ感のある野菜のまま保存することができます。

また、3色LEDを搭載することで、光の力で野菜室に保存している間にビタミンや糖量などの栄養素を増やす効果があります。野菜室の中で、LEDライトで朝・昼・夜を作り出し、光合成を活用して野菜の栄養を増やす仕組みとなっています。

三菱電機の冷蔵庫の特徴まとめ

三菱電機の冷蔵庫の大きな魅力は、冷凍庫にあります。冷凍庫に収納した肉・魚・野菜など冷凍のまま切ることができるので、調理するまでの時間を短縮できます。今までは解凍しないといけないため、前日の夜に冷凍室や冷蔵庫から出しておいて解凍しないといけなかったのが、凍ったまま切って料理することができます。横幅が狭いスペースでも大容量の冷蔵庫を置くことができます。

・スリムなボディで省スペースで大容量
・チルドと氷点下ストッカーの両方がある
・冷凍のまま調理することができる
・長期保存よりも短期保存に向いている
・余った食材の冷凍や冷凍食品をまとめ買いする

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東芝の特徴

両腕が塞がっていても肘などでドアに触れるだけでドアが自動で開き、野菜をたくさん買う人におすすめです。

冷蔵庫の特徴

使いやすさが考えられている

東芝の冷蔵室は、冷蔵庫を使う人のことを考えた設計になっています。

冷蔵庫の扉部分に触れると、扉が開きます。触れたほうの扉だけ開き、もう片方のほうは閉じたままです。両手が塞がっているときなんかは、肘などで「ポン」と触れるだけでドアがオープンするので使いやすいです。

冷蔵室の棚はレイアウトを変えることができる自在棚で、冷蔵庫に入れる大きさによって棚の位置を変えて収納することができます。

速鮮チルド

速鮮チルドは-4℃で冷やすため、冷凍とは違いカチカチに凍らせるのではなく、凍るか凍らないかのギリギリのところで冷やします。そうすることで、鮮度とおいしさを保つことができます。

冷凍室で凍らせた肉や魚などを解凍するときには、解凍モードに設定することで約30分後には切れるまで解凍されます。

冷凍室の特徴

野菜も生のまま冷凍

野菜をそのままの形で冷凍するのではなく、調理しやすいようにカットしてからタッパーなどに入れて冷凍室に入れると美味しさそのまま冷凍してくれます。凍らせても、かたまりにならないので料理に使いたい分だけ取り出すことができます。

仕切り板付き収納ケース

下段にある仕切り板は、仕切り板を動かすことができ簡単にレイアウトを変更できます。袋の冷凍食品、保存容器、箱などにまとめて収納でき、仕切り板でまとめて並べることができます。また、仕切り板で倒れたり、崩れたりすることも防止できます。

野菜室の特徴

よく使う野菜室が真ん中

野菜室が真ん中の段にあるので、出し入れするのが楽です。野菜をたくさん買いだめする人やよく使う人は真ん中に野菜室があったほうがいいですよね。一番下の下段にあるとしゃがんだり、かがんだりする回数が増えるので大変です。

新鮮摘みたて野菜室

野菜のみずみずしさを保つために4つの機能が搭載されています。

・うるおい自動補給で高湿度をキープ
・光触媒ルネキャットでエチレンガス分解
・低温安定で野菜を休眠状態に
・Ag抗菌ボックスで清潔に保存

この4つの機能で新鮮な野菜の状態を保つことができます。

東芝の冷蔵庫の特徴まとめ

東芝の冷蔵庫は断熱材の厚みを薄くしたスリムな冷蔵庫です。他のメーカーにはない特徴として野菜室が真ん中にあることです。野菜をよく食べる、使う、料理するという人はしゃがんだりする回数を少なくするのに真ん中にあるタイプの冷蔵庫がおすすめです。

・野菜を美味しく保つ機能が豊富
・真ん中に野菜室がある
・スリムで大容量の冷蔵庫
・触れるだけでドア開く
・野菜をたくさん使う

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シャープの特徴

メガフリーザーという名前の通り、大容量の冷凍室が特徴の冷蔵庫になっています。

冷蔵庫の特徴

ステンレス・ミスト冷蔵室

冷蔵室は湿気を吸着するステンレスパネルがあり、食品の乾燥を防ぎ、うるおいを補給します。プラズマクラスターで冷蔵室内を除菌してくれますので、菌の増殖を防いでくれます。また、ラップをしないでそのまま入れても問題ありません。これはニオイも消臭するプラズマクラスターの効果のおかげです。

うるおいチルド

チルドルームに食品を入れておくことで、乾燥を防ぎ、鮮度を長持ちさせることができます。

冷蔵室の特徴

大容量のメガフリーザー

冷凍室の容量がとにかく大きいビックサイズです。冷凍食品や食品・食材を冷凍保存することが多い人におすすめです。3段収納になっていて大きさによって整理できますし、見やすいように整理することができるのが便利です。1段目のケースは仕切り付きで簡単に収納でき、仕切りは移動することができます。

野菜室の特徴

雪下シャキット野菜室

野菜の美味しさを保つために低温冷気で冷やすことでみずみずしさを長持ちさせます。

野菜室が真ん中

野菜室が中央部分にあるので取り出しやすくなっています。

シャープの冷蔵庫の特徴まとめ

冷凍室が大きいものが欲しいという人におすすめの冷蔵庫です。冷凍食品から調理済みの食材を小分けにして冷凍保存したりするのに向いていますし、収納や整理のしやすさを考えた仕切りが嬉しいです。

・大容量の冷凍室
・冷蔵庫のニオイを消臭する
・除菌効果で清潔に冷蔵室を保つ
・ラップをしなくても冷蔵できる
・野菜室より冷凍室を優先する

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まとめ

冷蔵庫の購入を検討していて、実際に電器屋さんで話しを聞いてみた結果、メーカー別で特徴がありましたので、一言でまとめると、

・パナソニック:バランスの取れた容量
・日立:スリムでありながら大容量
・三菱電機:冷凍技術で食材の鮮度を維持
・東芝:野菜室の容量が大きい
・シャープ:大容量冷凍室と除菌で清潔感を保つ

と言ったところでしょうか。

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